SUMMER SONIC 2006 [ 2006.08.12-13. 千葉マリンスタジアム&幕張メッセ ]
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SUMMER SONIC 2006 [ 2006.08.12-13. 千葉マリンスタジアム&幕張メッセ ]

サマーソニック初日。今朝方寝ながらにして右足をつる非常事態に意気消沈するも、がんばって今日は5バンドもフルスケールで観ちゃいましたよ。m-floはマルイの浴衣着てたし祭って感じで楽しかったです。LISAも出てきてものすごく盛り上がりましたよ。こういうところにメタリカのTシャツ着てる人が、ノリノリになってたりしてるところがフェスならではですね。PHOENIXはあまり曲は知りませんがそこそこ楽しめました。DANIEL POWTERは延々エルトン・ジョン調で押し切ってましたね。くるりは終わってみたら普通のくるりだったなと。ロックンロールはよかったと思います。KEANEが突然のキャンセルで出口大混雑。例年通りの人ゴミと導線の頭の悪さは健在で係員の言うことは聞かないに限りますが、ステージ出口を絞って渋滞させて何のメリットがあるのか、全くわけわからん。SCRITTI POLITTIは終わりの数曲を寝たりしながら聴いて、最後はFLAMING LIPSの幸せだと泣きたくなる祝祭ライブ。たまたま早めにステージの方で休んでおこうと思ったら、開始予定20分前だったけど突然出てきて、KEANEキャンセルの穴埋めとばかりボヘミアン・ラプソディを始めだして大興奮の大感激! 続いて通訳を呼んで、残念がってるKEANEのファンをひとりステージにあげるからKEANEの曲を歌って欲しいということで、ファンの女の子がSomewhere Only We Knowを立派にこなす。とにかくリップスはその後の本編も合わせて本当に素晴らしかった!! サマーソニックでここまで感動したのは、何年か前のDEVOを観たとき以来だなぁ。余った時間でDAFT PUNK観たかったけど入場規制で断念して帰宅。去年よりステージエリア半分に縮小してこの結果も酷すぎだな。

おつかれさまぁ~のサマーソニック2日目。昨日帰ってからもビール飲んだりしたもんだからか今日は体が重く、お目当てのDJ SHADOW以外は終始チルアウト。ビーチに行ってみましたが、まんまビーチで海見てるだけで気持ちよかったです。ビーチで観たBIG STRIDESというバンドが雰囲気も合っていて楽しめました。DJ SHADOWはさすがクオリティ高かったけど、ちょっと前より硬派すぎたかなぁ。最後はMASSIVE ATTACKですが、カッコよかったけど100TH WINDOWのときほどテンション上がらず、3曲聴いて退場してしまいました。帰ったらガキの使いで山崎VSモリマン。毎回リプレイ見てるような展開ですが、今回もおもしろかったー。

今年のサマーソニックは、フレーミング・リップスのためにあったなと、もうそれにつきます。来年も見たいのが決まったら行きます。

PHOENIX set list
1. NAPOLEON SAYS 2. LONG DISTANCE CALL 3. CONSOLATION PRIZES 4. RUN RUN RUN 5. RALLY 6. IF I EVER FEEL BETTER 7. FUNKY SQUARE DANCE 8. TOO YOUNG 9. SECOND TO NONE

DANIEL POWTER set list
1. SONG 6 2. STYROFORM 3. WASTED 4. LOST ON THE STOOP 5. JIMMY GETS HIGH 6. LIE TO ME 7. FREE LOOP 9. BAD DAY 10. BACK ON THE STREETS 11. LOVE YOU LATELY

くるり set list
1.Tonight Is The Night 2.東京 3.ロックンロール 4.The Veranda 5.ばらの花 6.赤い電車 7.ナイトライダー 8.Ring Ring Ring 9.ワンダーフォーゲル 10.虹

Scritti Politti set list
1.SNOW IN SUN 2.ROBIN HOOD 3.AFTER 6 4.E11TH NUTS 5.COME CLEAN 6.DR ABERNATHY 7.BOOM BOOM BAP 8.SWEETEST GIRL 9.HANDS UP 10.COOKING 11.ROAD 2 NO REGRET 12.D TO THE O 13.WOOD BEEZ

The Flaming Lips set list
1.TA! TA! 2.RACE FOR THE PRIZE 3.FREE RADICALS 4.YOSHIMI PT.1 5.YOSHIMI PT.2 6.VEIN OF STARS 7.THE YEAH YEAH YEAH SONG 8.THE W.A.N.D. 9.NORNING OF THE MAGICIANS 10.SHE DON'T USE JELLY 11.DO YOU REALIZE??
encore
12.SPOONFUL

