THAT’S WHY GOD MADE THE RADIO / THE BEACH BOYS
50周年という偉大なタイミングで、みんな大体70歳の現存メンバーによる再結成を実現させたビーチボーイズ23年ぶりの新作『That’s Why God Made the Radio』です!! 決してタルく感じない年相応にゆったりとした間合いの美。衰え知らずのコーラスワーク。極上トロける一級品ですよ。これこそ奇跡の一枚。本当に素晴らしい!! 8月の来日が千葉マリンという音の良さを保証できない会場であることが、本当に理解できないよ・・・。
STRANGELAND / KEANE
開き直っているかのようなメロディラインとスケール感。堂々と唄い上げる熱情型のヴォーカル。キラーズかと何度も聴き間違えます。お見事!
OUT OF THE GAME / RUFUS WAINWRIGHT
とてもよいです! 前作が母の死を弔う作品だったのに対して、今作はまさかの娘誕生(レナード・コーエンの娘さんが母親として出産したらしい!)の喜びに彩られたシティ・ポップス〜ブルー・アイド・ソウルな感じもありつつのキラキラした名盤であります。
ROGER DALTREY [ 2012.04.24. 東京国際フォーラム ホールA ]
「Tommy, Can You Hear Me? See Me, Feel Me, Touch Me, Heal Me」
The Whoによる1969年の傑作『TOMMY』を完全再現と銘打った今回のライブとあって、グググググーっと魂に来たすものがありました。トミー全部やったあとに、フーの名曲をさらに11曲もやってくれて、終わった時にはトミーと関係ない「ババ・オライリー」を口ずさみながら会場を出てしまいましたが、やはり今回も観れてよかったです。残念ながらピート・タウンゼントは耳を患ってここのところ活動できないみたいですが、ピートの弟サイモン・タウンゼントがギター&ボーカルとして参加。他のバンドメンバーも故キース・ムーンの狂人ドラム大会なところ含めて、遜色なかったし、何より68歳のロジャーがフロントマンとして立派に歌いまくってたのが素晴らしかった!! ケン・ラッセルの追悼も兼ねて映画版『TOMMY』もまた観ようと思います。
1. Overture 2. It’s A Boy 3. 1921 4. Amazing Journey 5. Sparks 6. Eyesight To The Blind 7. Christmas 8. Cousin Kevin 9. The Acid Queen 10. Do You Think It’s Alright? 11. Fiddle About 12. Pinball Wizard 13. There’s A Doctor 14. Go To The Mirror 15. Tommy Can You Hear Me? 16. Smash The Mirror 17. Sensation 18. I’m Free 19. Miracle Cure 20. Sally Simpson 21. Welcome 22. Tommy’s Holiday Camp 23. We’re Not Gonna Take It 24. I Can See For Miles 25. The Kids Are Alright 26. Behind Blue Eyes 27. Days Of Light 28. The Way It Is 29. Who Are You 30. My Generation 31. Young Man Blues 32. Baba O’Riley 33. Without Your Love 34. Blue, Red And Grey
小沢健二 [ 2012.03.30. 東京オペラシティコンサートホールタケミツメモリアル ]
小沢健二コンサート 東京の街が奏でる 第五夜を3時間半たっぷり堪能。
「僕の心は震え 熱情がはねっかえる 神様はいると思った 僕のアーバン・ブルーズへの貢献」
小沢健二もお客さんもひと回りふた回り巡り巡って、2012年のいま、顔をつきあわせてることへの不思議な喜びに浸りながら、進行とともに会場に溢れ出す祝祭のグルーヴが凄まじかった!!! なお日替わりらしい第五夜のゲストはチャットモンチーでございました!
