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ロッキー・ザ・ファイナル

CINEMA

ロッキー・ザ・ファイナル

ROCKY BALBOA
監督:シルヴェスター・スタローン
2006年 アメリカ

シリーズ第6作『ロッキー・ザ・ファイナル』。タイトル通り、ロッキーシリーズの最後を見届ける、切なさとわびしさが全編を覆っていながらも、サービス精神満載で気持ちの良い、実にロッキーな映画だったと思う。とうとう最後までレギュラーを務めたポーリーが「オレはロクでなしな兄貴だった」と語ったところが、今回いちばんグッときたなぁ。如何にしてロッキーはリングからエイドリアンと叫ぶに至ったか、その小さな美しい物語から30年。この原点の第一作が本当に素晴らしくて素晴らしくて大好きで、そこだけはわかってほしいと強く願うのであります。

インファナル・アフェア

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インファナル・アフェア

INFERNAL AFFAIRS
監督:アラン・マック、アンドリュー・ラウ
2002年 香港

『インファナル・アフェア』三部作をまとめて鑑賞。ハリウッドリメイクの『ディパーテッド』がアカデミー賞を獲ったりしたこともあり、前後の話も観てみようかと思ってやってみました。ストーリーの時制順に『II』『I』『III』の流れで観ましたが、『III』は現在と過去が入り乱れでかなり混乱するなぁ。ヤンとラウとサムと警視の四者がものすごく高いレベルで、ギリギリの駆け引きを繰り広げる映画のテンションを思うと、やっぱ『I』の完成度が群を抜いております。素晴らしいです。

イン・ザ・プール

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イン・ザ・プール

監督:三木聡
2004年 日本

松尾スズキが精神科医を好演してますが、奥田英朗の原作を松尾スズキをイメージしながら読むほうが、実は楽しかったりしますね。原作と映画は別物だとわかっていても、イコールで結びつけたくもあり、そこが難しいところです。

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

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メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

THE THREE BURIALS OF MELQUIADES ESTRADA
監督:トミー・リー・ジョーンズ
2005年 アメリカ・フランス

トミー・リー・ジョーンズの監督・主演でテキサス南部を舞台にしたローカルな一本。男の友情、仁義をためらわず、彼なりに落とし前をつけさせるまでを描いた静かなロードムービーでもありました。

プロジェクトBB

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プロジェクトBB

ROB-B-HOOD
監督:ベニー・チャン
2006年 香港

ジャッキー、そしてユン・ピョウ。もうこれだけで観るぞ!と思い立って観てしまいました。内容は『スリーメン・アンド・ベイビー』みたいな、赤ちゃんに四苦八苦するファミリー映画なので、ストーリーに緊張感がないため決死のアクションも無駄に体張ってる感じがしてならなかったですが、ジャッキーファンは楽しめると思います。セグウェイ乗ってみたいなぁ~。

絶対の愛

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絶対の愛

TIME
監督:キム・ギドク
2006年 韓国・日本

邦題がイマイチ惹かれない気もいたしますが、これが最高におもしろかったぁ!!! こんなに狂ってて激しいラブストーリーは、フランス映画の専売特許だったように思ってたけど、キム・ギドク恐るべしですよ。整形後の主人公を演じた主演女優ソン・ヒョナ自身も、整形をカミングアウトしてるみたいだけど、非常に見応えがありました。

ディア・ウェンディ

CINEMA

ディア・ウェンディ

DEAR WENDY
監督:トマス・ヴィンターベア
2005年 デンマーク

ラース・フォン・トリアー脚本による命短し銃に恋する少年少女を描いた、現代の西部劇のようなアメリカン・ニューシネマのような。ゾンビーズがたくさん流れました。

ロシアン・ドールズ

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ロシアン・ドールズ

LES POUPÉES RUSSES
監督:セドリック・クラピッシュ
2005年 フランス・イギリス

『スパニッシュ・アパートメント』の続編で主人公は30歳に。仕事もそこそこに女にも苦労せず友人にも恵まれ・・・。自分はまだまだだなと思い知らされる映画でした。前作のほうが圧倒的によいです。

40歳の童貞男

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40歳の童貞男

THE 40 YEAR OLD VIRGIN
監督:ジャド・アパトー
2005年 アメリカ

主人公が40歳ですが、これぞ青春ラブコメの傑作ですよ。何気にモテモテな主人公がそれでもボクはやってないところが、不思議といえば不思議ではありましたが、かなり面白かったです。

マンダレイ

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マンダレイ

MANDERLAY
監督:ラース・フォン・トリアー
2005年 デンマーク

怪作『ドッグヴィル』の続編で同じスタイルでやってますが、主役がニコール・キッドマンからブライス・ダラス・ハワードに代わってましたね。それでも今回もたっぷりおもしろく観れましたよ。植民地主義や人種差別というテーマは先日観た『ナイロビの蜂』にも通じるものがありますが、上に立ちながらも精神的にいたぶられていくさまが、相変わらず嫌味たっぷりに真理を晒しつつ描いてくれてます。人間ダメなものはダメという踊るダメ人間絵巻、アメリカ三部作の次作が完結編ですが、ちゃんと完結してくれるのか静かに待ちたいと思います。