![ELTON JOHN [ 2007.11.20. 日本武道館 ]]( http://open-air.ot9000.com/wp/wp-content/uploads/2013/02/f0a5d64fc65a45d319d6b8c37fdc1fa6.jpg)
![LIVE](/images/live.png)
ELTON JOHN [ 2007.11.20. 日本武道館 ]
いやー長かった! 終わったら10時前。完全にソロのピアノ弾き語りとあって、ロックコンサートというよりクラシカルなリサイタルの如き重々しさとユルさが、変な疲れや眠気を誘ってきたりもしましたが、還暦とは思えないタフな歌と演奏には感服せずにはいられません。でもやっぱりバンドで聴きたい曲はバンドで観たかったなぁ。声は出てたけど、彼独特の高いキーでの裏声を全く使わなかったことと、そのせいか「Goodbye Yellow Brick Road」をやってくれなかったのが心残りです。それ以外の選曲はほぼ申し分なかったかも。ヨージ・ヤマモトに捧げると言って始まった今日のライブ、一列前の席に山本耀司本人がおられました。
![THE VERY BEST OF ELTON JOHN / ELTON JOHN]( http://open-air.ot9000.com/wp/wp-content/uploads/2013/02/1270623.jpg)
![ALBUM](/images/album.png)
THE VERY BEST OF ELTON JOHN / ELTON JOHN
コアなロックファンにとってエルトン・ジョンはおおよそ無視された存在なのかもしれない。『ライオン・キング』の音楽をやったことで、なおさら評価対象から外されることに拍車がかかったことだろう。しかしながら、彼の音楽、とりわけ70年〜80年代の音楽を聴くに、どこも否定しようのない素晴らしい音楽であることは間違いなく、この2枚組のベスト盤は本当に愛聴してきているものだ。今でこそ誠実そうないいおじさんでも、ハチャメチャな私生活を送ってきた変人ロックンローラーであること。普遍的なメロディーをあんなにも生み出す才能があっても詩が書けず、作詩家のバニー・トウピンとコンビを組んで大成功したこと。カツラには億単位とウワサされているほど金が注ぎ込まれていること。音楽的な接点が全くないようなビースティ・ボーイズが「BENNIE AND THE JETS」(かなり好きな名曲です)をカバーしていたり、グラミーのステージでエミネムと共演したりしたこと。何かと逸話が多いのも、凄みを感じてしまうが、とにかく「サー」の称号を持つエルトン・ジョンの名曲はいつ聴いても素晴らしいということだ。