MASSIVE ATTACK set list
1.False Flags 2.Rising Son 3.Black Milk 4.Hymn Of The Big Wheel 5.Mezzanine 6.Teardrop 7.Angel 8.Future Proof 9.Safe From Harm 10.Inertia Creeps 11.Unifinished Sympathy 12.Group Four 
posted on 2006/08/14
FUJI ROCK FESTIVAL ’03(第3日) [ 2003.07.27. 苗場スキー場 ]
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FUJI ROCK FESTIVAL ’03(第3日) [ 2003.07.27. 苗場スキー場 ]

ついに苗場の地で雨にどしゃ降られたフジロック。にもかかわらず2日目土曜日のチケットは史上初の売り切れを記録し、3日間で10万人以上を動員と、興行的には輝かしい成功を収めたのだった。良くも悪くも人々のフジロックに対する期待と信頼が膨れ上がった結果だろうけど、あまり過大評価すべきではないことを伝えるには、いい雨だったのかもしれない。今年は土曜日に親戚の結婚式に出席する予定があり、日曜日のみの参加となったのだが、結果的にこれがいちばんよかったと思う。日曜は天気が良かったからだ! 本当に救われた気持ちになったのは、金曜土曜の惨劇を物語る会場のぬかるんだ地面を見たときで、雨が降らない今日はラッキーだなぁとつくづく思ったのだった。

つじあやの – field of heaven
会場に着いてひとまずグリーンカレーとカルビの串焼きを食べて移動。晴れた日差しのおかげで徐々に回復しつつあるぬかるんだ山道をてくてく歩き、新しく設けられたボードウォークを気持ち良く抜けていく途中で始まった朝11:30のフィールド・オブ・ヘブン一発目つじあやの。ウクレレひとつで弾き語る彼女の音楽を聴くには、湿った空じゃなくてよかったなぁとしみじみ。唯一持ってる最初のミニアルバム『君への気持ち』からの曲はなかったものの、いくつも耳にした曲があるという、改めて彼女がヒットメーカーとして活躍していることを思い知るのだった。

Counterfeit Beatles – green stage
本日のスペシャルゲストというかピンチヒッターとして登場したのが、前夜祭にも出演したらしい彼ら。いわゆるビートルズのれっきとしたものまねバンドなんだけど、お祭りにはもってこいでしたね。ちゃんとしたそつのない歌と演奏で、かなり楽しんでしまいました。サージェント・ペパーズの衣装で始まり、途中引っ込んだかと思えばポール役がソロで黒のハイネックに着替えて「YESTERDAY」。その後に再登場したメンバーはアビー・ロード仕様の衣装に変わってて、手抜きのないところが素晴らしい。「REVOLUTION」が聴けたのが嬉しかったです。

☆Yo La Tengo – white stage
移動しながら眺めてたグリーンステージのヴィンセント・ギャロがどうも歌う雰囲気ではなかったので、ホワイトステージ横の河原でトマトを食べたりしながら休憩して、いよいよお目当てのヨラテンゴへ。セットチェンジでやや時間が押してしまったせいか、あり得ないほど安そうなTシャツで登場したアイラが飛ばしまくる!! 曲が終わったらスタッフを待たず自ら楽器を取りに走り、決して楽器は壊さないものの怒りのテンションでノイズパフォーマンスもいつも以上に激しく動くのだった。名曲「TOM COURTNEY」を挟みつつもアイラのテンションは下がらず、後半から登場して共演したサン・ラのメンバーをも圧倒。どんなに誇張されて絶賛されてもおかしくない「NUCLEAR WAR」の名共演を残してステージを去ったものの、とにかく哀しいほど時間が足りなすぎた。12月に彼らが再来日することが決まったのが本当に救いだったが、こればかりは怒りを込めてフジロックを振り返らずにはいられない。

Nick Lowe – field of heaven
格別だった真っ昼間のヨラテンゴで満たされなかった気持ちを引き摺りつつ、フィールド・オブ・ヘブンでニック・ロウをチラ見。最後の一曲「(WHAT’S SO FUNNY ‘BOUT) PEACE, LOVE AND UNDERSTANDING?」だけ聴けた。こないだ来たときと同じ弾き語りスタイルでした。バンド形態での再来日を改めて乞う。

