小島麻由美 [ 2003.12.17. 新宿リキッドルーム ]
LIVE

小島麻由美 [ 2003.12.17. 新宿リキッドルーム ]

なんと今年3回目! それだけ彼女が活動的だったというのが驚きであり、嬉しいことでもあった小島麻由美イヤー2003年。ミニアルバム『面影』のリリース記念を兼ねての冬公演は、そうした1年間の余裕からか、珍しくおしゃべりの口数も多かったりして、混みすぎのリキッドルームに安堵の空気をもたらしてくれるのだった。彼女によると、この日の髪のセットはASA-CHANGにやってもらったらしい。ASA-CHANGは元ヘアメイクだったんですよ〜、とのこと。芸風は一貫しているものの、楽曲のクオリティがますます研ぎ澄まされてきているのが痛快でたまらないものがある。

set list
1.おしゃべり!おしゃべり! 2.恋はサイケデリック 3.エースのスペード 4.砂漠の向こう 5.面影 6.ポルターガイスト 7.眩暈 8.赤と青のブルース 9.黒い革のブルース 10.黒猫 11.蜜蜂 12.セシルのブルース 13.結婚相談所 14.結婚行進曲 15.パレード 16.ひまわり 17.恋の極楽特急 18.皆殺しのブルース 19.人間ぎらい
posted on 2003/12/25
TEENAGE FANCLUB [ 2003.03.03. 新宿リキッドルーム ]
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TEENAGE FANCLUB [ 2003.03.03. 新宿リキッドルーム ]

ものすごく良いのだけど、ものすごく大好きだから、1時間ちょっとの尺ではどうにも物足りなく思えるわけで、昨年リリースしたベスト盤より曲が少ないのは辛い。『13』からは一曲だけだし、佳曲揃いの『SONGS FROM NORTHERN BRITAIN』からたくさん演奏してくれたはいいが、「SPEED OF LIGHT」が聴けなかったのはとても残念だ。まあでもこの人たちにはいつまでもバンドを続けて欲しいし、ポール・マッカートニーのように60歳になってもライブやって、そこでも一緒に歌を口ずさみながら観たいものです。とりわけ好きな「YOUR LOVE IS THE PLACE WHERE I COME FROM」に、サマーソニック以来の「EVERYTHING FLOWS」は嬉しかったなぁ。髪を切ったノーマンはちょっとだけおすぎに見えた。

set list
1.ABOUT YOU 2.START AGAIN 3.DON'T LOOK BACK 4.YOUR LOVE IS THE PLACE WHERE I COME FROM 5.DID I SAY 6.STAR SIGN 7.WHAT YOU DO TO ME 8.VERISIMILITUDE 9.PLANETS 10.I NEED DIRECTION 11.MELLOW DOUBT 12.AIN'T THAT ENOUGH 13.THE WORLD'LL BE OK 14.THE CABBAGE 15.SPARKY'S DREAM 16.EVERYTHING FLOWS
encore
17.I DON'T WANT CONTROL OF YOU 18.DISCOLITE 19.THE CONCEPT〜SATAN
posted on 2003/03/05
ソウル・フラワー・ユニオン [ 2002.12.17. 新宿リキッドルーム ]
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ソウル・フラワー・ユニオン [ 2002.12.17. 新宿リキッドルーム ]

opening act:ズボンズ
年末ソウルフラワー祭のチケットプレゼントが当たったので、行ってきました。終演後「中川敬語録」という本を買った人へのサイン会もあるという、何やら楽しげな雰囲気。結局、サイン会の様子は見ずに帰ったものの、とても楽しいまさに祭なイベントでした。まず登場のズボンズ。彼らを観るのはいつだったか代々木公園でのフリーライブ以来だけど、相変わらず凄まじいテンションのドン松尾でしたが、彼の異様に痩せた体に思わず「細っ!」と発してしまいました。昔の体型の記憶はないけど、かなり細かったです。まぁ、そんなことは置いといて前座としては盛り上げすぎだろうと思えるほど激しく熱く楽しいライブでした。「Mo’ Funky」で踊りまくり。ズボンズのライブのノリは大好き。中川敬も「ズボンズに入りたい」というほど、ライブバンドとして本当に魅力があるなぁと感じました。その後のソウルフラワーは往年のキャリアの余裕を見せてるような見せてないような姿勢でとてもフレンドリーに楽しませつつも、いわゆる浪花節のコブシの効いた独特のロックで次第に場もお祭状態になってましたね。アンコールではニューエスト・モデル時代の「EMPTY NOTION」もプレイ(わー!)。さらに二度目のアンコールではズボンズを迎えてストーンズの名曲「悪魔を憐れむ歌」をドン松尾のボーカルでプレイ(わーわー!)。ステージもフロアも激しくエネルギッシュに燃えて気持ち良く終演。いい祭だったなぁ。

