open-air

青春ジャック 止められるか、俺たちを2

CINEMA

青春ジャック 止められるか、俺たちを2

監督:井上淳一
2024年 日本

1作目『止められるか、俺たちを』から10年後が舞台となる、1983年2月に若松孝二監督が立ち上げた名古屋の映画館シネマスコーレを中心に描いた続編。井浦新のマスターレベルに到達した若松孝二芝居が最高! 1作目とは独立した物語としても観れて、比べて申し訳ないが、こっちのが断然面白かった!

イ・チャンドン アイロニーの芸術

CINEMA

イ・チャンドン アイロニーの芸術

Lee Chang-dong: The art of irony
監督:アラン・マザール
2022年 フランス・韓国

イ・チャンドン自身が過去作の舞台に赴きつつ振り返るドキュメント。現時点での最新作『バーニング』に始まり、監督の語りに限らず、作品ごとのロケ地や主要キャスト等による話も興味深く、さらには映画監督以前の小説家時代、そのまたさらには幼少最初の映画体験まで遡る。ものすごく見応えあった!

タバコは咳の原因になる

CINEMA

タバコは咳の原因になる

Fumer Fait Tousser
監督:カンタン・デュピュー
2022年 フランス

一癖も二癖もある軽妙奇妙なカンタン・デュピュー監督作。これもめちゃめちゃ面白い!!戦隊モノへのこだわりはなく、脱線する怪談話の再現映像を畳み掛けるという離れ技。フランスのお笑い、大好きだ。カンタン・デュピューがMr.OIZOだってこと、さっき知った!

裁かるるジャンヌ

CINEMA

裁かるるジャンヌ

La Passion de Jeanne d’Arc
監督:カール・テオドア・ドライヤー
1928年 フランス

印象的なカットは、モリッシーがライブで使用していたのを憶えている。ジャンヌ・ダルクの実際の裁判記録をもとにカール・テオドア・ドライヤー監督によって映画化された1928年のサイレント作品。裁判といっても、教会の異端審問官に一方的に詰められ、歴史の通り火刑になる様は、『チ。』の世界そのものだった。

ANORA アノーラ

CINEMA

ANORA アノーラ

Anora
監督:ショーン・ベイカー
2024年 アメリカ

新宿ピカデリーのスクリーン1。アカデミー賞を獲りまくって大出世のショーン・ベイカーが来てたのは昨日だったみたい。『プリティ・ウーマン』ほどハッピーではなく、『下女』『ハウスメイド』ほどドロドロしてもいない。特別いい話ではないけど、マイキー・マディソンの強い魅力とロシアチームのアバウトさが効いている。「昨日誕生日だった」というセリフに、スピってるなと思った。

ザ・ルーム・ネクスト・ドア

CINEMA

ザ・ルーム・ネクスト・ドア

The Room Next Door
監督:ペドロ・アルモドバル
2024年 スペイン

アルモドバルの若かりし頃からすれば、信じられないくらいの品の良さ! ティルダ・スウィントン&ジュリアン・ムーア、両者際立つ洗練された会話劇の見事さ。癌からの回復が叶わないことを悟り、人生の最期を自らの意志で締める。尊厳死を望むという、これもまた人間の業を見つめた素晴らしい作品だった。

真夜中のパリでヒャッハー!

CINEMA

真夜中のパリでヒャッハー!

Babysitting
監督:ニコラ・ブナム、フィリップ・ラショー
2014年 フランス

フランスのコメディスター、フィリップ・ラショーの原点ともいえる2014年の監督デビュー作。ほぼほぼフランス版ハングオーバーで、めちゃめちゃ面白い! とにかく編集のテンポがよく、気付いたらイカれた展開に突入していて、常軌を超えてもキャラ達を不快には描かず、無駄に長いと思うところが一切ない、全編85分のキレの良さ!

Broken Rage

CINEMA

Broken Rage

監督:北野武
2024年 日本

たけし版『PERFECT DAYS』とも思えた、どこかわざとらしい前半。そんな老いた殺し屋のルーティーンを前振り扱いにして繰り返す、たけし版『ポプテピピック』という不気味な仕上がり。

映画 からかい上手の高木さん

CINEMA

映画 からかい上手の高木さん

監督:今泉力哉
2024年 日本

映画に先駆けて放送されたドラマ版が十分に素晴らしかった今泉力哉監督による実写版プロジェクト。中学生だった高木さんと西片が、10年経ち永野芽郁と高橋文哉になっての、すてきな両想い。おでこ全開で高木さんを演じ切る永野芽郁が眩しい!最後の教室でのふたりには、長年見守ってきた他人として、素直にグッと胸にきて、ものすごく良かった!!

blur:To The End

CINEMA

blur:To The End

Blur: To the End
監督:トビー・L
2024年 イギリス

『blur:To The End』と『blur:Live At Wembley Stadium』を、全席スピーカー内蔵で振動も起こるシートという、みなとみらいの映画館で、それぞれ別料金だけど連続で! とにかくファン冥利に尽きる作品だった。ずっとファンでいるなんて、どうかしてるけど、幸せなことなんだとも思う。正論では幸せにならない。それでもやるかやらないかという関係性。特別視されるウェンブリー・スタジアム。旨味 umami って英語になってるんだという発見。『くるりのえいが』との近さ。