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7 WORLDS COLLIDE / NEIL FINN & FRIENDS

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7 WORLDS COLLIDE / NEIL FINN & FRIENDS

2001年4月に行なわれた元クラウデッド・ハウスのニール・フィンによる地元ニュージーランドでの凱旋ライブ。バックバンドにジョニー・マー、レディオヘッドのエド・オブライエン&フィル・セルウェイが全面参加しているのに加え、エディ・ヴェダーが数曲リード・ボーカルとしてその存在感たっぷりの声を披露している。脇役に徹しながらもジョニー・マーとエド・オブライエンというギタリストの競演は胸が高鳴るわけで、「ゼア・イズ・ア・ライト〜」がここで演奏されている事実に否が応にも反応せざるを得ない。どうにもこうにもジョニー・マーの繊細なプレイが聞けただけで幸せだったりするけれど、ニール・フィンの楽曲の良さに感銘を受けることなお多し。至福のエンディングは大名曲「DON’T DREAM IT’S OVER」。合唱して歌っているみんなはきっといい表情しているんだろうなぁ。

LIVE IN NEW YORK CITY / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND

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LIVE IN NEW YORK CITY / BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND

アメリカを象徴するロックンロール・ヒーローは何と言ってもブルース・スプリングスティーンである。古く昔から第一線で活躍し続け、常にアメリカを背負ってロックに託してきたブルース・スプリングスティーン。デーモン・ゴッホ=バッドリー・ドローン・ボーイが彼のブート盤をコレクションしていたり、アダム・サンドラーが本気のモノマネでレコードを出していたりするなど、時代にとらわれなく聞き手をとにかく魅了してやまない。そして、エルビス・コステロにアトラクションズ、ニール・ヤングにクレイジーホースがいるように、ブルース・スプリングスティーンにはEストリートバンドという70年代に『明日なき暴走』『闇に吠える街』といった傑作群を生み出した盟バンドがいたわけで、ここで紹介するライブ盤はそのEストリートバンドと12年振りに組んだツアー音源が収録されている。「永遠の人生を約束することはできないが、今、ここの瞬間の人生を約束することはできる」という彼の言葉。僕は全てを信じて観に行きたくて仕方がない。

HITS / PULP

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HITS / PULP

今日、レコード屋に出かけていろいろ試聴した中で一番感動したのがPULPのベスト盤で「RAZZMATAZZ」を聴いたときだった。数年振りに耳にした音色に懐かしさや色んな感情が込み上げそうになったので、20秒ぐらいで止めてしまったが、それはあまりにリアルなものだった。昨年12月、地元シェフィールドでのAUTO FESTIVAL出演で最後をほのめかす発言をしたみたいで、森をまわったFOREST TOURをやったPULPだけに、そのハッピーエンディングを今年のフジロックでみせて欲しいという思いも強くある。結婚を果たしたジャーヴィス・コッカーに幸あれ。PULPは宝だ。

HOW I LEARNED TO LOVE THE BOOTBOYS / THE AUTEURS

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HOW I LEARNED TO LOVE THE BOOTBOYS / THE AUTEURS

電気羊の夢を見れないまま新年一月も半ばに入り、日常のループが回り始めていますが、2003年平成15年の干支は羊ということで、このアルバム。羊で思いついたのがポール&リンダ・マッカートニーの『RAM』とオトゥールズのこれだけでした。1999年発表のいまのところオトゥールズとしての最新作にあたりますが、非常に美麗な羊ジャケットです。ピンク・フロイドの『原子心母』かKLFの『チルアウト』へのオマージュでもあったような・・・。ヨーロッパでもサイドプロジェクトのBLACK BOX RECORDERがヒットしたりしてるけど、個人的にはルークが歌っているメインのこっちが大好き。おそらく日本で観れることはないだろうなぁ。ルーク・ヘインズの書くナイーブで暗黒な世界がとてもカッコ良いのに・・・。

ONE BEDROOM / THE SEA AND CAKE

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ONE BEDROOM / THE SEA AND CAKE

