ファッションが教えてくれること
CINEMA

ファッションが教えてくれること

監督:R・J・カトラー
THE SEPTEMBER ISSUE [ 2009年 アメリカ ]
アメリカ本国のVOGUE 2007年9月号の編集課程を捉えたドキュメント映画。一番の強みは「決断力」と即答する、編集長アナ・ウィンターの凄さ、魅力、ファッション界のスペシャルワンたる姿勢に、おおいに刺激を受ける。ただの嫌みな上司は昨今のドラマでもよく観るけど、彼女はとにかく圧倒的に有能。ブレがなく、腹も肝もすわっている。メリル・ストリープが演じたモデルとなった『プラダを着た悪魔』より、本物はもっと面白かった!

posted on 2015/06/22
ドラゴンへの道
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ドラゴンへの道

監督:ブルース・リー
猛龍過江/THE WAY OF THE DRAGON [ 1972年 香港 ]
『ドラゴンへの道』を久々に観る。主演のブルース・リー自身が監督・脚本もしているけど、映画としてはかなりユルい。ローマロケで最後のチャック・ノリスとコロッセオでの闘いは見応えあり。共演のノラ・ミャオが少女時代のユナにすごく似てたのが今回の発見。

posted on 2015/06/21
単騎、千里を走る。
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単騎、千里を走る。

監督:チャン・イーモウ
千里走単騎/RIDING ALONE FOR THOUSANDS OF MILES [ 2005年 中国・日本 ]
高倉健にとって最後から二番目の主演作品。地味渋度満点ながら、思いのほかよかった。ド派手な史劇のチャン・イーモウではなく、初期の田舎のチャン・イーモウを観てるようなので、とても好感が持てる。話としては美談すぎるものの、だからこそ観るべきものがあったように思う。チャン・イーモウは健さんで映画を撮りたくて、健さんが気に入るまで何度もダメを出されても脚本を送ったらしい。健さんは『初恋のきた道』にいたく感銘を受けていたらしく、この作品も健さんの求めていたチャン・イーモウなのだろう。健さんは日中両国にとってもかけがえのない財産を残してくれたように思う。

posted on 2015/06/02
ヒート
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ヒート

監督:マイケル・マン
HEAT [ 1995年 アメリカ ]
20年ぶりにマイケル・マン監督『ヒート』を観る。当時感じたこと以上に超傑作だった。すっかりいなくなってしまったヴァル・キルマーに限らず、主演のロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノにとっても最後のキレッキレな役だったように思える。

posted on 2015/05/28
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

監督:アレハンドロ・G・イニャリトゥ
BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) [ 2014年 アメリカ ]
作中の話みたく、今作のキャストが揃ってなかったらどうなっていたのだろう? ニコルソン『シャイニング』状態で最初から分裂してたマイケル・キートンによる未来世紀な劇映画。主人公はボロボロになっていくのに、とにかく高精度に緻密に作りあげられたメキシコチームの技術と才能は圧倒的。ものすごく面白かった!

posted on 2015/05/19
海にかかる霧
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海にかかる霧

監督:シム・ソンボ
SEA FOG [ 2014年 韓国 ]
『殺人の追憶』の脚本家だったシム・ソンボの初監督作。元東方神起で現JYJのパク・ユチョンの映画デビュー作とあって、女性客多し。ユチョンは新人賞総ナメも納得のスターのオーラを封じた船員を熱演。今作のように船がらみでヤバいことになっていく『共謀者』も激エグかったわけですが、これもまた韓国映画万歳な、負の連鎖のとめどなさ炸裂!!おもしろかった!!

posted on 2015/05/14
男はつらいよ
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男はつらいよ

監督:山田洋次
[ 1969年 日本 ]
BSフジで放送されたフジテレビドラマ時代の『男はつらいよ』第1回&最終回を観る。寅次郎が奄美大島でハブに噛まれて死ぬという最終回がちゃんと見れてよかった。ドラマ時代の映像はこの2回分しかフジテレビにも残っていない。映画『男はつらいよ』シリーズはBSジャパン(テレビ東京)の「土曜は寅さん」で第一作から振り返って放送されているのを見続けている。わりと初期の段階からパターンも決まっているけど、パターンが決まっているこその面白さも魅力だと思う。さくらと博の結婚が描かれた第一作は本当に大傑作。柴又の寅さん記念館に、また改めて行きたいと思っている。

posted on 2015/05/13
セッション
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セッション

監督:デミアン・チャゼル
WHIPLASH [ 2014年 アメリカ ]
昔のお笑い番組で「モーレツしごき教室」ってあったなぁと思わせる、猛烈シゴキJAZZ教室な話。シゴかれまくる生徒がドMではなく、師弟ともに超ドSのクソ野郎だからこその意地と高ぶりが、スリリングで面白かった!

posted on 2015/05/11
ディクテーター 身元不明でニューヨーク
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ディクテーター 身元不明でニューヨーク

監督:ラリー・チャールズ
THE DICTATOR [ 2012年 アメリカ ]
サシャ・バロン・コーエンの風刺コメディ映画は苦手と思い込んでましたが、これはめちゃめちゃ面白かった。ド下品なれど、これは痛快。

posted on 2015/05/07
きっと、星のせいじゃない。
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きっと、星のせいじゃない。

監督:ジョシュ・ブーン
THE FAULT IN OUR STARS [ 2014年 アメリカ ]
10代にしてガンを患い、死が現実に迫る中、青春の渦に飛び込むふたりの人生が美しくて素晴らしかった。ローラ・ダーンの母親像は特にだけど、親子の距離感も無性に良くて、だいぶ泣いてしまった。

posted on 2015/03/03

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