LIVE

PLAYITCOOL2001 [ 2001.05.05. 渋谷 ON AIR EAST ]

LIVE:KTU、AUDIO ACTIVE
DJ:下田法晴
このメンツにして、タダ。もうとにかく感謝感激だ。KTUなんて、この先ライブが観れるかどうか自然発生したユニットだけに、ほんと貴重だったと思う。あまりの気持ち良さにトイレをガマンしきれず、唇かみ締めながら一時途中退場してしまったことが悔やまれるが、いやー本当に自由で贅沢なダブサウンドに満たされたいいライブだった。こだま和文は迷彩服にスキンヘッドと一歩外では立派な過激派にしか見えないだろうけど、ステージではやっぱ違いますね。トランペットを吹く姿が神々しい。続いてSILENT POETSの下田法晴氏によるDJセットをはさみ、ラストのaudio activeへ。重いビートに脳を覚醒へと導くノイズの応酬。彼らも初めてだったけど、こんなにカッコイイとは! 3時間に及ぶダブづくしに今日も大満足。

posted on 2001/05/07
MUSIC DAY 2001 “K.M.C+1” [ 2001.05.04. 日比谷野外大音楽堂 ]
LIVE

MUSIC DAY 2001 “K.M.C+1” [ 2001.05.04. 日比谷野外大音楽堂 ]

出演:忌野清志郎/ラフィータフィー、クラムボン、MO’SOME TONEBENDER、HI-5、GO!GO!7188、IN THE SOUP
野外のイベントっていう、それだけで胸躍ってしまうのは、僕だけではないだろう。この日のように天気が良ければなおさらで、開放的な気分になって一層気持ちがいいものだ。演奏する側も随分リラックスして楽しんでたように思える。ラフィータフィーの清志郎は貫禄十分に自転車乗りのスタイルでロックンロール「君が代」をブチかまし、クラムボンは明るい空の公園にマッチしたステキな雰囲気を醸し出す。ラウドな演奏の続く中、すっかり日も暮れて、最後は艶のあるボーカルとセクシーな肢体をさらけ出し、婦女子の歓声を一身に浴びたイン・ザ・スープが今日のイベントをまとめ上げた。外で観るにはまだちょっと寒かったりもしたけれど、ハッピーないいイベントだった。

posted on 2001/05/06
LIVE

GREAT3 [ 2001.05.01. 渋谷AX ]

素晴らしいライブだった。ステージとフロアのこれ以上ない一体感。両者から放たれるほとばしる熱量。そこにいた誰もが幸せを見つけた夜。もう、すべてがフッ飛んでしまった。壊れた橋を渡ろうが、犬の下で眠ろうが、呪いかけられようが、世界はそれでも美しい。世界はそれでも美しいのだ。GREAT3の音楽とともに。

set list
1.LAST SONG 2.SUNDOWNER 3.BEE 4.SUMMER'S GONE 5.QUINCY 6.玉突き 7.LOVEMEN 8.ACAN 9.FLY LIKE AN EAGLE 10.影 11.SAMPEDORO GOLD 12.R.I.P 13.MADNESS BLUE 14.エデン特急 15.TREE TOP SHINE
encore-1
16.FIN 17.SOUL GLOW
encore-2
18.UNDER THE DOG
encore-3
19.マイ・ウェイ
posted on 2001/05/03
サングローズ / Cocco
ALBUM

サングローズ / Cocco

「去って行くひとはいつも あぁ こんなにも美しい」なんて詞がフッと頭に浮かんでしまうような、Coccoの去り際に放たれたこの作品は胸のすく思いのする立派なものだった。不思議と寂しい思いもしなかった。事実として引退することで、遠く離れていくことより、このアルバムでより身近になった思いがしたからかもしれない。

posted on 2001/05/01
クレイジー・イングリッシュ
CINEMA

クレイジー・イングリッシュ

監督:チャン・ユアン
瘋狂英語 / CRAZY ENGLISH [ 1999年 中国 ]
「英語を話せるようになってお金持ちになろう! 恥を捨てて体全体で英語を学ぼう!」と、中国全土を説いてまわる政府公認のスーパースター、リー・ヤン先生のドキュメンタリー。欧米、日本への対抗意識を「MAKE MONEY!!」の単純論法で植え付けるその熱い姿勢は痛快であり、脅威に思える。これがカルト現象ではない事実にア然としてしまった。2000年紀、中国の時代はすぐそこなのかもしれない。実はこのリー先生、映画のプロモーションで来日したようだが、それまで外国に行ったことがなかったことが判明。驚いた。この先生、やっぱ狂ってる。でもすごい。

posted on 2001/04/26
RADIO4 [ 2001.04.22. 西麻布YELLOW ]
LIVE

RADIO4 [ 2001.04.22. 西麻布YELLOW ]