set list
1.サヴァイヴァーズ・バンケット 2.リキサからの贈りもの 3.ターキッシュ・ソング 4.神だのみより安上がり 5.クレイジー・ラヴ 6.夕立とかくれんぼ 7.ビッグ・アップル〜戦火のかなた 8.満月の夕 9.風の市 10.荒れ地にて 11.PEOPLE GET READY 12.パンチドランカーの夢 13.ノー・リグレッツ 14.こたつ内紛争 15.殺人狂ルーレット 16.海行かば山行かば踊るかばね
encore 1
17.乳母車と棺桶 18.エンプティ・ノーション
encore 2
19.悪魔を憐れむ歌(with ズボンズ)
posted on 2002/12/21
LOVERS ROCK “FAMILY SONG” [ 2002.02.11. 新宿リキッドルーム ]
LIVE

LOVERS ROCK “FAMILY SONG” [ 2002.02.11. 新宿リキッドルーム ]

出演:POLARIS、NATHALLIE WISE、special guest 永積タカシ
SPECIAL GUEST DJ:渡辺俊美
結論から言えば、フィッシュマンズとソウルセットは巨大すぎる存在なんだなということが、この日改めてわかったように思う。前身バンドと比較されてしまうことは非常につらいことだろうと思うけど、ポラリスには「光と影」という大名曲が出来ている以上、逃げずに戦って欲しい。おそらく日本で最高レベルの音とリズムを表現し得るプレイヤーがいるだけに、全てはオオヤユウスケにかかっているのかもしれない。ライブはとても気持ちのいいものだったが、手放しで絶賛するにはまだまだ早い、そんな状態。長い目で見守っていきましょう。ナタリーワイズはダメってわけじゃないけど、個人的には好きになれないというか、とにかくもどかしかったし、立って観てるのがつらかった。ビッケも座ったままで、無理やり自分を抑え込んでいるように思えて、その反動はいつかソウルセットで爆発してくれるのか? 頼むぞビッケ! そして、この日のおスペだった永積タカシはスーパー・バター・ドッグからひとりで登場。高野寛つながりで中村一義じゃないかと少しだけ期待してたけど、こっちでした。バター犬は全く聴いたことなかったのだけど、随分と渋い拓郎チックな歌を唄うんだなぁと思った。

posted on 2002/02/12
MERCURY REV [ 2001.12.18. 新宿リキッドルーム ]
LIVE

MERCURY REV [ 2001.12.18. 新宿リキッドルーム ]

ジョナサン、今回も華麗に舞ってました。一歩間違えればエスパー伊東になっちゃいそうなアヤしい舞いっぷりですが、そんなことより素晴らしい音楽に感謝感謝。グラスホッパー、今回もいいギターをたっぷり聴かせてくれました。サウンドにおけるバンドの核はやはり彼のギターでしょう。泣きのギターソロも立派にこなしつつ、ビール瓶使ってスライドノイズとまさに職人。口元に海苔がついてるようなヒゲ生やしてますが、そんなことより素晴らしい音楽に感謝感謝。サマーソニックではスケールにただただ圧倒されてしまったわけでしたが、今回は間近でじっくりマーキュリー・レヴ・サウンドの全身浴に浸りまくり。気持ち良くておもしろかった! 昨年はヨ・ラ・テンゴ、一昨年はフレーミング・リップスと年末は素敵なライブが観れて、最高! 2002年も期待してますよ。

set list
1.THE FUNNY BIRD 2.CHAINS 3.TIDES OF THE MOON 4.TONITE IT SHOWS 5.CAR WASH HAIR 6.DELTA SUN BOTTLENECK STOMP 7.HOLES 8.FRITTERING 9.LINCOLN'S EYES 10.PLANET 11.NITE AND FOG 12.LITTLE RHYMES 13.YOU'RE MY QUEEN 14.GODDESS ON A HIWAY 15.SPIDERS AND FLIES 16.OPUS 40
encore
17.CHASING A BEE 18.SAW 19.HERCULES 20.THE DARK IS RISING
posted on 2001/12/20
IAN BROWN [ 2001.12.04. 新宿リキッドルーム ]
LIVE

IAN BROWN [ 2001.12.04. 新宿リキッドルーム ]

