みうらじゅんin東京ドーム 郷土LOVE 2004 [ 2004.06.06. 東京ドーム ]
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みうらじゅんin東京ドーム 郷土LOVE 2004 [ 2004.06.06. 東京ドーム ]

我らがじゅんちゃんがついに東京ドームで2DAYSイベント開催! これは目出度いということで、2日目の日曜日に行ってきました。昼間は物産ピックなる催しで、日本全国47都道府県から集まった100を超えるブースでの郷土名産品の大試食販売会。加えて日本全国47都道府県から集まったゆるキャラたちとの素敵なふれあいが!! 場内、到る所にほぼ放し飼い状態のゆるキャラが点在するパラダイス空間となっていたのだった。どれもこれも凄まじい脱力オーラを放つゆるキャラたちを見つけては写真を撮って大喜び。これは楽しすぎる。わが故郷、宮崎から出店の愛す栗夢ソフトクリームは結構な盛況で列が途切れることはなかったような。栗のやつではなくミルクソフトでしたが、さすがに美味かった。で、そのブースの近くにいた宮崎のゆるキャラは「みるるん」というテレビ宮崎がいつの間にか作ってたキャラで、不気味すぎて忘れられないルックスが強烈だった。その後のみうらじゅんショーのとき、横にいた女の子二人組が携帯で撮った写真を見返していて、「みるるん」に爆笑しまくっていたのが、また可笑しい。夕方からのみうらじゅんショーはこちらもゆるく、物産ピックで歩き回って疲れていただけに少し眠気もあったりして。勝手に観光協会では安斎肇のオカリナが微妙に下手クソで面白かった。閉会式では「ゆるキャラ音頭」でゆるキャラ全員集合。壮観。前日のゲストだったという山田五郎も出て来て、最後は「ゆるキャラDEサンバ」で爽快に閉幕。ゆるキャランドの理想に強く共感した、素晴らしいイベントだった。

posted on 2004/06/09
UA [ 2004.05.21. 渋谷公会堂 ]
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UA [ 2004.05.21. 渋谷公会堂 ]

前作『泥棒』で行くとこまで行ってしまったような感覚があったが、そこからの反動のように解放感で溢れた新しい境地の新作『SUN』を引っさげた今回のツアー。真っ白なステージ、超絶ツアーバンド(ギター:内橋和久、ベース:鈴木正人、ドラム:外山明、サックス:菊池成孔、トランペット:佐々木史朗、キーボード/クラリネット:清水一登)、そしてUA。これ以上、何が必要というのか。生楽器中心の演奏は迫力満点でありながら、あまりに気持ち良く、UAの歌うたいとしての資質がより際立ち、座って聴きながらもゾクゾクすることしきり。新作の世界を維持しつつ、過去の名曲がこのバンドでのアレンジで歌われるのも大きな見所だったと思う。楽しかった。

set list
1.そんな空には踊る馬 2.忘我 3.情熱 4.閃光 5.世界 6.ファティマとセミラ 7.ブエノスアイレス 8.スカートの砂 9.ミルクティー 10.TORO 11.ロマンス 12.踊る鳥と金の雨 13.LIGHTNING
encore
14.UA UA RAI RAI 15.太陽ぬ落てぃまぐれ節 16.雲がちぎれるとき
posted on 2004/05/25
aiko [ 2004.04.28. 日本武道館 ]
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aiko [ 2004.04.28. 日本武道館 ]

ツアー最終日として、これほど幸福なものもないだろうと思えるほど、ものすごいテンション、ものすごいノリノリ、ものすごい一体感で、ものすごいエネルギーが充満していた日本武道館。飛び交う声援を受け止め、カツゼツ良く、ゆうに30分はしゃべってたかもしれないが、ファンとの距離を近いものに印象付けるaikoの姿勢は本当にひたむきなるもので、彼女の強みに思えるのだった。インディーズ時代の初期の曲までフォローするなど、いつまでも初心忘れずという新鮮な気持ちを大事にしているような、だからこそ恋の歌があんなにも生まれてくるのだろう。単に作曲能力が高いだけではなく、幅広く大衆に受け入れられる彼女のポップソングを生み出す才能は、桑田佳佑や松任谷由実にも並ぶ、怪物的スケールを持った21世紀の天才だと思う。

