

F1
F1: The Movie
監督:ジョセフ・コシンスキー
2025年 アメリカ
F1カッコイイ!!純粋にそう思える映画。過去ではなく現代のF1を映画で描く、この凄さ。30年以上F1を見ているだけに、興味深々なシーンの連続。特に裏方やファクトリーの描かれ方に惹かれるものがあった。最終戦アブダビの展開はルイス・ハミルトンがプロデューサーの一人だからこその懐の深さを感じる。


牯嶺街少年殺人事件
A Brighter Summer Day
監督:エドワード・ヤン
1991年 台湾
かつて20代の頃に観たときより、圧倒的に凄味を感じながら観れたことで、自分も成長していたのだなぁと思えたり。台北に行くことがあれば、牯嶺街と建国中学校に訪れたいと思った。


新世紀ロマンティクス
Caught by the Tides
監督:ジャ・ジャンクー
2024年 中国
ジャ・ジャンクー自身の過去作の素材を使ってリミックスしたような作品なので、新作と思って観るものではないだろう。基本的にセリフはなく、音楽とサイレント映画のような暗転字幕でつないだ、渾身の過去作の壮大な予告編のようにも思えた。


熱烈
One and Only
監督:ダー・ポン
2023年 中国
ワン・イーボーが力いっぱい大技で踊りまくる姿を見てると、かつて映画の中で踊り狂ったケビン・ベーコン『フットルース』、パトリック・スウェイジ『ダーティ・ダンシング』、エミリオ・エステベス『ブレックファスト・クラブ』とかの名優たちが頭に浮かんだ。最後の決め技はバカバカしくて爆笑しながら感動した!


宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました
6/45
監督:パク・ギュテ
2022年 韓国
タイトルは『愛の不時着』をモジっているのだろう。かつての名作『JSA』の極限の緊張感を全力でコメディに振り切ったような痛快作。38度線がこういう笑い話になるような南北友好の未来は訪れるのだろうか。


イ・スマン:キング・オブ・K-POP
Lee Soo Man: The King of K-Pop
監督:ティン・プー
2025年 アメリカ
SMエンターテインメントを創設し、K-POPを巨大事業へと世界的に発展させたイ・スマン。歌手時代からSMを去ってA2Oを始めた2025年現在まで、彼自身の語りを中心に綴られるドキュメント。キャスティング・トレーニング・プロデュース・マーケティングのシステムを確立させ、自分はエンジニアでもあると認識しているところが非常に興味深かった。時代と技術、そして先の未来への自信。


リトル・ウィング
Little Wing
監督:ディーン・イズラエライト
2024年 アメリカ
中学生女子が鳩レースに目覚めるという、観る理由としては十分すぎるではないか! 物語としては、部活とかではなく、窃盗犯罪やっちゃって、だいぶ無茶気味だったけど、後半の鳩と積極的になってからはとても良かったと思う。土鳩と違い、レース鳩が想像以上に高額な価値があることや、鳩レースの深い世界を少しだけ知ることができる。主演のブルックリン・プリンスは『フロリダ・プロジェクト』の子役で、『コカイン・ベア』にも出てた。


ライド・オン
Ride On
監督:ラリー・ヤン
2023年 中国
なんと初主演から50年の記念作品。ジャッキー・チェンの近作としては、ここ15年くらいのベストかもしれない。手応えとしてはリメイク版『ベスト・キッド』以来か。今作では生身のアクションで名を馳せた今は老いしスタントマン役を演じ、現在できうる最大限のアクションを披露している。加えてかつてのジャッキー作品のスタントシーンも差し込まれ、ジャッキーを観てきた僕らには、改めてジャッキー凄い!と思うに十分な作品だった。


ぼくのお日さま
監督:奥山大史
2024年 日本
主題歌となっているハンバート ハンバートの「ぼくのお日さま」が素晴らしい。奥山大史監督はこの曲にインスピレーションを受けて、今作の制作にあたったらしい。監督からの手紙を受け、主題歌とタイトルの使用を快諾し、佐藤良成が劇伴を担当するに至った。また監督は幼少期にスケートを習っていたという。前後のキャリアにおける米津玄師との関係。アニメ『メダリスト』主題歌「BOW AND ARROW」のMV(監督は林響太郎)での羽生結弦に迫る撮影を担当している。


違国日記
監督:瀬田なつき
2024年 日本
両親を交通事故で失った少女が、温泉宿ではなく、新垣結衣に引き取られる物語。出だし、めちゃめちゃ暗くて重いのだったらどうしようと思ったけど、このキャストで『異端の鳥』のようになるはずもなく、甘々で安心して観れた。主演ふたりの関係性がとても良くて、日常モノとしてずっと観ていたくなる。劇中歌の担当は橋本絵莉子。