ガニ股チンピラ風情はそのままに、APEの服を着て変なパントマイムアクション(新ネタ)をしつこく披露し、ゴキゲンよろしく頭の上で拍手と、先祖返りもますます進行中のスーパー・ヒーロー・フロム・マンチェスター・イングランド、イアン・ブラウン。彼に合わせて演奏してるはずなのに、第一声から外したキーそのままに歌いきる天性のヴォーカルは、今回もしっかり堪能できました。それでも、マイクひとつでステージに立つイアンは本当に頼もしい。なんでこんなに盛り上がれるのか不思議でしょうがないが、「やっぱりイアンが好き」ということなんだろう。曲と演奏そのものが素晴らしいのは確かで、あのパーカッションはいつも最高です。アジズは「今夜が山田」(ガキの使い)みたいだったな。アンコールの「F.E.A.R.」には本気でシビれました。ラストはイアン・ブラウン行進曲「MY STAR」で至福喝采、感動のフィナーレ。歌ってるイアンほったらかしで記念撮影はじめるバンドメンバー達が可笑しかった。やっぱりイアンです、これからも! 

set list
1.BUBBLES 2.STARDUST 3.WHISPERS 4.THE GRAVY TRAIN 5.SO MANY SOLDIERS 6.CORPSES IN THEIR MOUTHS 7.SET MY BABY FREE 8.NORTHERN LIGHTS 9.SHADOW OF A SAINT 10.LOVE LIKE A FOUNTAIN 11.DOLPHINS WERE MONKEYS 12.GOLDEN GAZE 13.FOREVER AND A DAY
encore
14.F.E.A.R. 15.MY STAR
posted on 2001/12/05
LIVE

LIVE JAPAN Vol.7 [ 2001.02.07. 新宿リキッドルーム ]

出演:GREAT3、SUGIURUMN、NORTHERN BRIGHT
ノーザン・ブライト、真城めぐみのカラオケで盛り上がったスギウラムに続き、4日のときとはセットを入れ替え、この日のGREAT3も申し分ないカッコ良さだった。主催者ロッキング・オンJAPAN編集長、鹿野淳が「この日はLOVE NIGHTにしたい」という意向だったためかわからないけど、アンコールの「SOUL GLOW」はまさにこの日を象徴する彼らからの愛のプレゼントだったと思う。「誰ひとりとしてわかりあえない冷酷かつ無情な世界、それでも愛だけは悪戦苦闘しても忘れたくない、疑いたくもない・・・」 歌詞が非常に身にしみた素晴らしいライブが終わり、ひとり家路に着くのであった。

GREAT3 set list
1.OPEN MY EYES 2.マイ・ウェイ 3.BEE 4.QUINCY 5.影 6.R.I.P 7.METAL LUNCH BOX 8.エデン特急
encore
9.SOUL GLOW
posted on 2001/02/07
YO LA TENGO [ 2000.10.26. 新宿リキッドルーム]
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YO LA TENGO [ 2000.10.26. 新宿リキッドルーム]

21世紀まであと67日というこのとき、ヨ・ラのステージを見届けることができたのは本当に恵まれているように思える。100%至福な空間と化した彼らのステージ。ダンプさんは、その名のとおり巨大だった。彼が唯一リード・ヴォーカルをとった大好きな「Stockholm Syndrome」が聴けて、とても嬉しかった。三人編成で彼らほど豊かに音楽を奏でられるバンドは、ちょっと他では見当たらない。演奏の非の打ちようのない巧さもさることながら、お客さんも含めたライブの楽しさをしっかり演出し、だからこそ絆ともいえるファンとバンドの素敵な関係が築かれ、ヨ・ラ・テンゴのライブが誰であっても特別なものになっているのだと思う。

set list
1.NIGHT FALLS ON HOBOKEN 2.LET'S SAVE TONY ORLANDO'S HOUSE 3.FROM BLACK TO BLUE 4.TOM COURTENAY 5.TEARS ARE IN YOUR EYES 6.THE CRYING OF LOT G 7.SHAKER 8.STOCKHOLM SYNDROME 9.CHERRY CHAPSTICK 10.NOWHERE NEAR 11.YOU CAN HAVE IT ALL 12.LITTLE HONDA 13.AUTUMN SWEATER 14.BLUE LINE SWINGER 15.OUR WAY TO FALL
encore 1
16.TILL THE END OF THE DAY 17.DEEPER INTO MOVIES 18.CAST A SHADOW
encore 2
19.I WANNA BE YOUR BOYFRIEND 20.SUGARCUBE 21.DREAMING
posted on 2000/10/28

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