BLANK PROJECT / NENEH CHERRY
何とソロとしては18年ぶりの新作。Four Tetのプロデュースも冴えに冴えて、抜群にカッコ良いです!!
HOTEL VALENTINE / CIBO MATTO
2000年以前の彼方から15年ぶりの新作。古びずに、きらびやかにアップデートされた、アメリカ仕込みの姉御お二方の実力発揮であります。
MORNING PHASE / BECK
かつての『Sea Change』をより深くしたかのような、クラシカルでメロウでゆっくりたゆたうフォークミュージックでありました。
YEEZUS / KANYE WEST
気合いと自信と才能みなぎる、いろいろ詰め込みまくった全10曲40分。頭3曲はDaft Punkが共同プロデュースやってます。
THAT’S WHY GOD MADE THE RADIO / THE BEACH BOYS
50周年という偉大なタイミングで、みんな大体70歳の現存メンバーによる再結成を実現させたビーチボーイズ23年ぶりの新作『That’s Why God Made the Radio』です!! 決してタルく感じない年相応にゆったりとした間合いの美。衰え知らずのコーラスワーク。極上トロける一級品ですよ。これこそ奇跡の一枚。本当に素晴らしい!! 8月の来日が千葉マリンという音の良さを保証できない会場であることが、本当に理解できないよ・・・。
STRANGELAND / KEANE
開き直っているかのようなメロディラインとスケール感。堂々と唄い上げる熱情型のヴォーカル。キラーズかと何度も聴き間違えます。お見事!
OUT OF THE GAME / RUFUS WAINWRIGHT
とてもよいです! 前作が母の死を弔う作品だったのに対して、今作はまさかの娘誕生(レナード・コーエンの娘さんが母親として出産したらしい!)の喜びに彩られたシティ・ポップス〜ブルー・アイド・ソウルな感じもありつつのキラキラした名盤であります。
OLD IDEAS / LEONARD COHEN
ますますもって歌うというより語りのコーエン口説き節が際立ってます!! 現在77歳、8年ぶり12作目の新作です。ライブ観たいなぁ。
WEEZER (RED ALBUM) / WEEZER
やたら転調する曲があったり、レッチリみたいな曲があったり、リヴァース以外の声が今まで以上に聴こえてきたりするアルバムではありますが、ウィーザーみたいな曲が入ってるのがやはりいちばん嬉しいですね。日本盤ボーナストラックに入る日本の曲のカバーがなんなのか気になりますが、インターナショナル盤ボーナストラックのザ・バンド「ウェイト」のカバーは、入れないほうがいいくらいダメな仕上がりでした。
音樂ノススメ / HALCALI
昨年末にこれが出てから、会社に持っていっては何気にいちばんよく聴いているかもしれないハルカリのニューアルバム。そもそも昨年度に行なった二度の広島遠征時にKOBさん宅で流してたPV集DVDで、二度ともシングル曲「マーチングマーチ」のPVを見てしまい、そこで刷り込まれたのが大きいわけでして、こうしてアルバムを買ってしまいました。いやはや、これはすごく良いですよ。一時期の山下達郎のように、どうにも唸らずにはいられない高性能かつポップに彩られた、ハルカリの二人の歌いっぷりも含めてプロフェッショナルな仕事が詰まった音楽となっております。