DJ:ALAN McGEE、PAUL HARTE
LIVE:THE MONTGOLFIER BROTHERS
クリエイションに終止符を打ち、2000年9月、アラン・マッギーが新たに立ち上げたレーベル「POPTONES」主催のクラブ・イベントが東京に初上陸。アラン・マッギーだから行っとくか、という程度の期待しかなかったが、やはりそれ相応のものでしかなかったのはちょっぴり哀しい。彼の趣味なんだろうけど、80年代モノ主流のエレ・ポップ、ヒップ・ホップ、ハウス、ゴス、ヘビメタという新しさと新鮮さのまるでない選曲。クリエイションもPOPTONESもほぼ封印し、いちばん盛り上がってしまったのがダフト・パンク「ONE MORE TIME」・・・。ライブのモンゴルフィア・ブラザーズがフロアを熟睡へといざなうヒーリング・ミュージック状態だったのは、ある意味スッキリできてよかったかもしれない。アラン・マッギーのDJとしての腕が三流だろうが、それは特に気にしないけど、もっとロックして欲しかったなと、願わくばUKロックの歴史をセットで組み立てるぐらいのものが欲しかったなとロックな客として思ってしまったもの。彼の年齢にして新しく始めたその行動は、立派すぎていまだに尊敬の念は絶えないが、POPTONESやRADIO4が彼にとっての隠居生活の楽しみ的意味合いであるように思えたりもして。現実にクリエイションはもういないとはっきり認識させられた夜でもあった。

posted on 2001/04/23
MAY AND DECEMBER / GREAT3
ALBUM

MAY AND DECEMBER / GREAT3

「ウィー・アー・グレイト3、フロム・シカゴ」とベースの高桑圭がこの前のシー・アンド・ケイクとのライブのときにMCで言っていたけど、まさにそのソフト・ロックな佇まいへとシフトした新作。いままでとはがラッと空気を変えて、弾けはせずとも、達者に組み立てられたサウンドの妙。地味に売れる早すぎたバンドの宿命は拭えないかもしれないが、このバンドのファンであることを誇りに思える充実の復活作。

posted on 2001/04/17
1984
CINEMA

1984

監督:マイケル・ラドフォード
NINETEEN EIGHTY-FOUR [ 1984年 イギリス ]
デビッド・ボウイの傑作アルバム『ダイアモンドの犬』(1974年発表)は、この映画の原作であるジョージ・オーウェルのSF小説をミュージカル化するというアイデアから生まれたものだ。結局ミュージカル化は著者の未亡人が許可しなかったため制作されることはなかったが、その後に出会ったウイリアム・バロウズの精神性と融合し、『ダイアモンドの犬』となったのである。スクリーンで監視され、政治プロパガンダ放送がひっきりなしに流れ、言葉を制限し、歴史の史実は日々作り変えられる、徹底的に管理された国。思想犯罪は容赦ない拷問と洗脳の末に処刑される、自由や異とすることを思っては生きていけない世界。教科書の言葉が消えていったり、変わっていったりしている今の日本を考えると、この物語も2001年にしてフィクションとして語れなくなっているようで恐ろしい。

posted on 2001/04/10
STEREO NIGHTS / 石野卓球
SINGLE

STEREO NIGHTS / 石野卓球

いきなりスコーンと抜けちゃってる感じがするほどドリーミーなエレクトロポップでびっくり。電気の『イルボン2000』が売れなかったことへの嘆きなのかヤケなのか、そういう気もしないでもないが、トラックの完成度はさすがであります。ロシアの有名なエル・リシツキー「USSR」をパロったジャケットも元が元だけにインパクトがあって素晴らしいです。

posted on 2001/04/08
ワンダーランド駅で
CINEMA

ワンダーランド駅で

監督:ブラッド・アンダースン
NEXT STOP WONDERLAND [ 1998年 アメリカ ]
最近の日本の恋愛ドラマは毎度高視聴率を上げているようだが、全く観ていないのでさっぱりよくわからない。なかにはよいものもあるのかもしれないけど、この映画の粋な完成度を越えるなんてものは絶対ないと自信を持っていえるほど、これは素晴らしく良い映画でございました。ストーリー、俳優、セリフ、カメラワーク、演出、ボストンという街・・・そのどれもが日本のドラマ関係者が悔しがる(パクリたい)ような冴えたセンスを放っていて、とにかくステキすぎます。この映画のように、都市生活の孤独からサヨナラしたいな。

posted on 2001/04/06

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