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ガキ帝国

CINEMA

ガキ帝国

監督:井筒和幸
1981年 日本

いまやタレント、コメンテーターとして茶の間に浸透している井筒監督の初期作品。若き日の紳助竜介を主役に据えた大阪アウトサイダーグラフィティといった内容で、不良同士によるケンカ映像が絶え間無く繰り広げられる。かなり粗いつくりではあれど、粗さがむしろ時代と映画の空気をより鮮明に描き出している。ヤクザな上岡龍太郎が、少年院あがりの不良という紳助より、ずっとリアルだった。