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ガールズ&パンツァー 劇場版

CINEMA

ガールズ&パンツァー 劇場版

監督:水島努
2015年 日本

ユナイテッドシネマ豊洲で水島努監督『ガールズ&パンツァー 劇場版』4DX効果マシマシ版。大ロングランを続けてガルパン劇場版公開から今日でちょうど1周年らしいけど、現時点でも、4DXとしてこれほど見事にマッチする作品はないのではないか。4DX初体験にして、そう思えるくらい、劇中ほぼライド状態でめちゃめちゃ楽しかった!!! アクションに特化しまくった今回の劇場版だけに映画としての物語はだいぶ薄いのは仕方がないけど、TVシリーズに感銘を受けたファンとして十分楽しめるし、4DXはさらにド迫力の気持ち良すぎる映画体験として超!最!高! 大洗に常設劇場作った方がいいと思う。ガルパンは本当にいいぞ。

何者

CINEMA

何者

監督:三浦大輔
2016年 日本

朝井リョウ原作、三浦大輔監督『何者』。1991年公開『就職戦線異状なし』から25年を経て、この世の中の変わりようたるや。有村架純でさえそんなにカワいく思えない、キャストのイケてなさ加減が見事で、それはそれで観客にもつきつけられるSNSも絡めた人間関係のえげつなさにドキドキ・ヒリヒリしっぱなし。現代社会を生きるに、必見の作品。主題歌も含めた音楽の中田ヤスタカはここ数年でベストの仕事だと思います。

PK

CINEMA

PK

監督:ラージクマール・ヒラニ
PK
2014年 インド

恵比寿ガーデンシネマにてインド歴代No.1ヒット映画『pk』。日本でもロングランヒットとなった『きっと、うまくいく』のラージクマール・ヒラニ監督&アーミル・カーン主演コンビによる新作。のっけから宇宙船が出てくる超娯楽作ながら、神・宗教・人種・国籍…と人間界にしかない問題に対し、人間こそが裸の王様だと宇宙人目線で社会風刺しまくる痛烈な作品。『命ある限り』のアヌシュカ・シャルマが今回もとてもよいです。日本に入ってくるインド映画にハズレなし。素晴らしかった!!

オペレーション・メコン

CINEMA

オペレーション・メコン

監督:ダンテ・ラム
湄公河行動 / Operation Mekong
2016年 中国・香港

TOHOシネマズ六本木にて開催中の東京国際映画祭でダンテ・ラム監督『メコン大作戦』。実話をベースに、アクションは創作で7割増し(監督談)という、西部警察やランボーもビックリのこれもまた激戦たる一本! 敵も味方も容赦無く殺傷されまくるアクションの凄さに油断して、完全にフィクション目線で楽しんでしまったところに、エンドロールで実話だと強調される、実際の人物の写真が出てぞわぞわした。本国では2週連続1位とヒット中。めっちゃ面白かった!!! 監督のサインももらった!

SCOOP!

CINEMA

SCOOP!

監督:大根仁
2016年 日本

下世話な芸能スキャンダル報道からロバート・キャパのマスターピースまで、一気に振り切ってみせる素晴らしいエンタメ作品。中目黒があんなことになっていたとは! 街でたまに見かける、エンブレムまで全面黒マットで塗装された車は、やはりこの手の人たちが乗っているのか?! 最低で最高と言う、二階堂ふみが最高! スケベ全開おじさんの福山雅治と、洞窟おじさんがキメまくってサイコになっちゃったかのようなリリー・フランキーも、たっぷり見応えありました。テレビの深夜ドラマで復活して欲しい。

映画 聲の形

CINEMA

映画 聲の形

監督:山田尚子
2016年 日本

観る前から悪いはずはないという自信が確信に変わる素晴らしさ!!! 大傑作。いじめカッコ悪いでもなく、愛は地球を救うでもなく、もがきにもがく若者たちの成長を真摯に捉えた今年最上の青春群像劇。アメリカ映画『きっと、星のせいじゃない。』(これも必見!)のときもそうだったけど、この年代が主人公の作品は保護者目線でも観てしまう。音楽はagraphの牛尾さん。

プロジェクトX

CINEMA

プロジェクトX

監督:ニマ・ヌリザデ
Project X
2012年 アメリカ

プロジェクトXと言っても、地上の星のそれではなく、トム・クルーズ『卒業白書』の現代版のような、高校生が自宅でハチャメチャなパーティーをやる悪ふざけを極めた一夜を、POV撮影でつらぬいた作品。アメリカ映画でこの手のホームパーティーは何度となく描かれているものの、日本の小市民としてはまるで現実味のないSFを観てるような感覚でいつも観てしまう。一度でいいからこんな経験してみたい!

君の名は。

CINEMA

君の名は。

監督:新海誠
2016年 日本

転校生だけではなく、イルマーレな飛躍もあり、最後は本気で震えた大傑作。メロメロになって、ボロボロになって、こんなにも昂ぶるとは思ってもいなかった。めちゃめちゃ素晴らしかった!!! 帰りは総武線で代々木経由で帰らせていただきました! 『シン・ゴジラ』『君の名は。』と年間ベスト級の作品が立て続けに公開されて、動員も年間ベスト級に爆裂ヒットしてるって、かなり凄いことかもしれない。

バクマン。

CINEMA

バクマン。

監督:大根仁
2015年 日本

両さん連載終了発表のタイミングで観る映画『バクマン。』。どストレートな漫画愛、ジャンプ愛全開! 天才ではない主人公の友情・努力・勝利。モノを作る情熱と対象への愛情がどれほど大切か。今更ながら、めっちゃ良かった! エンドロールが公開時から絶賛されたとおり素晴らしかったけど、天久聖一が手がけた傑作PV「電気グルーヴ20周年のうた」があったから、ここまでのクオリティに仕上がったような気もする。

シン・ゴジラ

CINEMA

シン・ゴジラ

監督:庵野秀明
2016年 日本

新宿ゴジラヘッドの真下で観る『シン・ゴジラ』。石原さとみの芝居は今までずっと苦手でしたが、この役なら違和感なし。好きなようにやる、映画のように腹を括ったすべてのスタッフ、出演者の魂が放射される新世紀ゴジラ。破格に面白かったです。素晴らしい。感服。よかった。