NY式ハッピー・セラピー
監督:ピーター・シーガル
ANGER MANAGEMENT [ 2003年 アメリカ ]
これは『パンチドランク・ラブ』第2章ってことなのか。内向的でストレスを抑えこみすぎてしまうがために、突然ブチ切れて時々泣きたくなってしまう男を『パンチドランク・ラブ』で切なく演じたアダム・サンドラーですが、今作の役でもそのキャラクターのほとんどを引き継いでいて、当然のごとくイイのです。加えて共演のジャック・ニコルソンとのコンビがコワいくらい大当たりの面白さ! 基本的に負けを認めない、謝らないアメリカ社会に生きる人たちは、映画のエンドクレジットでローリング・ストーンズの「19回目の神経衰弱」が流れてたけど、精神ストレスって相当レベルでありそうに思えてしまう。
posted on 2004/09/05