かいじゅうたちのいるところ
CINEMA

かいじゅうたちのいるところ

監督:スパイク・ジョーンズ
WHERE THE WILD THINGS ARE [ 2009年 アメリカ ]
あのチビッコにしては、ヨットの操縦できすぎな気がしましたが、カレンOによる音楽にしろ、ジム・ヘンソンの会社によるかいじゅうパペットにしろ、純粋に、純真に訴える気持ちのこもった映画だったと思います。スパイク・ジョーンズ版の『大人は判ってくれない』というか「田舎に泊まろう!」というか「ウルルン」みたいなものなんだけど、むしろみたいなものだっただけに、ボロボロ泣いてしまいました。

posted on 2010/01/30
アダプテーション
CINEMA

アダプテーション

監督:スパイク・ジョーンズ
ADAPTATION [ 2002年 アメリカ ]
センセーションを巻き起こした『マルコヴィッチの穴』再びの監督&脚本家によるコンビ第2作。脚本家チャーリー・カウフマンがなんと自分自身役を登場させる飛び技でもって、『マルコヴィッチの穴』で成功と名声を得た後の新作の脚本がうまく書き進められないスランプで悩み苦しむストレスをヤケクソで描いているように見えて、なんのこれしきチャーリー・カウフマンはやはりタダモノではないなと唸らずにはいられない映画でありました。現実世界の状況がいつしかファンタジーゾーンに入り込んでいる巧みな展開で、不思議な感覚に魅せられます。本人役が映画の中で動いているだけに、チャーリー・カウフマンの双子の弟ドナルド(ニコラス・ケイジの二役)なんて、途中まで半信半疑ながらも実在するのだろうなと思っちゃいますよ。脚本ばかりに焦点が当てられがちですが、役者も監督も力量ほとぼしる立派な仕事っぷりで、スパイク・ジョーンズのこだわりが炸裂してたオープニングは本当に素晴らしかった。

posted on 2004/04/15
マルコヴィッチの穴
CINEMA

マルコヴィッチの穴

監督:スパイク・ジョーンズ
BEING JOHN MALKOVICH  [ 1999年 アメリカ ]
ジョン・マルコヴィッチは知らなくとも、その狙った邦題にそそられて面白半分に観に行った客は、この映画をどう思うものだろうか。確かにシュールなお笑い多々あれど、こうもシリアスな人間ドラマが展開されようとは。ジョン・マルコヴィッチともうひとりの本人役の活躍に心から拍手を送りたい。

posted on 2000/09/05

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