BONNIE ‘PRINCE’ BILLY [ 2004.03.13. 渋谷NEST ]
guest:テニスコーツ、二階堂和美
ジェフ・ベックのようにいろんな名前のキャリアを持つウィル・オールダムが現在の活動名義、ボニー‘プリンス’ビリーとして、とうとう初来日。最前列で観てしまったのですが、つるつる頭にヒゲもじゃの一度見たら忘れない顔のインパクトがまず凄い。ヒゲを取ったらジョン・マルコヴィッチみたいな感じになるのかな。カントリーをベースにしたスローなロックを朗々と歌い上げるには、ものすごく姿勢が良かったり、足をクロスさせてもやはり真っ直ぐ立ってたりと、独特の孤高な空気をまざまざと堪能。素晴らしかった。札止め超満員となってしまっただけに、もう少しゆとりのある会場でやって欲しかったなぁ。二階堂和美はフォークギター一本かかえて歌っている姿と歌の節回しから、流しの矢野顕子というイメージを持ってしまった。テニスコーツはちょっと久々でしたが、とても刺激的なライブパフォーマンスだったように思う。終演後、植野さんに会ったら「今日は疲れなかったから、全然ダメだった」と言っていた。完全燃焼したいという気持ちがどのように表れてくるのか、今後が楽しみだ。
posted on 2004/03/16