エベレスト 3D
CINEMA

エベレスト 3D

監督:バルタザール・コルマウクル
EVEREST [ 2015年 アメリカ ]
TOHOシネマズ新宿にてIMAX 3D版『エベレスト 3D』。公開2日目、山ガールブームは終わったのか、男性客だらけ。雪山遭難映画としては、わが国の『八甲田山』に遠く及ばない駄作なので、邦題に「3D」と追加したのは、興味をそそる意味でナイスだったと思う(2Dでの上映もあるわけですが…。あとソフト化するときどうするのだろう?)。凄い映像は観れる。凄いところだと思う。がしかし、肝心な山の迫力や怖さがイマイチ伝わりきらない作りで、自分もそこにいるかのような映画とのシンクロ率が低くて残念。

posted on 2015/11/10
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション
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ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

監督:クリストファー・マッカリー
MISSION: IMPOSSIBLE – ROGUE NATION [ 2015年 アメリカ ]
超一級!!! トム・クルーズのジャッキー化がえらいことになりつつある中、レベッカ・ファーガソンが惚れ惚れする格好良さ! イギリス人にしてはえらく綺麗だなぁ…と思って観てましたが、スウェーデン出身のハーフのようです。いつものチームに彼女の存在が加わったおかげで、007というよりルパン三世的なコンビ芸がより鮮明に見えたのも面白い。

posted on 2015/10/13
第七天国
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第七天国

監督:フランク・ボーゼイジ
7TH HEAVEN [ 1927年 アメリカ ]
サイレント時代のロマンチックな名作『第七天国』。下水道で働きながらも上を目指すポジティブな男と、義理の姉からいじめられっぱなしの娘との、美しいメロドラマ。階段を上るシーンなど、いま観てもグッとくるシーンが満載で素晴らしく、「下なんか見るな、いつも上を見ろ」という台詞にハッとする。子供時代の永六輔が淀川長治からこの映画の話を聞いたから、後に「上を向いて歩こう」を書いたのではないかとも言われているようだ。

posted on 2015/10/05
ガールズ・ステップ
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ガールズ・ステップ

監督:川村泰祐
[ 2015年 日本 ]
思った以上にずっと良くて、『リンダ リンダ リンダ』ばりの快作でした! 将来の榮倉奈々のような、石井杏奈のダンスのキレは流石プロ。ダンス部メンバー女子5人の友情と、何よりダンスの頑張りは、ベタだからこそ胸を熱くさせるものがあったと思う。恋愛メインでない、部活の青春映画は素直に気持ちよくなれますね。いまの時代、2012年度以降、中学の体育でダンスが必修になっているらしい。リズム感の底上げとともに、音楽的センスも変化していくのかもしれない。

posted on 2015/10/01
アイ・アム・サム
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アイ・アム・サム

監督:ジェシー・ネルソン
I AM SAM [ 2002年 アメリカ ]
ビートルズカバー集のサントラは聴いても、映画はずっと観ないままだった『アイ・アム・サム』、めっちゃよかった。もっと説教臭い映画かと思ってたけど、すごく気楽に小粋に楽しめて、本当によかった。特にミシェル・ファイファー、めっちゃよかった!
ビートルズの曲は勝手に涙腺緩んでしまうので、反則な気もするけど、ビートルズなしにこの父娘の関係は築けない「愛こそはすべて」な話でもあるから仕方がない。サントラに入ってても、Nick Caveの「Let It Be」とか劇中で使用されなかった曲があるけど、サントラ大ヒットしたからいいのかなぁ。映画の使用曲が全部カバーになったのは、ビートルズ自体の楽曲使用料が高すぎるかららしい。

posted on 2015/09/18
野火
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野火

監督:塚本晋也
[ 2014年 日本 ]
大岡昇平の戦争体験小説を塚本晋也監督念願の映画化。戦後70年、戦争体験者がいないからこそ、感動抜き、説明抜きに描ききった壮絶な戦場。味方の軍に味方がいない、ここまでくると生き延びることが正しいのかどうかさえわからない。劇場で体験できてよかったと思える、重要な作品。

posted on 2015/09/01
ナイトクローラー
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ナイトクローラー

監督:ダン・ギルロイ
NIGHTCRAWLER [ 2014年 アメリカ ]
リーサルウェポンシリーズ以来、久々にみたレネ・ルッソがこの映画の監督ダン・ギルロイの奥さんだったとは! 激ヤセした笑うセールスマンのごとく、死神くんとして仕事出来過ぎなジェイク・ギレンホールが凄い。めっちゃ面白かった!!

posted on 2015/08/27
男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋
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男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋

監督:山田洋次
[ 1982年 日本 ]
シリーズ第29作『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』は、絶望映画ともウワサされる一本。ヒロインはいしだあゆみ。第27作から満男役が吉岡秀隆に代わっているので、ふたりが出てるシーンは『北の国から』に見えてしまう。ただ今作の見所はそこではない。今作では、寅次郎が一目惚れしたヒロインにお世話して仲良くなっても、最後は彼女に男がいるとかでフラれて旅に出る、というお決まりのパターンで展開しない。寅次郎が恋をするのではなく、ヒロインから本気で惚れられるのだが、寅次郎はジェームズ・ボンドではなく、考え込んで柴又へ逃げ帰り、追いかけてきたいしだあゆみについぞ応えることができず、満男の前で涙を流すという、かくもシリアスな物語となっている。風の吹くまま気の向くままの寅次郎の業というか宿命を露呈したシリーズ異色の一本。フラれるより切ない。

posted on 2015/08/11
ファンダンゴ
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ファンダンゴ

監督:ケヴィン・レイノルズ
FANDANGO [ 1985年 アメリカ ]
1985年の青春映画の傑作『ファンダンゴ』。ベトナム戦争中のアメリカ・テキサスで大学卒業を祝い「ファンダンゴ=馬鹿騒ぎ」な旅に出る男子五人衆。昨今の『ハングオーバー』シリーズに負けないくらい、飲みまくりハッチャケまくるも、『ファンダンゴ』の馬鹿騒ぎの旅は、徴兵の招集逃れでメキシコを目指そうとしたり、花火で遊んだ墓地に眠るのはベトナムで戦死したものだったり、結婚したり進む道がバラバラになったり、将来の不安や青春の終わりを捉えた旅でもある。その儚さがじわじわ沁みてくる、たまらない一本。さよならなんて云えないよ!

posted on 2015/07/23
マッドマックス 怒りのデス・ロード
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マッドマックス 怒りのデス・ロード

監督:ジョージ・ミラー
MAD MAX: FURY ROAD [ 2015年 オーストラリア ]
TOHOシネマズ新宿にてIMAX 3D鑑賞。もう見ることもないと思っていたサンダードームも含めて、過去3作を見直して臨んだ最新作は、振り切れ具合が半端ない大傑作でありました!!! ほぼ全編弩級のチェイスアクション。戦意を煽るドラムビートとディストーションギターの嵐。追いかけられてるのはマックスというより、支配者に囲われてた美女。演じてるのがリサ・マリーの娘だったり、レニー・クラヴィッツの娘だったりする美女たち。そのために激突爆発炎上大破し散っていく、たくさんたくさんの人・モノ・クルマ。めっちゃ狂ってる! ホント凄い! 最高!!!

posted on 2015/06/23

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