小島麻由美 [ 2003.02.28. 赤坂ブリッツ ]
LIVE

小島麻由美 [ 2003.02.28. 赤坂ブリッツ ]

昨年に引き続き新作『愛のポルターガイスト』を発表した彼女の単独ライブを観ることができて、本当に幸せだ。歌ってないときは相変わらずハラハラさせられっぱなしだったけど、アクションも表情も最小限にあの見事なほど妖艶な声で歌う彼女はとにかくカッコ良い。ASA-CHANGを中心としたおっさんばかりの激渋バンドは、ゲストに新作で参加したサックス・菊地成孔を加え、それはそれは大変に艶やかで素晴らしく、客として何とも贅沢な気分を味わうことができた。赤いホットパンツにブーツという彼女に春の訪れを感じた一夜でした。

set list
1.愛のポルターガイスト 2.恋はサイケデリック 3.ショートケーキのサンバ 4.ロックステディガール 5.真夜中のパーティー 6.セシルカットブルース 7.月の光 8.蜜蜂 9.はつ恋 10.背後に気をつけろ! 11.赤と青のブルース 12.ハードバップ 13.黒猫 14.眩暈 15.黒い革のブルース 16.結婚相談所 17.パレード 18.愛しのキッズ 19.恋の極楽特急 20.皆殺しのブルース
posted on 2003/03/01
UA [ 2002.12.02. 赤坂ブリッツ ]
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UA [ 2002.12.02. 赤坂ブリッツ ]

最新作『泥棒』に伴う形での今回のツアー。バイオリンやチェロを擁し、凛とした佇まいが際立っていたため、スタンディングで観るライブとしては多少腰が痛くなってしまったけど、ステージが神がかって見える瞬間は何度かあって、特に「ドア」と最後にやった「閃光」では驚異的なテンションを感じさせる鳥肌立ちまくりのパフォーマンスでした。アンコールで歌ってくれた「ミルクティ」は純粋に嬉しかったです。

set list
1.泥棒 2.TORO 3.夜の風 4.数え足りない夜の足音 5.男と女 6.記憶喪失 7.青い鳥はいつも不満気 8.瞬間 9.空耳ばかり 10.青空 11.スカートの砂 12.ブエノスアイレス 13.ドア 14.世界
encore
15.ミルクティー 16.彼方 17.閃光
posted on 2002/12/05
ELVIS COSTELLO [ 2002.06.28. 赤坂ブリッツ ]
LIVE

ELVIS COSTELLO [ 2002.06.28. 赤坂ブリッツ ]

近年のコステロにはほとんど興味を失っていたのですが、今回はバンドでの来日公演ということだったので、それでも正直どうなんだろうという気持ちに支配されつつも、行ってみました。8年前のコステロ&ジ・アトラクションズが自分の本格的なライブ人生始まりだったわけで、コステロにはいろいろと感慨深いものがあったのですが、いざライブが始まるとそういったノスタルジーが全部フッ飛んでしまうほど、圧倒的に現役なオヤジパンクロッカーで盛り上がりまくり。まるまる太ったカラダでギター弾くのも大変そうだったけど、サービス精神ますます旺盛だし、2コーラス目はわざとキーを上げて別のコブシを披露したり、やりたい放題。バックバンドはベースこそブルース・トーマスではなかったものの、ドラムはピート・トーマスで、キーボードはスティーブ・ナイーブという、ほぼアトラクションズなもんだから、全体的に暴走しまくりですよ! 曲が始まって途中までなんの曲なのかわからないくらいハチャメチャなんだけど、これぞコステロの真骨頂なわけで、もう最高に楽しくて、有名無名の名曲がバンバン炸裂するし、あろうことか涙まで出てしまいました。目の前には小太りなイギリス人とおぼしき男性がいたのですが、その人のダンシングぶりも凄まじかったです。真後ろで爆笑ですよ。いいもん見れたー。

set list
1.45 2.WAITING FOR THE END OF THE WORLD 3.WATCHING THE DETECTIVES 4.SPOOKY GIRLFRIEND 5.(I DON'T WANT TO GO TO) CHELSEA 6.NEW LACE SLEEVES 7.TOKYO STORM WARNING 8.SOUL FOR HIRE 9.I HOPE YOU'RE HAPPY NOW 10.TEAR OFF YOUR OWN HEAD 11.TART 12.SO LIKE CANDY / YOU'RE NO GOOD 13.BEYOND BELIEF 14.OLIVER'S ARMY 15.DUST 16.(WHAT'S SO FUNNY 'BOUT) PEACE,LOVE AND UNDERSTANDING? 17.RADIO RADIO
encore 1
18.SMILE 19.WHEN I WAS CRUEL NO.2 20.UNCOMPLICATED
encore 2
21.ALIBI 22.YOU BELONG TO ME 23.PUMP IT UP
encore 3
24.EPISODE OF BLONDE 25.LIPSTICK VOGUE 26.I WANT YOU
posted on 2002/06/29
BELLE AND SEBASTIAN [ 2001.11.14. 赤坂ブリッツ ]
LIVE

