ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2001(第2日) [ 2001.08.04. 国営ひたち海浜公園 ]
さらば先週のフジロック、もうそれはそれとして、燃え上がる胸・・・。急遽チケットを手に入れ、今週も土曜日のみながらの参戦となった。始発電車に飛び乗って、吉祥寺でレンタカーに乗り換え、道中雨に降られたり渋滞に巻き込まれたり道に迷ったりしながらも、地元農家のじっちゃんの巧みな方言による完璧なナビゲーションに救われ、旅を満喫しつつ、無事会場に到着。天候に問題なし。しかし暑い。国営の見事に整備された公園に不快感なく、素晴らしい会場だった。今回のフェスティバルにおけるロッキング・オンの仕事は非常に立派だったと認めざるを得ないだろう。プリ・スクールとゆずのステージをチラと覗き見つつ、しばし散策、飲酒、食事、買い物(民生「THE STANDARD」Tシャツを購入)、休憩、歓談。強烈な日差しが照りつける中、それではとステージ前方へと向かう。
★トライセラトップス – grass stage
恥ずかしいMCはご愛嬌として、明快な楽曲でフェスティバルを盛り上げる。ミスチルのモノまねまで披露したり、誰よりも本人たちが楽しんでいたのではないか。気持ち良すぎて舞い上がっている感じがよく伝わった、トライセラらしいライブだった。
★スーパーカー – grass stage
個人的に新曲「STROBOLIGHTS」がイマイチだったので、今のスーパーカーにそれほど興味はなかったせいか、途中やや退屈したりもしたけど、最後は気分良くなれた。ビートに傾倒しつつも、スーパーカーにはメロディメーカーとしての才能の方がやはり上にあると思う。巨乳でもないのに、なぜあれほどまで猫背になって歌わなければならないのか、ナカコーの歌い方がいつも気になって仕方がない。
★JJ72 – grass stage
日本勢が主流のラインナップの中で彼らはいささか繊細過ぎるが上に大きな盛り上がりがなかったのが残念ではあったけど、この場でJJ72のライブを観れたのはかなりありがたく思える。マークの声とヒラリーのルックスは本物であると確認。もっと小さいところで観たかったな。
★奥田民生 – grass stage
物凄い人口密度。民生にとって今年初ライブとなるわけで、期待の大きさがうかがい知れる。今回の僕の旅の目的も、この奥田民生のステージを観ることにあった。少し短くはあったけど、相変わらず余裕の素晴らしいライブ。「トランスワールド」と「手紙」が聴けて嬉しかった。井上陽水「最後のニュース」のカヴァーも見事に決まってた。スクリーンに大写しになった民生の笑顔もよかった。感動した。民生のおかげで生きて行けるとまた思った。
★ACO – lake stage
スカスカに空いてはいたが、見逃した人は全員後悔するがいい。空には満月、後方には湖。ピンクの美しいドレスをなびかせつつステージを吹き抜ける風とスモークが照明に映えて、確かなリズムと彼女の歌声が完璧にスパークする。目で見る感動、耳で聴く感動、体で感じるビートが最高に気持ち良い。今日のベスト・アクトはACOに決まり。アンコールもなく、50分足らずで終わったのが惜しい。
メインに戻るとミスター・チルドレンが終盤で「TOMORROW NEVER KNOWS」を演奏している。ロック・フェスのトリにあるべき雰囲気がすごくあった。正直、こちらもじっくり観てみたかったな。脇のHMV・DJブースではVEGASチームの一員として、スギウラムらとともに曽我部恵一がそれはもう満面の笑みで客を煽りプレイを楽しんでいる。DJやってる場合なのか? ステージに立つ姿はもう期待できないのか? そんなこんなで最後は花火が打ち上げられ、第2日が終了した。いやー、大満足。日帰りだったけど心底満喫して、楽しかった!
1.哀愁の金曜日 2.トランスワールド 3.イージュー★ライダー 4.マシマロ 5.The STANDARD 6.たばこのみ 7.ロボッチ 8.最後のニュース 9.手紙 10.恋のかけら 11.さすらい