

大日本人
監督:松本人志
2007年 日本
グッダグダな最後がオチとしてどうかと思うが、獣との対決シーンはかなりワクワクしましたよ。どの獣も十分気持ち悪くてインパクトあるけど、デカいのがバカバカしさ倍増でよかったです。あとはUAのいちばんコントっぽかった芝居がよかったです。


アヒルと鴨のコインロッカー
監督:中村義洋
2007年 日本
恵比寿ガーデンシネマで、不覚にも一番前の座席でプラネタリウムの角度で観るハメに。邦画でよかった・・・。でもって映画もよかった・・・。不覚にも一番前の座席で泣きました。松田龍平かっこええな。伊坂幸太郎の原作を読んでいたので読書のスピード感と映画の違いに戸惑いはありますが、映画としてもすごくよかったと思います。友よ、答えは風に舞っている、か。


ゾディアック
ZODIAC
監督:デヴィッド・フィンチャー
2007年 アメリカ
非常にそそられる内容でたっぷり楽しめました。ロバート・ダウニーJr.はますます目が窪んできてるけど、いい役だったなぁ。刑事さんの蝶ネクタイ、クロエのメガネ、ジェイクが飲んでた青い酒、映写技師のビビらせおやじ・・・。影があって謎めいていて粋な感じの、映画全体に漂う雰囲気が好きだなぁ。


ディパーテッド
THE DEPARTED
監督:マーティン・スコセッシ
2006年 アメリカ
言わずと知れた『インファナル・アフェア』のリメイクですが、より重厚というかコッテリというかニコルソンな映画でした。オープニングでストーンズが流れるのは『ミーン・ストリート』を思い出させるスコセッシなりのファンサービスなのか、強引に自分の映画にした感じもしないでもないかと。こっちも悪くないですが、『インファナル・アフェア』の素晴らしさを再認識しましたよ。スコセッシとギャング映画の相性を考えると、香港の脚本家とガッツリ組んで一本作って欲しいですね。


恋愛睡眠のすすめ
LA SCIENCE DES RÊVES
監督:ミシェル・ゴンドリー
2006年 フランス・イタリア
ワンカットワンカット猛烈に手の込んだ映像に唸りながら、ラブコメの面白さも十分楽しみながら、ハッピーとは言えない、病を癒しきれない傷というか悲壮感というか、重さがズシっと胸に残る映画でありました。ガエルが珍しくギラギラしてないけど、別の魅力で女性ファンが新たに増えそうです。シャルロットはなまいき盛りをとっくに過ぎて、かわいさよりカッコよさを極めていきそうな、もっと年取ったらパティ・スミスみたいになりそうな感じでした。


バベル
BABEL
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
2006年 アメリカ
監督の芸風は特に変わりはないものの、重さは徐々に軽くなっているのかもなので、今作がいろんな賞レースに顔を出すなど、いちばん一般受けするのも納得の内容。話題の菊池凛子は女子高生としては無理がある気もしますが、制服姿と外国人目線では高校生として問題ないのでしょう。露出が多すぎでしたが役はよかったと思います。もっと絶望的な映画かと思いましたが、となりの人の手を握りたくなるような映画でした。全体的に途中で終わっちゃった気もしないでもない・・・。


東京裁判
監督:小林正樹
1983年 日本
第二次世界大戦終戦後に行われた東京裁判こと極東国際軍事裁判のドキュメント映画。日本の歴史教育は縄文時代が出発点であるため、近現代史のところがうやむやであることが多いわけで、こうした当時の映像で生々しく戦争の時代を振り返ることは、重要なことなのかもしれない。朝まで生テレビなどでよく話題になる東京裁判が、裁判として問題だらけの正当性を欠いた一方的なものであったことを、ようやくはっきりと知ることができたし、日本人戦犯をアメリカ人が弁護していたことなど、いろいろ驚きや発見のある映画だった。時代は変わると言えども、戦争と敗戦を経験して今の日本があることを、しっかり認識しておかねばなぁと思う。


ロッキー・ザ・ファイナル
ROCKY BALBOA
監督:シルヴェスター・スタローン
2006年 アメリカ
シリーズ第6作『ロッキー・ザ・ファイナル』。タイトル通り、ロッキーシリーズの最後を見届ける、切なさとわびしさが全編を覆っていながらも、サービス精神満載で気持ちの良い、実にロッキーな映画だったと思う。とうとう最後までレギュラーを務めたポーリーが「オレはロクでなしな兄貴だった」と語ったところが、今回いちばんグッときたなぁ。如何にしてロッキーはリングからエイドリアンと叫ぶに至ったか、その小さな美しい物語から30年。この原点の第一作が本当に素晴らしくて素晴らしくて大好きで、そこだけはわかってほしいと強く願うのであります。


インファナル・アフェア
INFERNAL AFFAIRS
監督:アラン・マック、アンドリュー・ラウ
2002年 香港
『インファナル・アフェア』三部作をまとめて鑑賞。ハリウッドリメイクの『ディパーテッド』がアカデミー賞を獲ったりしたこともあり、前後の話も観てみようかと思ってやってみました。ストーリーの時制順に『II』『I』『III』の流れで観ましたが、『III』は現在と過去が入り乱れでかなり混乱するなぁ。ヤンとラウとサムと警視の四者がものすごく高いレベルで、ギリギリの駆け引きを繰り広げる映画のテンションを思うと、やっぱ『I』の完成度が群を抜いております。素晴らしいです。


イン・ザ・プール
監督:三木聡
2004年 日本
松尾スズキが精神科医を好演してますが、奥田英朗の原作を松尾スズキをイメージしながら読むほうが、実は楽しかったりしますね。原作と映画は別物だとわかっていても、イコールで結びつけたくもあり、そこが難しいところです。
