PRINCE [ 2002.11.18. 日本武道館 ]
モーレツに素晴らしすぎるエンターテインメント・パフォーマンスでした! ジャジーでファンク色の強かった最新作『RAINBOW CHILDREN』で魅せた高級感を維持しつつも、超絶テクニシャンを従えた最強のバンドで、終始ノリノリだったプリンス本人のテンションの高さに煽られて、会場全体一丸となって血湧き肉踊れとやんややんやの大騒ぎ。早々と「POP LIFE」が炸裂し、狂熱に取り憑かれるや否や、眩しすぎるシンボルギターが登場しての「PURPLE RAIN」大合唱に激しく感動。ダンス大会やピアノソロも披露され、何度となく発せられる殿下の「トキオー!」にいちいち湧いてしまうすべてが楽しい。あぁ幸せ。
0.PRINCE DRUM SOLO 1.RAINBOW CHILDREN 2.POP LIFE 3.XENOPHOBIA 4.PURPLE RAIN 5.THE WORK PT.1 6.MELLOW 7.1+1+1 IS 3 (HOUSEQUAKE 〜 LOVE ROLLERCOASTER) 8.THE QUESTION OF U 9.STRANGE RELATIONSHIP 10.PASS THE PEAS 11.THE RIDE 12.SIGN 'O' THE TIMES 13.TAKE ME WITH U 14.RASPBERRY BERET 15.THE EVERLASTING NOW
encore 1
16.CONDITION OF THE HEART 〜 THE MOST BEAUTIFUL GIRL IN THE WORLD 〜 DIAMONDS AND PEARLS(Prince Piano Solo) 17.ADORE 18.THE BEAUTIFUL ONES 19.NOTHING COMPARES 2 U 20.THE LADDER 21.STARFISH AND COFFEE 22.SOMETIMES IT SNOWS IN APRIL
encore 2
23.DAYS OF WILD
PAUL McCARTNEY [ 2002.11.13. 東京ドーム ]
こんなに感動するなんて!というのが正直な感想です。もう、本当に良かった。ギャンブルに匹敵する高額なチケット代も100%救われた。オープニングショーを務めたダンサー達がすーっと引いて、スクリーンにカール・ヘフナーのバイオリンベースを掲げて立つポールのシルエットが映った瞬間から「ハロー・グッバイ」へ突入する喜びの凄まじさ。その後、幾度となく押し寄せるクライマックスの数々はセットリストを見ての通りであります。MC同時通訳字幕チームも手伝って親密に歌を演奏する姿も印象的で、特にジョージを追悼したウクレレを持っての「サムシング」は本気で涙が出ましたね。初来日時(1990年)のワールドツアーを収録したライブアルバムを高校時代に繰り返し聴いたものですが、遠く見つめるステージから連発される名曲に涙腺がこうも緩んでしまうのは、ド真ん中を打ち抜く超越的なメロディと自分自身に内在した思いが凄く強く残っているということなのだろうなぁ。とにかくいたく感動したわけで、ありがとうございましたとお礼を言わせていただきます。
1.Hello Goodbye 2.Jet 3.All My Loving 4.Getting Better 5.Coming Up 6.Let Me Roll It 7.Lonely Road 8.Driving Rain 9.Your Loving Flame 10.Black Bird 11.Every Night 12.We Can Work It Out 13.You Never Give Me Your Money~Carry That Weight 15.Fool On The Hill 16.Here Today 17.Something 18.Eleanor Rigby 19.Here, There And Everywhere 20.Michelle 21.Band On The Run 22.Back In The U.S.S.R 23.May'be I'm Amazed 24.Let 'Em In 25.My Love 26.She's Leaving Home 27.Can't Buy Me Love 28.Live And Let Die 29.Let It Be 30.Hey Jude