BELLE AND SEBASTIAN [ 2001.11.14. 赤坂ブリッツ ]

素晴らしかったです。総勢13名によるモダン・ロック楽団が奏でる珠玉ソングの数々。半ば膠着状態の客席ではあったけれど、誰もが最近忘れてる何かを目の前のステージを凝視して思い出していたことだろうと思う。あくまで普段のままのキャラクターで、あくまで純粋に、あくまで音楽は楽しく、そして何より美しい。音楽共同体の理想形として、永遠に戦い続けて欲しいと思った。

set list
1.LE PASTIE DE LA BOURGEOISIE 2.THERE'S TOO MUCH LOVE 3.THE MAGIC OF A KIND WORD 4.IF YOU'RE FEELING SINISTER 5.MAYFLY 6.JONATHAN DAVID 7.BLACK AND WHITE UNITE 8.THE MODEL 9.IN A NUTSHELL 10.LAZY LINE PAINTER JANE 11.SIMPLE THINGS 12.THE BOY WITH THE ARAB STRAP 13.YOU MADE ME FORGET MY DREAMS 14.FAMILY TREE 15.THE STATE I AM IN 16.JUDY AND THE DREAM OF HORSES 17.THE WRONG GIRL 18.WOMEN'S REALM 19.LEGAL MAN
posted on 2001/11/15
CHARA [ 2001.11.03. 赤坂ブリッツ ]
LIVE

CHARA [ 2001.11.03. 赤坂ブリッツ ]

名越由貴夫(G)、會田茂一(G)、山崎透(key)、五十嵐慎一(key)、ASA-CHANG(Per)、新居昭乃(Cho)、YOSHIYOSHI(Cho)に、GREAT3から高桑圭(B)、白根賢一(Dr)のリズム隊を加えた豪華なバックバンドを従えた今回のツアー。普段のオトボケおやじから一転、ギター弾きに徹したアイゴンのカッコイイこと! 会場内のGREAT3の知名度の無さは個人的にショッキングだったものの、存在感十分のふたり。特に賢ちゃんとASA-CHANGの打の共演はかなり見応えがあった。なぜか締めのあいさつも賢ちゃんがやらされてたし(かなりはにかんでた)。そんな周囲をひとつにまとめ、際立つ存在感で圧倒してたCHARAはやはり凄いと思った。「スカート」のつかみから完全に持って行かれた感じ。一体となった空気が生んだ「やさしい気持ち」の至福感、「Duca」の開放感。窮屈なステージ前方を気遣う姿も印象的な、とっても素敵なライブだった。

set list
1.スカート 2.ため息の実 3.イエローバルーン 4.キャラメルミルク 5.SWALLOWTAIL BUTTERFLY 〜あいのうた〜 6.あたしなんで抱きしめたいんだろう? 7.やさしい気持ち 8.ミルク 9.この遊びを恋と笑らって 10.70%−夕暮れのうた 11.タイムマシーン 12.LULU 13.ミシン 14.TADD 15.DUCA 16.あたしのかわいい手
encore
17.しましまのバンビ 18.ボクにうつして
posted on 2001/11/04
斉藤和義 [ 2001.05.19. 赤坂ブリッツ ]
LIVE

斉藤和義 [ 2001.05.19. 赤坂ブリッツ ]

圧倒的な女性ファンの多さも納得ながら、ライブの凄まじさは性別関係なく心底ホレボレしてしまう。もはや不動のSEVENトリオでの演奏は、現日本最強の3ピースといって過言はないだろう。前半は新曲を中心に徐々に会場の温度を上げ、後半「歌うたいのバラッド」以降は客もステージもテンション上がりまくりの怒涛の展開へ。ギタープレイの冴え具合たるや、何かが乗り移っているかのような、ワインでご機嫌なせいもあるだろうけど、とにかく驚愕! 大幅にアレンジを加えられた「ジレンマ」に思わず半泣きで感動しつつ、本編終了。アンコールではさらにワインを飲み干し、さらにヒートアップと、止まるところを知らない。大合唱の「歩いて帰ろう」「月影」で締めて、客電とアナウンスが鳴ったのに、また出てきてくれたよー! 熱いファンたちって本当にステキ。幸福感で充満した会場で最後に一曲「すっぱいぶどう」。もう、終わりだーー!! 帰れーーー!!!と笑顔で叫んでステージを去った斉藤和義。むちゃくちゃカッコイイです。気づいたら3時間弱の長丁場。本当にお疲れ様でした。次回のツアーも楽しみに待ちましょう!