1. 東京の街が奏でる 2. さよならなんて云えないよ 3. ドアをノックするのは誰だ? 4. いちょう並木のセレナーデ 5. 今夜はブギー・バック/あの大きな心 6. あらし 7. いちごが染まる 8. それはちょっと 9. 天使たちのシーン 10. おやすみなさい、仔猫ちゃん! 11. Back To Back 12. 東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー 13. 僕らが旅に出る理由 14. 強い気持ち・強い愛 15. 春にして君を想う 16. 暗闇から手を伸ばせ 17. 愛し愛されて生きるのさ 18. ラブリー 19. ある光 20. 神秘的(ものかたりす) 21. 今夜はブギーバック w/チャットモンチー 22. 東京の街が奏でる
OLD IDEAS / LEONARD COHEN
ますますもって歌うというより語りのコーエン口説き節が際立ってます!! 現在77歳、8年ぶり12作目の新作です。ライブ観たいなぁ。
PERFUME [ 2012.01.28. さいたまスーパーアリーナ ]
さいたまスーパーアリーナは幕張メッセと並ぶ、都心部ではワースト1位の会場なのですが、そんな懸念を吹き飛ばす真冬の完全試合といえる本当に素晴らしいライブでした。完売大入り30000人の熱と期待、それに真っ向から応える三人の心技体三拍子揃ったパフォーマンスと思いがけないワクワクに満ちあふれた演出。武道館4日間と沖縄野外ライブが追加公演として発表されたけど、このJPN madeのツアーパッケージで海を渡って世界を魅了して欲しいとも思うのです。
1. The Opening 2. レーザービーム 3. VOICE 4. エレクトロ・ワールド 5. ワンルーム・ディスコ 6. Have a Stroll 7. 時の針 8. 微かなカオリ 9. スパイス 10. GLITTER 11. メドレー(シークレットシークレット〜不自然なガール〜Take me Take me〜Baby cruising Love〜575〜love the world〜I still love U〜シークレットシークレット) 12. ポリリズム 13. P.T.A.のコーナー 14. FAKE IT 15. ねぇ 16. ジェニーはご機嫌ななめ 17. チョコレイト・ディスコ 18. MY COLOR
encore
19. Dream Fighter 20. Puppy love 21. 心のスポーツ
BEIRUT [ 2012.01.23. 渋谷O-WEST ]
これまた待望の初来日! ずっと観たかったのに当初発表されたクアトロのは早々売り切れてしまい、大阪のも売り切れてしまい、日本に来る前に予定されていた台湾公演はキャンセルされ、もうダメだと心が折れておったのですが、追加公演がめでたく発表され、是が非でもの気持ちでチケットを発売即日おさえることができ、無事に観ることができました。旅回りの楽団風情でアコーディオンとラッパが情感を刺激しつつも、決して演歌の世界の哀愁一辺倒ではない、とても気持ちのよい清々しいライブでした。
1. Scenic World 2. The Shrew 3. Elephant Gun 4. Vagabond 5. Postcards From Italy 6. East Harlem 7. A Sunday Smile 8. Mount Wroclai (Idle Days) 9. Nantes 10. Port Of Call 11. Cherbourg 12. Goshen 13. After The Curtain 14. Santa Fe 15. Carousels
encore
16. The Penalty 17. My Night With The Prostitute From Marseille 18. The Gulag Orkestar 19. Siki Siki Baba
FLEET FOXES [ 2012.01.20. 新木場スタジオコースト ]
心して臨んだこの日のライブは彼らの初来日公演にして、セカンドアルバムリリース後に世界をまわってきたHelplessness Bluesツアーの最終日でもあり、前日に脱退を発表したドラマーがともに演奏する最後の機会でもあるという、メモリアルな要素が幾重にも重なって、さらには雪も降り、演奏中のバックスクリーンには雪が降る映像がずっと重ねられ、とにかく特別なのだと、ひたすらしんしんとじんじんと感じる素晴らしいものでした。美しかった!
1. The Plains / Bitter Dancer 2. Mykonos 3. Battery Kinzie 4. Bedouin Dress 5. Sim Sala Bim 6. Your Protector 7. White Winter Hymnal 8. Ragged Wood 9. Montezuma 10. He Doesn’t Know Why 11. English House 12. The Shrine / An Argument 13. Blue Spotted Tail 14. Grown Ocean
encore
15. Katie Cruel 16. Oliver James 17. Sun It Rises 18. Blue Ridge Mountains 19. Helplessness Blues
NOEL GALLAGHER’S HIGH FLYING BIRDS [ 2012.01.16. TOKYO DOME CITY HALL ]
オアシス解散後、リアムのビーディ・アイにほとんど興味が出なかったけど、ノエルのは耳なじみよく、昨年リリースされてからやたら聴いておりました。そんなハイクオリティなソロ曲と並列に、オアシスの曲もふんだんに盛り込まれ、何ともまあノエルあっぱれなライブでした。のびのびと余裕ある感じが奥田民生みたいにも思えたり。
1. (It’s Good) To Be Free 2. Mucky Fingers 3. Everybody’s On The Run 4. Dream On 5. If I Had A Gun… 6. The Good Rebel 7. The Death Of You And Me 8. Freaky Teeth 9. Wonderwall 10. Supersonic 11. (I Wanna Live In A Dream In My) Record Machine 12. Aka…What A Life! 13. Talk Tonight 14. Soldier Boys & Jesus Freaks 15. Aka…Broken Arrow 16. Half The World Away 17. (Stranded On) The Wrong Beach
encore
18. Whatever 19. Little By Little 20. The Importance Of Being Idle 21. Don’t Look Back In Anger