encore 1
31.The Long And Winding Road 32.Lady Madonna 33.I Saw Her Standing There
encore 2
34.Yesterday 35.Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band(Reprise) 36.The End
NICK LOWE [ 2002.11.08. 渋谷クラブクアトロ ]
昨年予定されていた来日公演ではツアーバンドのドラマーがヴァン・モリソンのツアーに駆り出された都合で中止になっちゃったみたいだが、今回は完全ひとりぼっちの弾き語りライブ。開演前に細野晴臣とピーター・バラカンに遭遇してしまいましたが、ほぼ満員に会場を埋めたほとんどがそんな世代だったわけで(しかも圧倒的に男)、パブロックの空気は多分にあったと思われます。アコースティックギター一本のみというパフォーマンスでしたが、これがさすがとしか言いようのない職人的実力十分の巧さと美しさで、元ベーシストの片鱗もうかがわせる見事なプレイでした。懐かしの曲も披露してくれたけど、その辺はいまの激渋の味わいに加えてバンドで観てみたかったという思いが正直なところなので、次は是非バンドで来て欲しいものです。ほんとにこの人は並外れたポップ職人ですからね。愛と平和と相互理解の何が悪い? WHAT’S SO FUNNY ‘BOUT PEACE, LOVE AND UNDERSTANDING?というセリフって最高にカッコイイよなぁ。
ホイホイ祭 [ 2002.11.04. 武蔵大学大講堂 ]
出演:渋さ知らズオーケストラ、DOUBLE FAMOUS、こだま和文 from DUB STATION、スマーフ男組
寒い。昼間ですら外に立ってるのがつらいような寒さの中、屋台で物売ったりしてる学生はどういう気分なのだろう。もう少し早い時期にやればいいのにな。もう、3つ目に出てきたDJのスマーフ男組がダメだったので外に出たらあまりに寒くて最後のこだま和文を観ずして帰ってしまいましたが、渋さ知らズオーケストラとDOUBLE FAMOUSでとても満足してたので潔く帰ることができました。まず渋さですが、相変わらず大所帯すぎてムチャクチャな感もありますが、ダンスホールキャバレーと前衛劇団を融合させたような構成員たちによってひたすらに狂騒を演出するという日本なりのロックオペラとでも言うようなインパクトは強烈でした。お祭りには申し分ないですね。会場の古い建物とのマッチングもよかったと思います。続いてのDOUBLE FAMOUSは、畠山美由紀が参加していないものの音楽とリズムだけで成せる最高に素晴らしいライブステージだったと思います。ラテン風味たっぷりの情熱的な旋律とダンスを煽る見事な鼓動を打ち鳴らされ、これは本当に楽しくて素敵で良かったです。
江頭2:50と副総裁&浅草キッド [ 2002.11.02. 法政大学工学部小金井校舎講堂 ]
いかにも学校らしい汚れた雰囲気の法政大学工学部へ潜入すると、応援団&チアリーダーのパフォーマンスに遭遇。気合の入ったオーバーアクションに見入ってしまい、守るべき日本文化のひとつとして立派だなぁと思いつつ楽しませてもらいました。またここの学祭はパンフレットが秀逸で、先日のムサビのような美大生には絶対表現できないタッチのイラスト広告が満載でした。爆笑ですよ。そんな見事なセンスに導かれてか、江頭2:50と浅草キッドという素晴らしいブッキングがここに実現したわけで、ライブもエガちゃんの全裸コントに決してひくことなく、最高に盛り上がりました! ボキャブラ天国からホサれたネタまでやっちゃってたけど(やったらマネージャーからギャラ半額と言われてたらしいが)、受けることこそ最大の喜びと言わんばかりのアヤシイ笑顔で絶好調でしたね。キッドも十分面白かったけど、この日は先に出てきてエガちゃんのテレビで言えないような話をするなどその後のネタ振りともいえる前座を見事に務め上げてくれました。今日のライブが500円だなんて、本当にありがたい!
