

レディ・マエストロ
De Dirigent
監督:マリア・ペーテルス
2018年 オランダ
『TAR』とはまた別の女性指揮者の姿を描いた、素晴らしい作品だった。女性がオーケストラの指揮者になるという苦難な道を最初に拓いたアントニア・ブリコの半生。途方もない障壁の数々と戦い、社会や業界の常識・固定概念を変えていくことの厳しさ。


ディープ・カバー 即興潜入捜査
Deep Cover
監督:トム・キングズリー
2025年 イギリス
即興芝居の先生と生徒が麻薬取引の潜入捜査するアクションコメディで、めっちゃおもしろかった! オーランド・ブルームはリアムをイメージして演じていたらしい。


愛はステロイド
Love Lies Bleeding
監督:ローズ・グラス
2024年 イギリス・アメリカ
一時期のジョン・カーペンターやデ・パルマ、リンチ、エイドリアン・ラインあたりのような娯楽ロマンス・スリラーのトーンで楽しめる。ニューメキシコが舞台で、エド・ハリスのビジュアルがキマってはいたけども、思ったほどそこまで無軌道な映画ではなく、枠内で収まっている感じではあった。展開とともに困りがちなクリステン・スチュワートがめっちゃ良かった。


ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
Love in the Big City
監督:パク・ギュテ
2024年 韓国
大傑作。恋愛ではなく、腹心の友の物語として成立させたキム・ゴウン&ノ・サンヒョンのコンビネーションにグイグイ引き込まれてのラストのたまらなさ!!!!! miss Aを聴いてた人は涙腺崩壊間違いない! 「Bad Girl, Good Girl」の歌詞は彼女のテーマソングとして完璧だった。この曲作ったJYP偉いよ!


劇場編集版 かくしごと ひめごとはなんですか
監督:村野佑太
2021年 日本
隠し事、描く仕事、かくしごと。ギャグ寄りの姿勢を貫いたテレビアニメ版では隠されたままだった結末。エンディングテーマが「君は天然色」だったのも納得。「想い出はモノクローム 色を点けてくれ」の一節。ズルいくらいの感動作で素晴らしかった。


F1
F1: The Movie
監督:ジョセフ・コシンスキー
2025年 アメリカ
F1カッコイイ!!純粋にそう思える映画。過去ではなく現代のF1を映画で描く、この凄さ。30年以上F1を見ているだけに、興味深々なシーンの連続。特に裏方やファクトリーの描かれ方に惹かれるものがあった。最終戦アブダビの展開はルイス・ハミルトンがプロデューサーの一人だからこその懐の深さを感じる。


牯嶺街少年殺人事件
A Brighter Summer Day
監督:エドワード・ヤン
1991年 台湾
かつて20代の頃に観たときより、圧倒的に凄味を感じながら観れたことで、自分も成長していたのだなぁと思えたり。台北に行くことがあれば、牯嶺街と建国中学校に訪れたいと思った。


新世紀ロマンティクス
Caught by the Tides
監督:ジャ・ジャンクー
2024年 中国
ジャ・ジャンクー自身の過去作の素材を使ってリミックスしたような作品なので、新作と思って観るものではないだろう。基本的にセリフはなく、音楽とサイレント映画のような暗転字幕でつないだ、渾身の過去作の壮大な予告編のようにも思えた。


熱烈
One and Only
監督:ダー・ポン
2023年 中国
ワン・イーボーが力いっぱい大技で踊りまくる姿を見てると、かつて映画の中で踊り狂ったケビン・ベーコン『フットルース』、パトリック・スウェイジ『ダーティ・ダンシング』、エミリオ・エステベス『ブレックファスト・クラブ』とかの名優たちが頭に浮かんだ。最後の決め技はバカバカしくて爆笑しながら感動した!


宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました
6/45
監督:パク・ギュテ
2022年 韓国
タイトルは『愛の不時着』をモジっているのだろう。かつての名作『JSA』の極限の緊張感を全力でコメディに振り切ったような痛快作。38度線がこういう笑い話になるような南北友好の未来は訪れるのだろうか。
