

大誘拐 クォン・スンブン女史拉致事件
Mission Possible : Kidnapping Granny K
監督:キム・サンジン
2007年 韓国
岡本喜八の『大誘拐 RAINBOW KIDS』の韓国リメイク作。韓国らしいテンション高めなコテコテ感たっぷりで面白い。KORAILの貨物列車使ってて、なかなかのスケール。樹木希林の役どころは特に見もの!


アフター・ザ・ハント
After the Hunt
監督:アメリカ・イタリア
2025年 ルカ・グァダニーノ
カットの声の後にかかるEverything But The Girl「Nothing Left To Lose」。流れでアルバム『Fuse』を聴く。ボリューム下げろと言われる前に、晩ご飯に呼ばれた。


DEPECHE MODE: M
Depeche Mode: M
監督:フェルナンド・フリアス
2025年 イギリス
感無量。1990年を最後に来日公演のないデペッシュ・モード。ライブ未体験な自分にとって、最もライブに近い体験だったと思う。デイヴの姿勢の良さよ!映画でも十分ありがたい気持ちになれたけど、やっぱりライブが観たい!何処かの国にデペッシュ詣するタイミングを探っていきたい。


エストニアの聖なるカンフーマスター
Nahtamatu Voitlus
監督:ライナル・サルネット
2023年 エストニア・フィランド・ラトビア・ギリシャ
『不思議惑星キン・ザ・ザ』のようなトンチキな怪作として楽しめる。キン・ザ・ザを観た頃に観てたら、同じように大喜びしていたかもしれない。エストニア本国で作品賞を獲ってるみたいで、エストニアという国への関心が高まった。


犬みたいな日の午後
A Hot Roof
監督:イ・ミニョン
1995年 韓国
コメディながらも、女性たちが猛暑の真夏に団地の屋上に籠城することから『狼たちの午後』(Dog Day Afternoon)に寄せたタイトルになっているのだろう。事件の発端はDV夫の撲殺だが、居合わせた女性同士ひと揉めふた揉めしつつも、次第に女性の権利や差別、不満等々に連帯して、社会を巻き込んでいく快作!


ワン・バトル・アフター・アナザー
One Battle After Another
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
2025年 アメリカ
冒頭の音にブッ飛ばされて一発でスイッチが入り、映画の世界に没頭。ジョニー・グリーンウッド素晴らしい!ディカプリオがリーアム・ニーソンじゃない分、余計にハラハラ!ショーン・ペンの怪演は『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツか!逃走追跡活劇としては『ミッドナイト・ラン』級の大傑作!VIVA LA PTA!!!


マレガオンのスーパーボーイズ 夢は映画と共に
Superboys of Malegaon
監督:リーマ・カグティ
2024年 インド
インドの自主制作映画でスーパーマンのパロディ作品の制作ドキュメントを以前NHKでやってたのを観てて、めちゃめちゃおもしろかったんだけど、その人たちがモデルの映画なんだ!って途中で気づいた。


ロング・トレイル!
A Walk in the Woods
監督:ケン・クワピス
2015年 アメリカ
ロバート・レッドフォードが縁遠くなったかつての友人ニック・ノルティと3500kmのアパラチアン・トレイル踏破を目指す話。おばあさんがスコットランドで山登りにチャレンジする『イーディ、83歳 はじめての山登り』という映画とも共通するところがあるけど、もろもろな事情はおばあさんとは違って、男二人はどこか気楽で、途中で諦めて帰るのも、これはこれでいい話だと思った。


レディ・マエストロ
De Dirigent
監督:マリア・ペーテルス
2018年 オランダ
『TAR』とはまた別の女性指揮者の姿を描いた、素晴らしい作品だった。女性がオーケストラの指揮者になるという苦難な道を最初に拓いたアントニア・ブリコの半生。途方もない障壁の数々と戦い、社会や業界の常識・固定概念を変えていくことの厳しさ。


ディープ・カバー 即興潜入捜査
Deep Cover
監督:トム・キングズリー
2025年 イギリス
即興芝居の先生と生徒が麻薬取引の潜入捜査するアクションコメディで、めっちゃおもしろかった! オーランド・ブルームはリアムをイメージして演じていたらしい。
