今回の来日はアコースティックツアーということでしたが、特別ムーディーに仕立てかえるわけでもなく、ただ単にギターの音圧がアコースティックギターのそれになった程度だったので、存分に楽しめました。なんとピンクフロイドをカバーするという、レアなのも見れてよかったです。

2階席から悠々と眺めながら観てたせいか、前半少し寝てしまいました。長い曲やゆったりドリーミーな曲が多かったし、ステージの3人も相変わらずな服装の中年だし、目を瞑っても何ら問題なし。後半の「Tom Courtenay」が嬉しかったです。

イープラスの招待に当たって、ほんわかと楽しんできました。「ありがとう」とか「拍手」とか書かれたプラカードを、割と雑に扱いながら盛り上げるくらいしか小ネタはありませんでしたが、初期2枚の曲が多めというサービスは嬉しかったです。

昨年のフジロックに引き続き、今年も観れるなんて！ すっかり日本でのソロとしての足場を固めつつあるような、O-WESTもかなりの満杯でありました。新作とその前のを中心に2時間たっぷり、ゴキゲンにギター弾きまくって楽しませてくれたジェイソン。アンコール弾き語りアコースティックの4曲はビビっとしびれました。

最初30分はライ・クーダーの息子のバンドが登場。初めて来たJCBホールの音響が素晴らしいことを確認できました。お客さんが見渡す限りオヤジだらけだったので、セットチェンジ中、男子トイレの行列が異様でありました。本編はライ・クーダーとニック・ロウが交代で歌いながらも、ライ・クーダー3割り増しくらいな配分で、彼の世界屈指のスライドギターをたっぷり堪能。それはそれで貴重ではありましたが、ニック・ロウの曲ももっと聴きたかったなぁ。

もうね、まさに絶頂期！！ キンキンキラキラですよ。めっちゃスーパースターでした！！！ 先月のブラック・アイド・ピーズもそうだったけど、このタイミングで観れて本当によかった！ 巨大モニタの映像解像度も凄まじかったし、ショーとしての完成度も見事でありました。小さいステージに向かう途中、客が落とした携帯を拾ってあげてたビヨンセ。最高です。

去年の武道館を観てるので、のんびり楽しもうくらいのノリで観てたのですが、長いおしゃべりタイムが終わったくらいから徐々に高揚していく展開で、見事に踊らされましたよ！！ いつかはバンドの入ったライブも観てみたい気もしないでもないですが、いまのところはまだまだ3人ぽっちのステージで、スケールを拡げていって欲しいです。それこそニューヨークやロンドンでライブやるなら現地で観る価値ありそうな。デペッシュモードやペットショップボーイズのような熱狂が生まれたらおもしろいのになぁ。

18時半の川西さんのあいさつから、22時の川西さんのあいさつまで、DAG FORCE & The LAZY Stonesと髭の時間は主にロビーで休憩してしまいましたが、川西さんづくしの貴重な楽しいお祝いイベントでございました。ユニコーンが復活ツアーや夏イベントとは違った今回の特別仕様の内容だったので、幾分バンドの気合とノリもいい感じで上がり気味に！ 来てよかったと思いながら武道館を後にすることができました。なんつっても「ケダモノの嵐」ですよ！ めでたいめでたい。

■第1日
ビーチステージのPAを破壊せしめる唐突な激しい雷雨により、予定されていたタヒチ80のライブが中止に・・・。別の方法を探ったりしながらも最終的に中止となっただけに、日曜また東京に戻ってきて演奏する機会を作ってくれたら素敵なのにな。この際、エアギターでもいいから！と思うくらい残念でありました。そんなわけで、予定外だったのですが、サマーソニック初日に行くことができました。タヒチビーチの悲劇を除けば、充実のライブをたっぷり堪能できて、非常に楽しかったです！

・PHOENIX（マウンテンステージ）
かつてあんなにショボかったのに、今回ショボいながらもスケール感＆バンド感があって、ものすごくよかったです！！！　キラキラです！
・NINE INCH NAILS（マリンステージ）
気迫の塊魂！！　気合一発爆発してました！ 途中から雷鳴轟く大豪雨となり、スタンドに避難して観戦。稲妻がモロに走ったりいいものは観れましたが、お客さんが随分減っちゃって残念。
・APHEX TWIN（ソニックステージ）
リチャード健在！！！！ VJとのコンビも合っててキレッキレでしたよ！ まだ全部終わってないけど、今年のサマーソニックはこれだったのかも。観れてよかった！ ひとまず本日はこれで終了。

■第3日
日曜のサマソニはエレファントカシマシの最後の方からスタート。グリズリーベアを少し観て、N.A.S.A.で踊りまくり。ヘンな着ぐるみはリップスの最後にも出てきました。ヴァセリンズはいい意味で古臭い青臭いグラスゴーなバンドだなぁと感心。ティーンエイジファンクラブは寄る年波を感じさせぬ10代の腕前。どうしようかと心配に思うほど過去最高にマンモスヘタッピだったけど、愛すべきバンドでありますよ。10年前のサマソニ、富士急での感動が忘れられません。マリンのサイドショーで和製ビヨンセ渡辺直美観て、NE-YO途中まで観て、ビーチで一曲聴いて、最後はフレーミングリップスとビヨンセの究極の選択。どっちも正解なんだろうけど、結果、メッセ行きのシャトルバスにすんなり乗れたので、リップスを選択。10月にビヨンセが来るのが決まってなかったらビヨンセ行ってたかもなぁ。リップスはさすがに観てたらすべて消し飛ぶ恍惚たるショーで大満足！

来年はもし3日とも行くなら泊まりにしたいです。もしくは人が少なくて移動がよりラクな大阪に行くか。東京も金曜は人が少なくて快適でした。あれくらいがちょうどいいですね。

30年の時が経ち、オヤジというよりジジイな人もいるわけですが、人一倍動かなくとも、テリー・ホールの若さと歌声が現役であることをばっちり際立たせておりました。アルバム2枚で解散してるだけに、どの曲やっても盛り上がって、楽しいことこの上なし！！ 客層が思った以上に若くて、それには疲れました。