Steve Winwood – green stage
ステージ前方舗装部分と芝生のあいだの5メートル程度の帯が見事に深い泥沼と化していたため、今日は終始人垣はおろか立ち入る者さえまばらという有り様。これは主催者側も雨への備えが乏しかったと言わざるを得ないだろう。米所新潟だけに大量のワラでも用意しておけば、ここぞとばかりに撒けただろうに。そんなわけでドロドロ地帯の真後ろ、芝生地帯の一番前に座って観た大御所スティーブ・ウィンウッド。ステージ前ですら、ほんと局地的にしか人がいなかったのが申し訳なく思えるほど閑散としてましたが、彼のハモンドオルガンの有り難味、十分に堪能させていただきました。

Elvis Costello – green stage
フェスティバルの大トリを拒否した本日のヘッドライナー、コステロ。最後の1コ前に出たおかげで祭がイマイチしっくり締まらなかった印象も否めないわけですが、コステロは好き勝手やって帰っていきましたよ。ばっちり楽しかったです。コール&レスポンスにこだわるしつこさは愛嬌として、往年のパフォーマーとしての力量凄まじく、前回の来日と同じほぼアトラクションズとの演奏も支え合ってるというより飛ばし合ってるテンションで駆け抜けたあっという間の90分。師匠ニック・ロウとの共演を願っていたのに、残念ながら実現せず。せっかく同じ会場に来てたのに、悔やまれますなぁ。

Massive Attack – green stage
強烈なインパクトを与えた今年3月の来日公演から再び。そんなわけであのときの印象が強すぎて特別目が覚めるような思いはしなかったものの、「KARMACOMA」が新たなセットに加えられていたのが嬉しかった。「TEAR DROP」を聴きながらモグワイへ移動のため退場したのだが、コステロから居座ったままだった最前ブロックエリアはいつの間にか人がみっしりいて出るのが大変だった。

☆Mogwai – white stage
今日の最後を飾るモグワイ。といっても出演時間が22:30とかって、どう考えても遅すぎるよ! もう少しタイムテーブルを整理してもらって全体的に22時頃には終わるようにして欲しいなぁ。ステージ後方でも十分聞こえるほどデカすぎな音だったにも拘らず、体力的につらくて眠気が…。目潰しライトも避けたかったので、出口の橋に近い後ろのほうでほとんどウトウト聴いてました。ノイズという印象も特にはなかったし、いまのモグワイの音に接するにはウトウトでもいいのかなと思ったり。にしても音は異常にデカかったなぁ。ちょっと危険なデカさだったと思う。

今年は1日だけとあってか割と活発に動いてライブを観たような。でもやはり1日だけでは物足りないという思いもあり、せめてヨラテンゴだけでも全身満タンに満たして欲しかったという思いも強く残ってしまった今年のフジロック。来年こそは雨に降られない天気を祈りつつ3日間楽しみたいですね。あの泥のぬかるみを見ただけでもモチベーション下がったし、やっぱ今年は全体的に会場の空気がトーンダウンしてたように思う。梅茶漬けとかだまされたようなマズイ飯もいくつかあったしなぁ。僕自信も前日の結婚式での食べ過ぎ飲み過ぎがたたって胃腸がすぐれず、アルコールを全然口にしなかったしなぁ。まぁいろいろあったわけですが、今年の雨は苗場のフジロックにとって大きなターニングポイントとなってくれるのではないだろうか。赤字は出てないだろうから、ギャラの高いメンツを揃えたオールスターなラインナップに期待して、来年のフジロックを楽しみに待つとしよう。

つじあやの set list
1.お天気娘 2.サンデーモーニング 3.風になる 4.クローバー 5.明日によろしく 6.心は君のもとへ 7.雨音 8.春の陽射し 9.桜の木の下で 10.いつまでも二人で

Yo La Tengo set list
1.AUTUMN SWEATER 2.TODAY IS THE DAY 3.TOM COURTNEY 4.HOW TO MAKE A BABY ELEPHANT FLOAT 5.OUR WAY TO FALL 6.MOONROCK MANBO 7.LITTLE HONDA 8.NUCLEAR WAR

Steve Winwood set list
1.PEARLY QUEEN 2.DIFFERENT LIGHT 3.CIGANO(FOR THE GYPSIES) 4.BACK IN THE HIGH LIFE AGAIN 5.DEAR MR.FANTASY 6.BULLY 7.WHY CAN'T WE LIVE TOGETHER 8.GIMME SOME LOVIN'

