アメリカン・パイ
監督:ポール・ウェイツ
AMERICAN PIE [ 1999年 アメリカ ]
陰気な高校生活の現実逃避として、アメリカの青春モノには特に刺激を受けていたように思える。『旅立ちのとき』を観てはリバー・フェニックスに涙し、『恋しくて』を観てはリー・トンプソンにときめき、自分とほぼ変わらぬ年齢設定で進行していた「ビバリーヒルズ高校白書」には強い憧れを持っていた。クルマで高校に通うって凄いことだと思ったし、基本的なクライマックスとして間違いなくやってくる卒業パーティ(プロム)の存在は他国民ながら物凄く気になっていたものだ。『アメリカン・パイ』はそんなアメリカで青春を謳歌するエロい好奇心に満ち満ちた高校生達を描いた傑作コメディ。アダム・サンドラー似の主人公と親父のやりとりが最高なんだが、アップルパイでやってるところ見られたら一生立ち直れないよなぁ。インターネット生放送で全校生徒にモロ見られの中、大失態やっちゃったりして、大笑いして観ながらも、コイツ強いなぁ、なんて感心してしまった。いろんなキャラがいながら最後はそれぞれうまく成立させたところがよかったなぁ〜と、憧れ再びということで続きはまた今度観てみたいと思います。
posted on 2003/05/02