THE BRILLIANT GREEN [ 2002.11.01. 中央大学 クレセントホール ]
初めて入った中央大学はデカすぎて迷いそうになったけど、この日のライブは本当に良かった! バンドメンバーと客席がお互い楽しむぞ!っていう一体感で溢れていて、誰もが上機嫌でトミーは動き回っては手を振ってほんとニコニコしてました。曲は言うまでもないヒットパレードでデビュー曲から最新のまだタイトルのついてない曲まで惜しげもなく披露してくれたし、アンコールでは「こんなに盛り上がるなら、メガネを持ってくればよかった」と後悔しつつもTommy Februaryの振りを少しやってみせたり、リーダー奥田が独自の振りというやつを踊ってみせたり、あれこれ楽しませていただきました。サポートでキーボード弾いてたのがHAKASEだったのも個人的に嬉しかったです。あくまで自然体ながら、もはや他の追随を許さない正統派ギターバンドの地位と個性を十分に感じさせる素晴らしいライブでした。
1.I'M SO SORRY BABY 2.MISTER MOON 3.There will be love there -愛のある場所- 4.そのスピードで 5.Rainy days never stays 6.Bye Bye Mr.Mug 7.BYE! MY BOY! 8.CALL MY NAME (JAPANESE VERSION) 9.愛の♥愛の星 10.Hello Another Way -それぞれの場所- 11.Forever to me 〜終わりなき悲しみ〜
encore
12.YES 13.Flowers
野坂昭如 with 桜井順 [ 2002.10.27. 武蔵野美術大学 1号館103教室 ]
この日のムサビの学祭ではみうらじゅんに続いて時間をずらして別会場で野坂昭如も観れるということでキョーレツ二本立てで臨んだわけですが、こちらもまたたっぷりと楽しませていただきました。「生キ残レ少年少女」と題されたこのイベントは歌と話(雑談)を交互にという構成で、ピアノに野坂氏の楽曲を手がける桜井順、加えてバックバンドとしてムサビのJAZZ研を従えて、「マリリン・モンロー・ノー・リターン」や「黒の舟唄」といった代表曲を披露。話のほうは年寄り特有の堅苦しいものではなく、作家として、またTVタックルなど茶の間で活躍しているスタイルそのままにとても魅力を感じるものでした。最後には同じくムサビにてライブを終えていた戸川昌子の乱入にあい、すっかりパワーを消耗してしまった様子も面白かったです。
みうらじゅん [ 2002.10.27. 武蔵野美術大学 体育館アリーナ ]
水道橋博士をして「抱かれたい男」と言わしめたみうらじゅんの母校凱旋ライブということで気合なんて入れる様子もなく、登場時間をまわったところで「みうらさんはただいまトイレに行ってますので、もう少々お待ち下さい」といったアナウンスを流すという、みうら氏ならではの懐の大きさを見せ付けるのだった。大島渚時代の「カリフォルニアの青いバカ」などを軽く弾き語りしたあとは、お得意のスライドショーで最近の活動状況を次から次へと報告しては会場を笑いで満たす見事すぎるショット&トークに涙出まくりでありました。アタック25の最後の人名当ての人にもなってたなんて、それをこの場で流すマヌケっぷりもさることながら、爆笑しつつも偉大だなぁと思わずにはいられません。本当におもしろかった!
コージー冨田 [ 2002.10.14. せいせきフェスティバル特設ステージ ]
多摩川サイクリングがてら今年も行ってきましたせいせきフェスティバル。昨年度の高木ブーに続きまして、本年度はコージー冨田ものまねライブでございました。登場はいまや本家は歌わないウキウキウォッチングで代表的ともいえるタモリのものまねを披露。その後のものまねオンパレードはご想像の通りということで、その他大勢の観客同様に「似てるなー」って感心してしまいましたよ。千と千尋のカオナシのものまねがおもしろかったです。
OASIS [ 2002.09.29. 国立代々木競技場 第一体育館 ]
感慨深いものは少しは自分の中に残っているものの、燃える思いは甦ってこないもので、それは音がちっともまともに聞けやしない座席が悪かったことが大いにあったからだと思いたい。2階席の一番後ろだったんだけど、天井がすぐ近くで音が抜けず、反響で死んだ音が幾重にも重なって遅れて聞こえてくる有様で、ライブハウスの外で聞いているような霞みまくった音では良いも悪いもわからない。おととしの横浜アリーナのときと比べてちゃんとしてたように見えただけに、ちゃんとしたオアシスの音というかリアムの号砲のような迫力満点の歌声が聞けなかったのがとても残念だ。リアムの調子も随分良さげのようだったし、バンドとして『BE HERE NOW』以降でいちばん安定している時期なのかも知れない。スクリーンに大写しになったノエルがちょっとだけ永ちゃんに見えた。
0.FUCKIN' IN THE BUSHES 1.HELLO 2.THE HINDU TIMES 3.HUNG IN A BAD PLACE 4.GO LET IT OUT 5.COLUMBIA 6.MORNING GLORY 7.STOP CRYING YOUR HEART OUT 8.LITTLE BY LITTLE 9.CIGARETTES & ALCOHOL 10.LIVE FOREVER 11.BETTER MAN 12.WONDERWALL 13.BORN ON A DIFFERENT CLOUD 14.ACQUIESCE
encore
15.FORCE OF NATURE 16.DON'T LOOK BACK IN ANGER 17.SOME MIGHT SAY 18.MY GENERATION