Elvis Costello set list
1.I HOPE YOU'RE HAPPY NOW 2.TEAR OFF YOUR OWN HEAD (IT'S A DOLL REVOLUTION) 3.EVERYDAY I WRITE THE BOOK 4.BEYOND BELIEF 5.RADIO RADIO 6.EVERYBODY'S CRYING MERCY 7.CLUBLAND 8.CLOWN STRIKE 9.45 10.LESS THAN ZERO 11.(I DON'T WANT TO GO TO) CHELSEA 12.HONEY, ARE YOU STRAIGHT OR ARE YOU BLIND? 13.EITHER SIDE OF THE SAME TOWN 14.I CAN'T STAND UP FOR FALLING DOWN 15.UNCOMPLICATED 16.TART  17.DEEP DARK TRUTHFUL MIRROR〜YOU REALLY GOT A HOLD ON ME
encore
18.WATCHING THE DETECTIVES 19.PUMP IT UP 20.(WHAT'S SO FUNNY 'BOUT) PEACE, LOVE AND UNDERSTANDING?

Massive Attack set list
1.FUTURE PROOF 2.RISINGSON 3.ANGEL 4.BLACK MILK 5.KARMACOMA 6.TEAR DROP 7.MEZZANINE 8.NAME TAKEN 9.SAFE FROM HARM 10.INERTIA CREEPS
encore
11.ANTISTAR 12.UNFINISHED SYMPATHY 13.GROUP FOUR

Mogwai set list
1.KIDS WILL BE SKELETONES 2.MOGWAI FEAR SATAN 3.HUNTED BY A FREAK 4.YOU DON'T KNOW JESUS 5.HELICON 2 6.STOP COMING TO MY HOUSE 7.CHRISTMAS STEPS 8.HELICON 1 9.I KNOW YOU ARE BUT WHAT AM I? 10.RATTS OF THE CAPITAL
encore
11.ITHICA 27-9
posted on 2003/08/05
MASSIVE ATTACK [ 2003.03.25. 東京ベイNKホール ]
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MASSIVE ATTACK [ 2003.03.25. 東京ベイNKホール ]

special guest:DJ SHADOW
意表を突いて丁寧な自己紹介のあいさつを行なってスタートしたDJ SHADOW。ターンテーブルとCDJが2台ずつとサンプラーでやりますよー、なんて機材紹介までして、飾らないナイスガイっぷりもカッコ良く、本日のプレイはDJというより自身のライブというモードでサンプラーのボタンを随分と押しまくるという、その妙技も素晴らしく楽しませてくれました。サンプラーとVJの映像がシンクロするのが凄いと思った。あれは面白い。楽しい1時間を満喫して、舞台は闇に変わり、いよいよマッシブ・アタック。イラク攻撃で犠牲になった罪の無い市民のために1分間の黙祷が行なわれ、ショーがスタート。今回のツアーの目玉となっているインターネットで彼らのサイトから打ち込んだメッセージが反映されるという、インタラクティブLEDスクリーン(電光掲示板)が起動したときのワクワク感たるや! スペシャリスト揃いのミュージシャンによる演奏で、闇を切り裂く圧倒的なテンションのマッシブ・アタック協奏曲が全身に響く音圧で迫ってくる興奮。ホレス・アンディ、ドット・アリソン、デボラ・ミラーといったゲストボーカルのパフォーマンスも印象的だった。DJだったマッシュルームが脱退してしまったため、当の本人達はボーカルを取る曲以外はステージ上にいないという、DADDY Gに至っては2回ほどしか出番がなかったわけだが、あの巨大スクリーンによって彼らのライブにおける表現はスケール感を増し、メッセージもより強固なものとして感じられたと思う。猪木「小泉は甘っちょろい」、って出たときは大笑いしたけど、「戦争」「反対」「平和」とデカデカと出たときのインパクトは凄かったなぁ。かつてバンド名からアタックを伏せられた彼らの世界ツアー攻撃を僕は支持したいと思う。

set list
1.FUTURE PROOF 2.EVERYWHEN 3.RISINGSON 4.BLACK MILK 5.ANGEL 6.SPECIAL CASES 7.BUTTERFLY CAUGHT 8.FADE AWAY 9.TEARDROP 10.MEZZANINE 11.HYMN OF THE BIG WHEEL 12.SAFE FROM HARM 13.INERTIA CREEPS
encore 1
14.ANTISTAR 15.UNFINISHED SYMPATHY
encore 2
16.GROUP FOUR
posted on 2003/03/28

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