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サン・ピエールの生命

CINEMA

サン・ピエールの生命

LA VEUVE DE SAINT-PIERRE
監督:パトリス・ルコント
1999年 フランス

ジュリエット・ビノシュ、ダニエル・オートゥイユ、エミール・クストリッツア(監督としてご存知の方も多いと思うが、今回映画初出演)といった三人の抑えた渋い演技が印象的な愛と犠牲の中世劇。悪くはないが、いまいち決定力に欠けるか。ここまで毎回作風を変えられると、ルコントってどういう監督なのかよくわからなくなってくる。

ブラッドシンプル/ザ・スリラー

CINEMA

ブラッドシンプル/ザ・スリラー

BLOOD SIMPLE
監督:ジョエル・コーエン
1999年 アメリカ

コーエン兄弟『ビッグ・リボウスキ』(別称『びっくり棒、好き』)以来の新作は自身1983年の長編第1作を再編集したもの。ストーリー・テリングの巧さは先天的な才能であろう。スリリングな展開で、緊迫した描写が最後まで飽きさせることなく続く。特に生き埋めのシーンはゾッとした。11月4日からシネマライズで公開だが、元はビデオ屋に行けばあるでしょう。フランシス・マクドーマンドが非常に若い。

オータム・イン・ニューヨーク

CINEMA

オータム・イン・ニューヨーク

AUTUMN IN NEW YORK
監督:ジョアン・チェン
1999年 アメリカ

リチャード・ギア=モテモテ・リッチなオジさん(オジさま)。ウィノナ・ライダー=キュートな22歳、重い心臓病持ち。こんなお二人のラブ・ストーリーです。期待度ゼロという期待を見事に裏切らない映画です。

マルコヴィッチの穴

CINEMA

マルコヴィッチの穴

BEING JOHN MALKOVICH
監督:スパイク・ジョーンズ
1999年 アメリカ

ジョン・マルコヴィッチは知らなくとも、その狙った邦題にそそられて面白半分に観に行った客は、この映画をどう思うものだろうか。確かにシュールなお笑い多々あれど、こうもシリアスな人間ドラマが展開されようとは。ジョン・マルコヴィッチともうひとりの本人役の活躍に心から拍手を送りたい。