THE FOLK IMPLOSION [ 2003.06.14. 渋谷NEST ]
LIVE

THE FOLK IMPLOSION [ 2003.06.14. 渋谷NEST ]

もう7年になるのか。20歳のときだったんだ・・・。96年のREADINGでセバドーを観たもので、彼らは初日セカンドステージのトリ前だったことを思い出す(トリは銀ギラ衣装でキメていたロケット・フロム・ザ・クリプトだった)。当時から向こうではそういう評価だったんだなぁ。メインステージで演奏中のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンをルー・バーロウが茶化していたっけ。今回はフォーク・インプロージョン名義での来日で新作のタイトル通り「ニュー・フォーク・インプロージョン」と自己紹介。「スミマセ〜ン」と日本語で笑いをとりつつも、ルーさんの体調が少しすぐれないのか、曲の合間は随分疲れてそうな表情を見せていた。抜群な歌唱を披露しつつも、そんな感じで本編が1時間でサクっと終了したので、今日は仕方ないのかなと思いきや! 日本公演最終日を名残惜しみながら酒と演奏が進むとともに気分が乗ってきたのか、ギタリストを肩車して弾き語るなんて光景が客に大ウケ。2度のアンコールに応えた第2部アコースティックステージはまさにルー・バーロウ独演会だったわけで、朗々と歌い上げては、もう1曲、もう1曲、と自ら時間を要求して、やりにやったり1時間! その割には映画『KIDS』の「NATURAL ONE」や『アメリカン・ビューティ』の「FREE TO GO」はやらなかったわけだが、最後には12歳の頃に初めて作った曲までいとこが横で吹いてたらしいトランペットの口マネ付きでゴキゲンに披露してくれましたよ。狭すぎた会場だったこと以外はとても満足して楽しめたライブだった。

posted on 2003/06/19

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