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CRYSTAL / NEW ORDER

SINGLE

CRYSTAL / NEW ORDER

歓喜のニュー・シングル。表題の新曲だけならアルバムまで待っても、往復ビンタ執行猶予つきで許されたかもしれないが、1998年レディングのライブ音源を耳にしてしまっては即購入するしか術はなかった。「TRUE FAITH」「TEMPTATION」に、JOY DIVISION時代の「ATMOSPHERE」「ISOLATION」である。まさに歓喜のシングルである。もはや、フジロックの土曜日はなにがあろうと出陣するしかない。「ATMOSPHERE」はビリー・コーガンが歌ってしまうのだろうか? 興味は尽きないが、新曲についてひとこと。モナコとエレクトロニックをうまく2001年風にブレンドした感じ。当たり前だけど、まるで違和感のないニュー・オーダーでした。ジャケットはもちろん、ピーター・サヴィル。

MY EVER CHANGING MOODS / THE STYLE COUNCIL

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MY EVER CHANGING MOODS / THE STYLE COUNCIL

ポール・ウェラーは本当に大好きなアーティストのひとりだけど、しいて言えば僕はジャムがいちばん好き。でも先日この曲を久しぶりに聴いて、大名曲だなあと再確認してしまいました。「激情と気変わりがオレをとらえて離さない」というポール・ウェラーそのものといえる歌詞。彼の意志はいまも頑固一徹つらぬかれているわけで、ファンとして、それ以上に尊敬してます。

STEREO NIGHTS / 石野卓球

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STEREO NIGHTS / 石野卓球

いきなりスコーンと抜けちゃってる感じがするほどドリーミーなエレクトロポップでびっくり。電気の『イルボン2000』が売れなかったことへの嘆きなのかヤケなのか、そういう気もしないでもないが、トラックの完成度はさすがであります。ロシアの有名なエル・リシツキー「USSR」をパロったジャケットも元が元だけにインパクトがあって素晴らしいです。

日なたの窓に憧れて / スピッツ

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日なたの窓に憧れて / スピッツ

東京へ出てきて3年が経とうとしている。東向きの部屋で3年が経とうとしている。引っ越したいとずっと考えている。日なたの窓に憧れている。落書きだらけの夢を見ている。今日、何度となくこの曲を聴いている。

飛べない鳥 / ゆず

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飛べない鳥 / ゆず

いまやスタジアムクラスの恐ろしい人気を誇り、街並みに溢れかえるフォロワーを見れば明らかなように、ゆずは世紀末における日本の音楽的現象にまでなってしまった。知ったのは、つい3年前だ。ナマったらしい応援歌は他人に任し、とうとうこんなにも素晴らしい名曲を作り上げてしまった。日本代表、今年のベスト・シングル。

花のランランパワー / THE 真心ブラザーズ

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花のランランパワー / THE 真心ブラザーズ

倉持陽一、桜井秀俊、真心の両人ともミレニアム婚を果たし、2枚組ライブ・ベスト盤も先頃リリースされた昨今、そのアルバムには見事に収録されなかった93年の迷曲。彼らのフォーク・デュオ時代、いまとなってはゆずのはしりのようなものだが、当時アルバム4枚も出してのシングルがこれである。苦労してきたんだなぁ〜としみじみしちゃうけど、歌は元気いっぱいいっぱいぱい! 出だしからコーラスなのだが、歌詞が「ランランラリルレロリララン ナンナンナニヌネノニナナン ダラダラ キビキビ グニャグニャ」って、すごくないか? これは思わず歌ってしまいますよ。アニメ「コボちゃん」のオープニング・テーマで、ジャケットに描かれたコボちゃんの後ろで陽気に歌っている二人のイラストも植田まさしによるものなのだろうか? それにしても、自分で所有しておきながら、なんで持ってんだろうと不思議に思う。

雪が降る町 “more bell mix” / ユニコーン

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雪が降る町 “more bell mix” / ユニコーン

ワム!やタツロー、ジャクソン5にジョンとヨーコのWAR IS OVERと毎年毎年ほんとに毎年ヤなもんです。年末シーズンの気持ちを代弁してくれるのは、やはりこれしかありません! 「世の中は 色々あるから どうか元気で お気をつけて」 読んでくれている皆さんに、この歌詞の言葉を贈りたいと思います。なお、“more bell mix”とはベスト盤に収録された通常のシングル・ヴァージョンより、鈴の音を気持ち大きめに設定されてリカットされた再発シングルのヴァージョンです。

シカゴ / クラムボン

SINGLE

シカゴ / クラムボン

ニュー・アルバム『まちわび まちさび』がまだ買えずにいるので、シングルを紹介。アルバムではテンポを落としたヴァージョンで収録されているので、このシングルで聴ける「シカゴ」も聴いて欲しいと思う。妙に聴き心地の良いピアノの調べ、軽快なリズム・ワーク、原田郁子の歌声。この三者の見事なコンビネーションが生んだ、素晴らしい3分間ポップ・ソングです。

ハートを燃やして / ACO

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ハートを燃やして / ACO

ストリングスの効いた感動的なトラック。映画やドラマの泣きどころで流されると、一気に涙腺が決壊しそうなほど、情に訴えてくるものがある。カップリングは「CREEP」のカヴァー。こうして聴くと、この曲も「ジギー・スターダスト」のようなロック・クラッシックになっちゃってるんだなあと、オレも年を取ったなあと感慨深い気持ちになるのでした。

明日に向かって走れ! / ネプチューン

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明日に向かって走れ! / ネプチューン

デビュー・アルバム『君とケツカッチン!』にも収録されているアルバム超先行ファースト・シングル。元ジュン・スカ、現ソロ&ゆずなどのプロデューサー、寺岡呼人が曲提供&プロデュースを務めている。ブギーなギター・ロックの表題曲、アコースティックでソフトな曲調のカップリング曲ともに、素直にいいなと思える耳馴染みの良い楽曲だ。「歌は素人」と、ストレートに歌い上げている三人の歌声も好感が持てて、聴いてて決して恥ずかしく思わない。呼人の手腕が光る好シングル。