2003年、ひとり暮しをしていると特に何の変化もなくだらだらと正月を過ごしがちなので、新しい年を迎えるにあたって元日の今日は新しく買ったタオルをおろしてお風呂に入りました。それからもうひとつ、このシー・アンド・ケイクの新譜をプレイ。まさに新しい気持ちにさせてくれる澄んだ音色が美しい。デビッド・ボウイ「SOUND & VISION」のカバーも冴えまくる、またひとつ進化したシー・アンド・ケイクの究極形。

THE WINTER ALBUM / THE BRILLIANT GREEN

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THE WINTER ALBUM / THE BRILLIANT GREEN

耳に残るはトミーの歌声、と言わんばかりに今年は何月だろうがトミー・フェブラリーを聴きまくっていたもので、2002年度ベストアルバムだったと思うのですが、そんな大成功はひとまず置いといて再始動させたブリリアントグリーンにとっての2002年集大成といえるこのアルバムも相変わらず好盤です。打ち込みの曲とかも入ってるけど大崩れせず、どのUKギターバンドよりUKらしい彼らの個性は立派だ。

SLANTED AND ENCHANTED : LUXE & REDUXE / PAVEMENT

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SLANTED AND ENCHANTED : LUXE & REDUXE / PAVEMENT

1992年のデビューアルバム『SLANTED AND ENCHANTED』にEPの「WATERY, DOMESTIC」、JOHN PEEL SESSIONの音源、レコーディング・セッションのアウトテイク、ブリクストン・アカデミーでのライブ音源、これらを一気にブチ込んだ2枚組スペシャル盤。こういうのが出るとPAVEMENTもいなくなっちゃったんだなぁ、という思いが現実味を帯びて感じてしまいます。テクニックのないバンドの中でも極めて天然な感性でものすごく真剣に産み落とされた彼らの音楽にどんなに魅せられたものか。最後に観た赤坂ブリッツでのライブは「SUMMER BABE」や「IN THE MOUSE A DESERT」も聴けて、本当に素晴らしかったのを思い出す。僕にとってのBEST OF 90’s US BAND。

一期一会 Sweets for my SPITZ

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一期一会 Sweets for my SPITZ

企画物カバーコンピって、その全部がいいとは限らないので、カバーされたアーティストそのもののアルバムと比べてあまりそそられたりすることはないのですが、今回のスピッツは奥田民生の「うめぼし」があまりに素晴らしかったので、ついに購入してしまいました。また民生ですか、と冷たくされそうですが、オリジナルを凌駕してるのはこの一曲しかないと思うわけであります。その他はどうにも草野正宗のメロディを歌っている限り、カラオケ感覚で耳に馴染んでしまうけど、民生の歌唱だけは特別な凄みがまじまじと伝わってくるんだよなぁ。

HAVE YOU FED THE FISH? / BADLY DRAWN BOY

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HAVE YOU FED THE FISH? / BADLY DRAWN BOY

アメリカで製作された『ABOUT A BOY』のサントラの流れを加速させて、早々と新作を作り上げてしまったデーモンさん。恋を見ていた少年の心そのままに、洗練されて男になった雰囲気が漂う好盤。何とも優しい素敵な歌声の聖なる酔っ払いの生きた伝説は、まだまだ快進撃を続けそうな勢いだ。

三日月ロック / スピッツ

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三日月ロック / スピッツ

夏には2枚のシングルがトップ10以内に同時にチャート・インを果たし、このアルバム最新作では堂々の1位獲得を達成したスピッツ。先日から始まったツアーでは中規模ホールでまわっているおかげで、全くチケットが取れそうにないのが大問題だ。潔く武道館とかやってくれたらいいのに。それにしても前作『隼』を相当好き好んで聴き込んだにも拘らず、この新作もさらに納得のどこを取ってもスピッツとしか言いようのない見事なアルバムだ。これだけ曲が良ければ、シングルいくつでも切れるよなぁ。日本語とカタカナレベルの横文字しか使ってない歌詞にとても魅力を感じます。