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ヒート

CINEMA

ヒート

監督:マイケル・マン
HEAT
1995年 アメリカ

20年ぶりにマイケル・マン監督『ヒート』を観る。当時感じたこと以上に超傑作だった。すっかりいなくなってしまったヴァル・キルマーに限らず、主演のロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノにとっても最後のキレッキレな役だったように思える。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

CINEMA

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)
2014年 アメリカ

作中の話みたく、今作のキャストが揃ってなかったらどうなっていたのだろう? ニコルソン『シャイニング』状態で最初から分裂してたマイケル・キートンによる未来世紀な劇映画。主人公はボロボロになっていくのに、とにかく高精度に緻密に作りあげられたメキシコチームの技術と才能は圧倒的。ものすごく面白かった!

海にかかる霧

CINEMA

海にかかる霧

監督:シム・ソンボ
SEA FOG
2014年 韓国

『殺人の追憶』の脚本家だったシム・ソンボの初監督作。元東方神起で現JYJのパク・ユチョンの映画デビュー作とあって、女性客多し。ユチョンは新人賞総ナメも納得のスターのオーラを封じた船員を熱演。今作のように船がらみでヤバいことになっていく『共謀者』も激エグかったわけですが、これもまた韓国映画万歳な、負の連鎖のとめどなさ炸裂!!おもしろかった!!

男はつらいよ

CINEMA

男はつらいよ

監督:山田洋次
1969年 日本

BSフジで放送されたフジテレビドラマ時代の『男はつらいよ』第1回&最終回を観る。寅次郎が奄美大島でハブに噛まれて死ぬという最終回がちゃんと見れてよかった。ドラマ時代の映像はこの2回分しかフジテレビにも残っていない。映画『男はつらいよ』シリーズはBSジャパン(テレビ東京)の「土曜は寅さん」で第一作から振り返って放送されているのを見続けている。わりと初期の段階からパターンも決まっているけど、パターンが決まっているこその面白さも魅力だと思う。さくらと博の結婚が描かれた第一作は本当に大傑作。柴又の寅さん記念館に、また改めて行きたいと思っている。

セッション

CINEMA

セッション

監督:デミアン・チャゼル
WHIPLASH
2014年 アメリカ

昔のお笑い番組で「モーレツしごき教室」ってあったなぁと思わせる、猛烈シゴキJAZZ教室な話。シゴかれまくる生徒がドMではなく、師弟ともに超ドSのクソ野郎だからこその意地と高ぶりが、スリリングで面白かった!

ディクテーター 身元不明でニューヨーク

CINEMA

ディクテーター 身元不明でニューヨーク

監督:ラリー・チャールズ
THE DICTATOR
2012年 アメリカ

サシャ・バロン・コーエンの風刺コメディ映画は苦手と思い込んでましたが、これはめちゃめちゃ面白かった。ド下品なれど、これは痛快。

きっと、星のせいじゃない。

CINEMA

きっと、星のせいじゃない。

監督:ジョシュ・ブーン
THE FAULT IN OUR STARS
2014年 アメリカ

10代にしてガンを患い、死が現実に迫る中、青春の渦に飛び込むふたりの人生が美しくて素晴らしかった。ローラ・ダーンの母親像は特にだけど、親子の距離感も無性に良くて、だいぶ泣いてしまった。

アメリカン・スナイパー

CINEMA

アメリカン・スナイパー

監督:クリント・イーストウッド
AMERICAN SNIPER
2014年 アメリカ

無で締めた鎮魂のエンドクレジット。アメリカにとって、911以降の時代のフルメタルジャケットな映画でした。

ランボー 最後の戦場

CINEMA

ランボー 最後の戦場

監督:シルヴェスター・スタローン
RAMBO
2008年 アメリカ

怒りのアフガンから20年ぶりのシリーズ4作目。すごくよかった。戦争、戦闘の地獄を生き抜いたランボーの冷静なメッセージがずしりと響く。

薄氷の殺人

CINEMA

薄氷の殺人

監督:ディアオ・イーナン
白日焔火/BLACK COAL, THIN ICE
2014年 中国・香港

思ったよりブッ飛んではなかったものの、グイ・ルンメイの場違いなほど際立つ美しさのせいか、粋で妙にソワソワどっぷり引き込まれました!!