set list
1.彼の落書き 2.桜の時 3.愛の病 4.帽子と水着と水平線 5.夢のダンス 6.アンドロメダ 7.蝶々結び 8.えりあし 9.メドレー(赤い靴〜傷跡〜more&more〜マント〜終わらない日々〜ひまわりになったら〜September) 10.白い服黒い服 11.be master of life 12.相合傘(汗かきmix) 13.ジェット 14.イジワルな天使よ 世界を笑え!
encore
15.かばん 16.天の川
posted on 2004/05/02
MOVIETONE / マヘル・シャラル・ハシュ・バズ [ 2004.04.18. 国立地球屋 ]
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MOVIETONE / マヘル・シャラル・ハシュ・バズ [ 2004.04.18. 国立地球屋 ]

国立はマヘルの工藤さんが昔住んでいたか何かで馴染みがあったらしく、古い友人とおぼしき子連れの客がいるなど、ほんとはもっとのんびりアットホームなパーティにしたかったのかもしれないが、幸か不幸か、ちっちゃな飲み屋らしき会場では入場制限せざるを得ないほど人が来てしまった。そんな混乱で開演前から随分もたついた中、長引いたリハーサルの流れでマヘルがスタート。あまりに窮屈で演奏を楽しむのに身が入らないながらも、マヘルらしい独特のアンサンブルで空気を和ませてくれるのだった。マヘルが終わると、ようやく会場にも余裕ができて、腰を落ち着けてMOVIETONEを楽しむことができた。ブリストル出身の彼らは日本が初めてだったらしく、ツアー中あらゆることに驚いていたらしいが、ここでは僕らが彼らのライブパフォマンスの素晴らしさに驚かされるのだった。繊細に奏でられる一音一音が緊張を保ったままダイレクトに響いてくる。実に巧い。終演後は久々に会う人達と談笑。ツアーお疲れ様でした。

マヘル・シャラル・ハシュ・バズ set list
1.かいぶつは... 2.SUSPENDED SEASON 3.過去の、知られていない幸福 4.一橋大学構内の朝の歌 5.夏 6.鎌倉 7.OPEN FIELD 8.エチオピア
posted on 2004/04/24
RADIOHEAD [ 2004.04.17. 幕張メッセ ]
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RADIOHEAD [ 2004.04.17. 幕張メッセ ]

ファーストアルバム『パブロ・ハニー』が93年だから、もう10年以上になる。金髪で長髪だったトムが懐かしい。そんな10年来親しんできたバンドが、また来日してくれるのは本当に嬉しいことだと思う。ステージセットも含めて、昨年のサマーソニックのときと内容はあまり変わらない印象だった今回の来日公演。それでも彼らは素晴らしくカッコいい。カッコいいレディオヘッドの写真を撮りたいのは分からんでもないが、携帯で撮ってもロクに写らないだろう。恥ずかしいだけじゃないのか? 会場の幕張メッセが寸分の狂いもなく思いっきりフラットな床面だったため、Bブロックの後ろで見るにはあまりにステージが見えづらい。音響も場所によってかなりつらいので、最初の2曲くらいはあちこち移動して聴きやすい場所を探すのだった。女の子の大半は身長差のため遥か彼方の幅がちょろっとしかないケチくさかったスクリーンを確認するのが精一杯だったのではないだろうか。この状況は酷すぎる。よくもまあこんな中途半端な環境をセッティングしてくれたものだ。これがすべて同一料金で売られているのは犯罪的だ。CCCDや輸入権の問題が最近いろいろと疑問視され失望と怒りの声が聞こえてきているが、ライブの現場でも音楽を提供するプロとは言い難い仕事でうやむやにされてしまいそうな、そういう危機感を抱いてしまった。エヴリシング・イズ・ブロークン、エヴリワン・イズ・ブロークン、アンコールで演奏された「PLANET TELEX」は最高に嬉しかった。

set list
1.2+2=5 2.MYXOMATOSIS 3.WHERE I END AND YOU BEGIN 4.LUCKY 5.JUST 6.THE GLOAMING 7.SAIL TO THE MOON 8.I MIGHT BE WRONG 9.GO TO SLEEP 10.YOU AND WHOSE ARMY? 11.LIKE SPINNING PLATES 12.CLIMBING UP THE WALLS 13.THE NATIONAL ANTHEM 14.FAKE PLASTIC TREES 15.SIT DOWN. STAND UP 16.PARANOID ANDROID 17.THERE THERE
encore 1
18.WE SUCK YOUNG BLOOD 19.KARMA POLICE 20.IDIOTEQUE 21.HOW TO DISAPPEAR COMPLETELY
encore 2
22.PLANET TELEX 23.EVERYTHING IN ITS RIGHT PLACE
posted on 2004/04/21
石野卓球カラオケリサイタル [ 2004.04.04. タワーレコード渋谷店 STAGE ONE ]
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石野卓球カラオケリサイタル [ 2004.04.04. タワーレコード渋谷店 STAGE ONE ]