set list
1.WET SONG 2.砂漠に赤い花 3.幸福な朝食 退屈な夕食 4.ALRIGHT CHARLIE 5.GOOD TIMING 6.アパカバ 7.JACKPOT 8.劇的な瞬間 9.赤いひまわり 10.新曲(曲名未定) 11.テレパシー 12.アロワナ 13.歌うたいのバラッド 14.ロケット 15.ささくれ 16.MOJO LIFE 17.シルビア 18.僕の踵はなかなか減らない 19.ジレンマ
encore-1
20.BAD TIME BLUES 21.黄金のサンダル 22.TOKYO BLUES 23.何処へ行こう 24.HEY! MR.ANGRYMAN 25.歩いて帰ろう 26.月影
encore-2
27.すっぱいぶどう
posted on 2001/05/21
AJICO [ 2001.03.19. 赤坂ブリッツ ]
LIVE

AJICO [ 2001.03.19. 赤坂ブリッツ ]

完璧と形容するにはあまりに容易すぎて恥ずかしい気もするのだけど、CD以上に本当に言葉を失うくらい最高レベルのライブ・パフォーマンスだった。思い思いに歌を歌い、思い思いにギターを刻み、思い思いにベースと戯れ、思い思いにドラムを打ち鳴らす。バンドの4人の個性がそれぞれ強烈に際立ちつつも、一糸乱れぬ完全体の結晶と化す叙情的なAJICOのグルーヴ。彼らの旅が終着を迎えようとも、至高のライブ体験となったこの日のステージを忘れることはないだろう。

set list
1.青い鳥はいつも不満気 2.TAKE5 3.すてきなあたしの夢 4.美しいこと 5.金の泥 6.GARAGE DRIVE 7.毛布もいらない 8.悲しみジョニー 9.深緑 10.ペピン 11.歪んだ太陽 12.フリーダム 13.波動
encore
14.ひまわり 15.午後 16. カゲロウソング
posted on 2001/03/20
J MASCIS & THE FOG [ 2001.02.17. 赤坂ブリッツ ]
LIVE

J MASCIS & THE FOG [ 2001.02.17. 赤坂ブリッツ ]

OPENING SPECIAL GUEST:NUMBER GIRL
まさにROCKTRANSFORMED状態の壮絶なライブだった。両者による気合の入った演奏には誰もが心を奪われたことだろう。チケットの売れ行きが芳しくないことからオープニング・ゲストに白羽の矢が立った福岡市博多区出身ナンバーガール。「タッチ」から始まった1時間弱の演奏は、インターミッションのほとんどない濃厚すぎる怒涛の直球勝負。激しくも鋭く高度な演奏力で、向井くんのメガネもズレ気味!チャコちゃん、今回もステキにカッコよかった! しかし、やはり本日の真打はJ マスシス!! ナンバーガールがなんぼのモンじゃいと、それほどの勢いでギター弾きまくってて、顔までしかめたりして、それでも弾きまくってて、歌い出すとやっぱりJ マスシスで、それはもう果てしなくロックな佇まいだった。アンコールでのサーストン・ムーア飛び入り(!)「MORE LIGHT」〜キュアー「JUST LIKE HEAVEN」のカヴァー〜「FREAK SCENE」の流れは、会場全体、究極のカタルシスが渦巻き、とめどなく激しい感動が!(泣) ロック幸せ! 

NUMBER GIRL set list
1.タッチ 2.ZEGEN VS UNDERCOVER 3.TUESDAY GIRL 4.OMOIDE IN MY HEAD 5.鉄風 鋭くなって 6.SASU-YOU 7.SAMURAI 8.TATTOOあり 9.日常に生きる少女 10.我起立一個人 11.転校生

J MASCIS & THE FOG set list
1.RAISANS 2.SAME DAY 3.I'M NOT FINE 4.I'VE HAD IT 5.REPULSION 6.WHERE'D YOU GO 7.ALL THE GIRLS 8.OUT THERE 9.BIG TRAIN 10.WAISTIN 11.BLOWIN' IT/LIVE FOR THAT LOOK 12.KEEP THE GLOVE 13.BACK BEFORE YOU GO 14.LOOSE 15.GET ME 16.THE LUNG 17.AMMARING 18.TV EYE
encore
19.MORE LIGHT 20.LITTLE FURY THINGS 21.JUST LIKE HEAVEN 22.THE WAGON 23.FREAK SCENE
posted on 2001/02/18

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