RADIO4 [ 2001.04.22. 西麻布YELLOW ]
LIVE

RADIO4 [ 2001.04.22. 西麻布YELLOW ]

DJ:ALAN McGEE、PAUL HARTE
LIVE:THE MONTGOLFIER BROTHERS
クリエイションに終止符を打ち、2000年9月、アラン・マッギーが新たに立ち上げたレーベル「POPTONES」主催のクラブ・イベントが東京に初上陸。アラン・マッギーだから行っとくか、という程度の期待しかなかったが、やはりそれ相応のものでしかなかったのはちょっぴり哀しい。彼の趣味なんだろうけど、80年代モノ主流のエレ・ポップ、ヒップ・ホップ、ハウス、ゴス、ヘビメタという新しさと新鮮さのまるでない選曲。クリエイションもPOPTONESもほぼ封印し、いちばん盛り上がってしまったのがダフト・パンク「ONE MORE TIME」・・・。ライブのモンゴルフィア・ブラザーズがフロアを熟睡へといざなうヒーリング・ミュージック状態だったのは、ある意味スッキリできてよかったかもしれない。アラン・マッギーのDJとしての腕が三流だろうが、それは特に気にしないけど、もっとロックして欲しかったなと、願わくばUKロックの歴史をセットで組み立てるぐらいのものが欲しかったなとロックな客として思ってしまったもの。彼の年齢にして新しく始めたその行動は、立派すぎていまだに尊敬の念は絶えないが、POPTONESやRADIO4が彼にとっての隠居生活の楽しみ的意味合いであるように思えたりもして。現実にクリエイションはもういないとはっきり認識させられた夜でもあった。

posted on 2001/04/23

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