インストアイベントをやれば確実にここのお店で400枚は売れるという営業話に乗って催された石野卓球カラオケリサイタル。CD買ってくれたとはいえ、タダなんだから何も期待するな、ただの余興だから終わってから文句を言わないように、伝説とか生まれないから、と念を押しまくって始まったものの、異色の空気に包まれてステージに立ってしまっている状況が生んだ、卓球の芸人としてのカラーが濃厚に放出された、それはそれは楽しくて幸福な体験となったのでした。JOYSOUNDが提供するカラオケにのって歌を披露していく合間に、アメちゃん、ノベルティライター、特製ゴザといったプレゼントコーナーや水の音、雷の音といったアンビエントのコーナーで場をつなぎ、シャンペン一本空けてしまう酒の勢いでもって駆け抜けていくショータイム。歌はどれも恥ずかしがりながらも熱唱で、今日のイチ押し「俺は絶対テクニシャン」は歌いたくてもカラオケになかったがために、わざわざ自分で作ってきたという念の入れよう。日本最高学歴ミュージシャンと紹介して歌った小沢健二の歌では「仔猫ちゃ〜ん!!」と絶叫。オープニングこそ新作からのシングル「THE RISING SUNS」のPVを流したものの、新作と全く関係ないことをイベントでやってくれる卓球が大好きだ。

set list
1.LET'S DANCE(DAVID BOWIE) 2.俺は絶対テクニシャン(ビートたけし)  3.DE DO DO DO, DE DA DA DA/日本語バージョン(THE POLICE) 4.シティ・コネクション/アカペラ(エマニエル坊や) 5.Mr.BOO! インベーダー作戦(サミュエル・ホイ) 6.ぼくらが旅に出る理由(小沢健二)
encore
7.俺は絶対テクニシャン(ビートたけし)
posted on 2004/04/07
IGGY AND THE STOOGES [ 2004.03.22. 渋谷AX ]
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IGGY AND THE STOOGES [ 2004.03.22. 渋谷AX ]

羨望と熱狂。問答無用のイギー・ポップ with ザ・ストゥージズ。こんな小さな会場で観れるだけでも奇跡と言っていいくらいなのに、まさかステージの下に降りて、下手のPA近くで観てた僕の側まで来てくれようとは! 手の届く距離とはまさにこのことか、イギー・ポップ様々の大胸筋あたりをバッチリ触ってしまいました!! ライブで触ったのって、ピエール瀧以来かも。嬉しいなぁ。どういういきさつでストゥージズを再結成したのか、詳しい経緯はわからないが、このステージにイギー・ポップとアシュトン兄弟がいるというのは、なんともファン冥利につきる。サックスのスティーブ・マッケイも登場してたし。もっとも、アシュトン兄弟は年齢相応のおじいちゃん状態だったので、演奏するのに必死だったような感じでしたが、ギターソロも無難にこなしたりと、思いの外大丈夫でした。そこにベーシストとして参加しているのが、マイク・ワットというのも物凄く感慨深いものがあります。彼はオリジナルメンバーではないけれど、生死をさまよった原因不明の病気からの復活をJマスシスのサポートを得てストゥージズのカヴァーライブをやったりしてたので、そんな流れで一緒にやるようになったのかな? Jのライブでも「T.V. EYE」を彼が歌っていたのを思い出してしまいます。今回のバンドに関して、彼のベースは非常に大きい存在だったと思う。顔をブルブルさせながらの超絶プレイは、イギーが最後に体当たりのように抱きついてたけど、本当に最高。曲はファーストとセカンドと最新アルバムからしかやらないという、サードアルバム『RAW POWER』もストゥージズ名義ではあるが、セカンドの『FUN HOUSE』でバンドは一度解散してしまっているわけで、そういうコンセプトの再結成だったのだろう。オリジナルストゥージズとして、30年以上経っても変わらぬ凄まじい信念を叩きつけるのだった。

