KINGS OF CONVENIENCE [ 2010.04.07. 渋谷O-EAST ]
ノルウェーの現代版サイモン&ガーファンクルなアコースティックデュオと言われて早数年。ただただしっとり聴かせるに留まらず、楽しませてくれるユーモアに心打たれました。いまのところ今年のベスト!
1. My Ship Isn't Pretty 2. 24-25 3. Me In You 4. I Don't Know What I Can Save You From 5. Singing Softly to Me 6. Cayman Islands 7. Failure 8. Second to numb 9. Mrs. Cold 10. Rule My World 11. Peacetime Resistance 12. Boat Behind 13. Misread 14. Gold In The Air Of Summer 15. I'd Rather Dance With You
encore
16. Homesick 17. Know-How
ハート・ロッカー
監督:キャスリン・ビグロー
THE HURT LOCKER
2008年 アメリカ
上映時間の2時間11分のあいだ、緊張の極限状態が続きすぎて、観ている方もめまいがしそうなほどだったので、映画が終わったときはホッとしました。ここで打ちのめされたように感じる重さや精神的な消耗の分だけ、自分は恵まれた環境にいることを思い知らされる、立派な作品だったと思います。
MATTHEW SWEET & SUSANNA HOFFS [ 2010.04.02. ビルボード東京 ]
六本木ミッドタウンにあるビルボード東京にて、Matthew Sweet & Susanna Hoffsを観てきました。初めてのビルボード東京。開場後にテーブルでディナーというリッチな雰囲気を楽しみつつ、程なく暗転して体型をキープしているスザンナ・ホフスと、ガールフレンド時代から見た目3倍に巨大化を極めたマシューが登場。サポートギター二人を加え(うちひとりはヴェルヴェット・クラッシュのポール・チャステイン)、アコースティックな4人編成による今回のライブは、企画モノのカヴァーアルバムから選曲されたカヴァーライブでありました。なかにはアルバムに入ってないカヴァーもあり、余談なおしゃべりもあり、時差ボケで眠いと言いつつも、さすがの芸歴で名曲をたくさん楽しませてくれました。本編でやったBig Starの「September Gurls」はバングルス時代にもやってましたが、アンコールでは自前のオリジナルをそれぞれ披露してくれたのも嬉しかったです。それにしても数年前のクアトロのときより、確実に階級上げてきたマシューの体型たるや! こればっかりはマイケル・ムーアも岡村ちゃんもびっくりだろうな。フランク・ブラックよりデカいよ、たぶん。ジャバ・ザ・ハットの方が近いかも。すごかったです。
1. I See The Rain (The Marmalade) 2. I've Seen All Good People: Your Move/All Good People (Yes) 3. Everybody Knows This Is Nowhere (Neil Young And Crazy Horse) 4. Willin' (Little Feat) 5. September Gurls (Big Star) 6. Hello It's Me (Todd Rundgren) 7. Different Drum (The Stone Poneys, featuring Linda Ronstadt) 8. Cinnamon Girl (Neil Young And Crazy Horse) 9. Back Of A Car (Big Star) 10. (What's So Funny 'Bout) Peace, Love, and Understanding (Nick Lowe) 11. You're So Vain (Carly Simon) 12. Second Hand News (Fleetwood Mac) 13. Here Comes the Sun (The Beatles)
encore
14. In Your Room 15. Manic Monday 16. Byrdgyrl 17. I've Been Waiting
木村カエラ [ 2010.03.28. 日本武道館 ]
日本武道館にて木村カエラ5周年ライブ。5月に20周年ライブをやるスチャダラパーがこの日だけゲストに来るなど、たっぷりどっぷり楽しめた2時間半でした。3年くらい前に観たときも思ったけど、「BEAT」はやっぱりカッコええ!!
