気狂いピエロ
CINEMA

気狂いピエロ

監督:ジャン・リュック・ゴダール
PIERRO LE FOU [ 1965年 フランス ]
作品を重ねるごとに映画表現の解体が進むゴダール。近年の作品は編集と音のコラージュ的なるもので観てもさっぱり分からず、ストーリーを追うことを放棄しがちだが、いわゆるそうした彼の映画へのアナーキズムの原点といえるのが、この作品といえるのではないか。若々しい名優ジャン・ポール・ベルモンドとアンナ・カリーナ、元恋人との逃避行、鮮やかなトリコロール・カラー、気狂いピエロの詩、映画監督サミュエル・フラー、殺し、裏切り、愛と破滅。当時のゴダールの全てが刻まれた、彼の作品の中でも、これは必見の名画です。

posted on 2001/12/16

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