set list
1.LOOSE 2.DOWN ON THE STREET 3.1969 4.I WANNA BE YOUR DOG 5.T.V. EYE 6.DIRT 7.REAL COOL TIME 8.NO FUN 9.1970 10.FUN HOUSE 11.SKULL RING 12.DEAD ROCK STAR 13.LITTLE ELECTRIC CHAIR
encore
14.LITTLE DOLL 15.IDEA OF FAN 16.I WANNA BE YOUR DOG 17.NOT RIGHT
posted on 2004/03/24
BONNIE ‘PRINCE’ BILLY [ 2004.03.13. 渋谷NEST ]
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BONNIE ‘PRINCE’ BILLY [ 2004.03.13. 渋谷NEST ]

guest:テニスコーツ、二階堂和美
ジェフ・ベックのようにいろんな名前のキャリアを持つウィル・オールダムが現在の活動名義、ボニー‘プリンス’ビリーとして、とうとう初来日。最前列で観てしまったのですが、つるつる頭にヒゲもじゃの一度見たら忘れない顔のインパクトがまず凄い。ヒゲを取ったらジョン・マルコヴィッチみたいな感じになるのかな。カントリーをベースにしたスローなロックを朗々と歌い上げるには、ものすごく姿勢が良かったり、足をクロスさせてもやはり真っ直ぐ立ってたりと、独特の孤高な空気をまざまざと堪能。素晴らしかった。札止め超満員となってしまっただけに、もう少しゆとりのある会場でやって欲しかったなぁ。二階堂和美はフォークギター一本かかえて歌っている姿と歌の節回しから、流しの矢野顕子というイメージを持ってしまった。テニスコーツはちょっと久々でしたが、とても刺激的なライブパフォーマンスだったように思う。終演後、植野さんに会ったら「今日は疲れなかったから、全然ダメだった」と言っていた。完全燃焼したいという気持ちがどのように表れてくるのか、今後が楽しみだ。

posted on 2004/03/16
DAVID BOWIE [ 2004.03.08. 日本武道館 ]
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DAVID BOWIE [ 2004.03.08. 日本武道館 ]

デビッド・ボウイが好きだ、とは以前にも書いたと思うが、改めてまた書きたいと思う。僕はデビッド・ボウイが大好きだぁぁぁ!!! 宮崎の田舎でボウイさんを聴き狂っていた頃から長年思い焦がれてきたマイ・スーパー・スター、マイ・スーパー・ヒロー、デビッド・ボウイ。わが人生28年目の節目となるこの日、ついにその念願のライブを観る時が訪れたのだった。何と言う、運命のめぐり合わせ。まぁしかし、そんな個人的な思い入れを抜きにしても、今回のライブは歴史的公演と断言できる素晴らしすぎるものだったと思う。ウドーの先行予約で買ったチケットは2階席真ん中あたりではあれど、ステージ正面。贅沢言わない。僕には十分すぎる席でございます。映像をバックに登場するオープニングから「愛しき反抗」のギターリフが武道館に轟くと、既に大興奮トランスフォームド状態。2曲目でちょっと我に返った途端、ボウイさんのライブを観ている実感が込み上げてきて、早くも涙するも、「アメリカのすごくいいバンド」と言って始まった、前作『HEATHEN』でカヴァーしたピクシーズの「CACTUS」に熱狂。イギー・ポップを救ったように、ひょっとしてピクシーズの再結成にボウイさんの後押しがあったりするのかも?? 昔から世話好きな人だけにあり得なくはないなぁと思うと、ジギー時代のパートナーでもあったミック・ロンソンのバンド、モット・ザ・フープルに書いた大名曲「すべての若き野郎ども」で劇的に盛り上げ、さらにはイギーとの共作「チャイナ・ガール」を楽しげに披露するという見事な連打。プリンスが始まって早々に「PURPLE RAIN」をキメたときのように、初っ端から、えらいことになってきた。ボウイさんの動きも軽やかで、声も随分若返っている! そんでもって、相変わらず愛嬌たっぷりだし、「ハッハッ」というゴキゲンな笑い声も健在。最新作『REALITY』そのまんまのメンバーという凄すぎるツアーバンドの紹介のあとは、クイーンとのコラボレート曲「UNDER PRESSURE」だなんて、嗚呼。もう涙腺ゆるゆるというのに、これに続くタイミングでの「火星の生活」に完全にノックアウト。歌詞わかっていても歌えないくらい涙があふれ出てしまいました。大好きな「流砂」も聴けたし、大好きな『LOW』から3連発なんて嬉しすぎ! どうなっちゃってんだよぉ〜! あまりに凄い、楽しみの尽きない2時間半の圧倒的なステージ。「ジギーはギターを弾いた」必殺のアンコールが終わっても、武道館の白昼夢にすっかり魂を奪われたまま。現在57歳のボウイさんは、驚異的なキャリアを築いた70年代にも劣らないレベルの状態にあると言っても過言ではないだろう。年を取るのが楽しみだと言うほど充実している現在の勢いとモチベーションなら、再び地球を一周して日本に来てくれる日もきっと近いはず。「私達には5年間しか残されていない/泣くことしかできない/知らせに来た男はそう告げて泣いた/地球はすっかり死んでいる/嘘を言ってるわけではなさそうだ/彼の顔は涙ですっかり濡れている」