1. You bet!! 2. Yellow 3. マスタッシュ 4. L.drunk 5. リルラリルハ 6. Samantha 7. ワニと小鳥 8. dolphin 9. You 10. リリアン 11. Butterfly 12. Circle 13. どこ 14. Whatever are you looking for? 15. Snowdome 16. ホットペッパーの歌 17. Ground Control 18. STARs 19. 1115 20. BEAT 21. BANZAI 22. TREE CLIMBERS
encore
23. おどるポンポコリン(with スチャダラパー) 24. Hey! Hey! Alright(with スチャダラパー) 25. Jasper 26. Magic Music 27. Level42
DIRTY PROJECTORS [ 2010.03.16. 渋谷クラブクアトロ ]
『Bitte Orca』と『Rise Above』しか聴いてないので、にわかファンのようなもんですが、ものすごく見応えあるライブでおもしろかったです! フランク・ザッパが民謡かゴスペルやってる感じというか、プログレッシブな変拍子と妙なコブシと女性陣のコーラスが秀逸。ドラムも狂人ドラム系で暴れだすととことん激しくて、びっくらこきました。
1. Ascending Melody 2. No Intention 3. Remade Horizon 4. Knotty Pine 5. Fucked Up For Life 6. Gimmie Gimmie Gimmie/Thirsty And Miserable 7. Two Doves 8. Spray Paint(The Walls) 9. D Henley’s Dream 10. Temecula Sunrise 11. When The World Comes To An End(from 『Mount Wittenberg Orca』) 12. Stillness Is The Move 13. Useful Chamber
encore
14. Cannibal Resource 15. Rise Above 16. I Dreamed I Saw St.Augustine
ルドandクルシ
監督:カルロス・キュアロン
RUDO Y CURSI
2008年 メキシコ
今作の監督が脚本を書いた傑作『天国の口、終りの楽園。』と同じく、ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナが主演という、ラテン系の名コンビ復活で楽しい映画でした! チープトリックのゆるいコピーもあり、サッカーの試合の興奮もあり、ノリが良くておもしろかったです。メキシコ行きたい! 新丸子にあったおいしいメキシコ料理屋にもまた行きたいなぁ。
AC/DC [ 2010.03.14. さいたまスーパーアリーナ ]
どこをとってもロックンロール!! めっちゃ気持ちいかったです!! どう見ても顔はおじいちゃんだけど、アンガス・ヤングのスクールボーイコスプレは健在で、後半はヒザ上10センチの半ズボンだけになって、SG弾きまくってました!! 当日券だったけど行ってよかったー。なぜだかわからないけど、KISSとAC/DCの邦題は「地獄」と「悪魔」のつくものだらけで面白い。
1. Rock N' Roll Train / 暴走/列車 2. Hell Ain't a Bad Place To Be / 地獄は楽しい所だぜ 3. Back In Black 4. Big Jack / 爆弾ジャック 5. Dirty Deeds Done Dirt Cheap / 悪事と地獄 6. Shot Down In Flames 7. Thunderstruck 8. Black Ice / 悪魔の氷 9. The Jack 10. Hells Bells / 地獄の鐘の音 11. Shoot to Thrill / スリルに一撃 12. War Machine / 戦闘マシーン 13. High Voltage 14. You Shook Me All Night Long / 狂った夜 15. T.N.T. 16. Whole Lotta Rosie 17. Let There Be Rock / ロック魂
encore
18. Highway To Hell / 地獄のハイウェイ 19. For Those About To Rock (We Salute You) / 悪魔の招待状
BASEMENT JAXX [ 2010.02.26. 新木場スタジオコースト ]
昨年のフジロックに引き続き、圧倒的な祝祭の歌謡ダンスショーで猛烈に盛り上がったわけですが、2010年のイスじゃないライブ開幕戦とあって、前半から酸欠気味で、後半のフラッシュ攻撃あたりからフィジカルの限界を感じる始末。フロアでの当たりもキビしく、まさにワールドクラス。完敗です・・・。
1. Scars 2. Good Luck 3. Twerk 4. Hush Boy 5. She's No Good 6. Red Alert 7. Jus 1 Kiss 8. Day of the Sunflowers (We March On) 9. Raindrops 10. Feelings Gone (Acoustic) 11. Jump 'N Shout / Dub Step 12. Saga 13. Rendez Vu 14. Plug It In 15. Onyx 16. My Turn 17. Do Your Thing 18. Dark Pumpkin 19. Where's Your Head At
encore
20. Romeo 21. Bingo Bango
アバター
監督:ジェームズ・キャメロン
AVATAR
2009年 アメリカ
900席以上ある有楽町日劇も完売満席。初めてのデジタル3Dということで、3Dメガネ問題についにブチあたったわけですが、3Dメガネの上に自分のメガネをかける手法を今回採用させていただきました。映画に関しては、アバターとリンクするのは『マトリックス』のようだし、どっかの惑星で怪物相手に戦争するのは『スターシップ・トゥルーパーズ』のようだし、現地人が命を懸けて自然を守ろうとするのは『風の谷のナウシカ』のようだし、物語のアイデアに感銘を受けることは特にない映画だったと思います。しかし、3Dの映像体験アトラクションとして、ここまでのものを作ったのは素晴らしいです。すべては3Dのために、人間にない身体能力を持った異星人を主人公にして、とにかく走ったり飛んだり戦ったりと縦横無尽に動かしまくる。『アバター』は3D。それだけの印象で十分な映画だと思います。
THE PAINS OF BEING PURE AT HEART [ 2010.02.05. タワーレコード渋谷店 STAGE ONE ]
タワーレコード渋谷店 STAGE ONEにてCD買ったら観れるということで、The Pains of Being Pure at Heartのミニライブを観てきました。交通機関の遅れでメンバーが到着せず、開場が遅れて40分くらい待ちながら、西武線が止まってるらしいから、西武沿線のホテルから来ようとしてるのかもしれないとも思ったりしてたのですが、どうも原因はアメリカからの飛行機到着が遅れていたみたいで、来日当日いきなり渋谷に運ばれてショーに駆り出される事実に同情。それにしてもシューゲイザー直系のギターバンドということで、この手のデビューしたてのイギリスのバンドは比較的ド下手だったりするわけですが、彼らはニューヨークのバンドなせいか、なかなかにタフで演奏もちゃんとしてて、ドラムもしっかりオカズの部分まで全部叩いてるし、同情するような状況にもかかわらず、すごく良かったです! まばゆいばかり青春な音で素敵でした。このタイミングで観れて本当によかった。
1. This Love is Fucking Right 2. Young Adult Friction 3. A Teenager in Love 4. Come Saturday 5. Higher Than the Stars 6. Everything With You