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それでもボクはやってない

CINEMA

それでもボクはやってない

監督:周防正行
2007年 日本

裁判モノは有名事件はテレビ中継されることも当たり前なお国柄なだけに、アメリカ映画でよく観ることができますが、いざわが国のものを見せつけられると、こうも歯がゆいものなのかと思い知らされてしまいました。周防監督の執念なのか妥協しなかった結果、映画というよりドキュメントになりすぎな感もありますが、十分おもしろく素晴らしい作品でした。

クラッシュ

CINEMA

クラッシュ

CRASH
監督:ポール・ハギス
2004年 アメリカ

『ショートカッツ』や『マグノリア』、あとローレンス・カスダンの『わが街』も似た感じだったと思う、どことなくシリアスな群像劇の秀作。すぐ興奮して口ゲンカが始まってしまうのは国民性なのか、役柄のせいなのか、社会のせいなのか、短気な人たちが多いのは困ったものです。

サムサッカー

CINEMA

サムサッカー

THUMBSUCKER
監督:マイク・ミルズ
2005年 アメリカ

エリオット・スミスとポリフォニック・スプリーの音楽がグッとくる、ストーリーもどこか『グッド・ウィル・ハンティング』を思わせる少年の成長物語でありました。キアヌが思ってたほど出番が少なかったけど、「大切なのは答えのない人生を行きぬく力」という、物語の核となる最高のセリフを聞かせてくれます。

ゆれる

CINEMA

ゆれる

監督:西川美和
2006年 日本

猛烈に重い内容なのに、猛烈に素晴らしい作品で、人気衰えず満席でした。香川照之の芝居に触発されてか、オダギリジョーにとって決定打となる一本だったと思います。伊武雅刀のキレっぷりは2回目に笑えましたね。出番少なかったけど、瀧の腰回りというか腹はやばかったです。

グエムル

CINEMA

グエムル

THE HOST
監督:ポン・ジュノ
2006年 韓国

どれも同じように宣伝されるわりに落差の激しい韓国映画ですが、ポン・ジュノ監督はさすがに今回も面白かった!! 怪物こわい! 気持ちわる! 小市民一家VS怪物という、この手の映画にありがちな強引な展開にもシラけさせることなく、ガメラも宇宙戦争も完全に喰ってしまった、モンスターパニック映画の傑作です。

2番目のキス

CINEMA

2番目のキス

FEVER PITCH
監督:ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー
2005年 アメリカ

ニック・ホーンビィの原作ではありますが、原作に忠実なのは、主人公がアーセナルではなく、レッドソックスの熱狂的なファンの男というキャラだけで、映画化権必要なかったのでは?と思うほど、ほぼオリジナルな物語となってます。女子とスポーツ観戦したい。

嫌われ松子の一生

CINEMA

嫌われ松子の一生

監督:中島哲也
2006年 日本

『下妻物語』からしつこさと濃度が5倍増しという感じでしたが、もうれつによかったー!! 森田童子もかなわない強烈な失敗人生をただ暗く描くことなく、派手なファンタジーで見せられれば見せられるほど、たまらなく泣けてきました。監督がやろうとしたのは『ダンサー・イン・ザ・ダーク』だったのかも。

50回目のファーストキス

CINEMA

50回目のファーストキス

50 FIRST DATES
監督:ピーター・シーガル
2004年 アメリカ

アダム・サンドラー&ドリュー・バリモア主演の『ウェディング・シンガー』ではない方、『50回目のファーストキス』をDVD鑑賞。ハワイが舞台でアダム・サンドラーということで『パンチドランク・ラブ』を思い出しますが、あんなふうに切迫して痛々しい『ポンヌフの恋人』のような物語ではなく、ドリューが記憶障害という役どころは痛いといえば痛いですが、『ウェディング・シンガー』再びの楽しいラブコメです。ドリューがまだまだというか、ますますというか、素敵でしたよ。ハワイもいいなぁ。

そして、ひと粒のひかり

CINEMA

そして、ひと粒のひかり

MARIA FULL OF GRACE
監督:ジョシュア・マーストン
2004年 アメリカ・コロンビア

サンダンス観客賞受賞のコロンビア映画。コロンビアからニューヨークに麻薬を密入国する仕事を引き受けた女性たちの話はなかなかヘヴィーではありました。勝新みたくパンツの中だと簡単に見つかっちゃうのか、カプセルを大量に飲み込んで体内につめこんで密輸させるなんて強烈でしたよ。

バス174

CINEMA

バス174

ÔNIBUS 174
監督:ジョゼ・パジーリャ
2002年 ブラジル

ブラジルで起きたバスジャック事件の生中継された実際のニュース映像を中心に、犯人や事件にまつわる人物のインタビューと背後関係としてストリートチルドレンやスラム、貧困層という、ブラジル社会問題・政治問題も絡めて描かれた作品。映画じゃない、ニュース映像が伝える生々しい恐怖だけではなく、ニュースでは目に見えない、伝わらない、伝えられない裏側の恐ろしさが、なんとも重い。ブラジルは怖いね、と言ってディナーを続けられる日本に住んでいる幸せを実感してしまう。