set list
1.REBEL REBEL 2.NEW KILLER STAR 3.FAME 4.CACTUS 5.ALL THE YOUNG DUDES 6.CHINA GIRL 7.NEVER GET OLD 8.THE LONELIEST GUY 9.THE MAN WHO SOLD THE WORLD 10.HALLO SPACEBOY 11.SUNDAY 12.HEATHEN (THE RAYS) 13.UNDER PRESSURE 14.LIFE ON MARS? 15.LOOKING FOR WATER 16.QUICKSAND 17.DAYS 18.SOUND AND VISION 19.BE MY WIFE 20.A NEW CAREER IN A NEW TOWN 21.ASHES TO ASHES 22.I'M AFRAID OF AMERICANS 23."HEROES"
encore
24.FIVE YEARS 25.SUFFRAGETTE CITY 26.ZIGGY STARDUST
posted on 2004/03/13
KRAFTWERK [ 2004.03.03. 渋谷AX ]
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KRAFTWERK [ 2004.03.03. 渋谷AX ]

夢見心地とはこういうことか。ステージの白いカーテンに4人のシルエットが浮かび上がるニクいほどの演出で会場を埋めた老老老若男男男女のボルテージが一気に沸き立つオープニング。ついに幕が開かれると赤シャツに黒スーツ&タイの人間解体仕様で4人が横並びに立っているという、これはもう本当にたまりません! 『アウトバーン』から30年。オリジナルメンバーはラルフ・ヒュッターとフローリアン・シュナイダーのふたりしか残っていないのが残念でなりませんが、この2000年代になってこれほどまで精力的に活動することになろうとは、コンピューターの進歩がようやくクラフトワークの能力レベルをサポートするまで追いついたということなのかもしれません。ライブはあくまで自分たちのスタジオがライブ会場に置き換わっただけというふうに、SONY VAIOノートのキー操作にほとんど終始するという、本当に突っ立っているだけだったりするのですが、そんな彼らの立ち姿と後方ステージ幅いっぱいの巨大スクリーンの映像と究極の音楽が完璧な構図で一体化している様は、見事としか言いようがなく、とにかく大興奮で圧倒されっぱなし。しかも往年の名曲も惜しげも無く披露され、特に「放射能」では震えるほど感激してしまいました。日本ならではの「電卓」の合唱もあり、嬉しすぎるロボットの登場もあり、面白さ、楽しさでもダントツのライブ体験。まだまだこの日の夢に浸っていたい。

set list
1.INTRO 2.THE MAN-MACHINE 3.PLANET OF VISIONS(EXPO 2000) 4.TOUR DE FRANCE 2003(PROLOGUE〜ETAPE 1〜ETAPE 3〜CHRONO〜ETAPE 2) 5.VITAMIN 6.TOUR DE FRANCE 83 7.AUTOBAHN 8.THE MODEL 9.NEON LIGHTS 10.SELLAFIELD 11.RADIOACTIVITY 12.TRANS-EUROPE EXPRESS〜METAL ON METAL〜ABZUG
encore 1
13.NUMBERS〜COMPUTER WORLD 14.IT'S MORE FUN TO COMPUTE〜HOME COMPUTER 15.POCKET CALCULATOR〜電卓
encore 2
16.THE ROBOTS
encore 3
17.ELEKTRO KARDIOGRAMM 18.AERO DYNAMIK 19.MUSIC NON STOP
posted on 2004/03/07

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