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明日、君がいない

CINEMA

明日、君がいない

監督:ミュラリ・K・タルリ
2:37
2006年 オーストラリア

シリアスな話でも学園モノだから割と気を抜いて観てたら、映画が進めば進むほどスーパー重い内容でずっしりですよ。見せ方はうまいんだろうけど、最終的に話が最初から進んでないのは、観ていてただ重りを足されただけのようでイヤかも。

ノー・カントリー

CINEMA

ノー・カントリー

監督:イーサン・コーエン、ジョエル・コーエン
NO COUNTRY FOR OLD MEN
2007年 アメリカ

コーエン兄弟作品久々の傑作でありました。主演男優賞ハビエル・バルデムのおかげで、ゾクゾクっとする恐怖と緊張感にがっつりシビれまくりでした。しかしながらこのてのスリラーは、現代は情報戦だけに、時代設定が過去にせざるを得ないのでしょうかね。アメリカンニューシネマがみんな好きなのかなという気がしないでもない。

ジェリーフィッシュ

CINEMA

ジェリーフィッシュ

監督:エドガー・ケレット、シーラ・ゲフェン
MEDUZOT
2007年 イスラエル・フランス

某ロックバンドとは関係のないイスラエル映画なのですが、これが意外なほど大傑作なのですよ、みなさん! ちょっとしたなつかしさと、ちょっとしたファンタジーに胸が震えます。その昔『セイント・クララ』というイスラエル映画の傑作があったことを思い出しました。

潜水服は蝶の夢を見る

CINEMA

潜水服は蝶の夢を見る

監督:ジュリアン・シュナーベル
LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON
2007年 フランス・アメリカ

フランスELLE誌の編集長だったジャン=ドミニック・ボービーの自伝映画。脳出血で倒れた後、全身不随となってしまった男の片目だけの残りの人生をモノローグと映像に雄弁に語らせる。やりようによってはいくらでも泣きの方向へつっ走ることができたと思うけど、潔すぎるほど感情的に誘導する演出を避けてたのがとてもよかった。最後ぐらい熱くなってくれてもよかった気がしないでもないけど。一文字ずつのコミュニケーションを実現した主人公と仲間たちの生きる力と生きる絆に感銘を受けました。これもし日本語吹き替えが目玉おやじの声だったら怒られますかね。主演のマチュー・アマルリックは『そして僕は恋をする』の人でしたが、当初はジョニー・デップがやる予定だったみたい。ジョニー・デップじゃなくてよかったと思う。

ダージリン急行

CINEMA

ダージリン急行

監督:ウェス・アンダーソン
THE DARJEELING LIMITED
2007年 アメリカ

パート1でのナタリー・ポートマンの裸にさほど興奮するでもなく、結局たいしてテンション上がらずに映画全編も終わってしまった、なんとももやもやした気分が晴れない映画でありました。旅の恥はかき捨てとはいいますが、お金持ちの旅はかき捨て方が半端でなく、そういうのも含めてどうでもいい話のどうでもいい映画だったなぁ。インドでルイ・ヴィトンはないだろう。ウェス・アンダーソンのお坊ちゃん芸も、インドではなにひとつ響いてこなくて残念。アメリカ人は動き出した列車に飛び乗るのがホント好きだなぁ。

クイーン

CINEMA

クイーン

監督:スティーヴン・フリアーズ
THE QUEEN
2006年 イギリス

フレディ・マーキュリーではない方のクイーン、最近Wiiにはまってるらしいイギリス女王エリザベス2世の物語。映画が描くのは彼女の伝記ではなくて、元プリンセスのダイアナが死んだ当時の前後のみですが、王室と国民と政治、それぞれの立場や思惑が錯綜しまくっていて、イギリスらしい下世話な再現ドキュメントのようでありながら、興味深く見入ってしまいました。コーギー×3が女王のまわりをチョロチョロするのがよかったです。

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

CINEMA

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!

監督:スティーヴ・ベンデラック
MR. BEAN’S HOLIDAY
2007年 イギリス

前作の映画版はそこまでの出来ではなかっただけに、今日び、ビーンてどうなん??とシニカルに思っている人にこそ観て欲しい! 相変わらずやってることは21世紀の精神異常者さながらで、目ん玉開きまくってますが、10年ぶりのビーン、結論としましては、やっぱビーン最高だぁー!! 手持ちビデオのアイデアもよかったし、ナルシスト芝居で笑わせてくれたウィレム・デフォーといい、チャーミングなエマ・ドゥ・コーヌといい、脇役のキャラもしっかりしててよかったです。コメディとして本当におもしろかったし、ロードムービーとしての完成度もかなりのものですよ。クマさんが出なかったのが唯一の心残りか。

ウエディング・クラッシャーズ

CINEMA

ウエディング・クラッシャーズ

監督:デヴィッド・ドブキン
WEDDING CRASHERS
2005年 アメリカ

オーウェン・ウィルソンとヴィンス・ボーンのコンビネーションがとにかく痛快! 他人の結婚式に紛れ込むなんて相当狂ってるけど、最後に登場したウィル・フェレルがホントにどうしようもないバカで笑ったなぁ。オーウェン・ウィルソンの復活を祈る。

松ヶ根乱射事件

CINEMA

松ヶ根乱射事件

監督:山下敦弘
2006年 日本

ファーストカットのガキがすべてを象徴してるような、言ってしまえばヘンな映画でした。純粋さ単純さが狂気とも思える面白さ。コーエン兄弟の『ファーゴ』を思い出してしまいました。キムはさすがに存在感ありますね。

ブラッド・ダイアモンド

CINEMA

ブラッド・ダイアモンド

監督:エドワード・ズウィック
BLOOD DIAMOND
2006年 アメリカ

完全に黒人役のジャイモン・フンスーに負けてると思うけど、ディカプリオにとって大人の役をやるようになってから一番の出来かも。これ見ると少なくともダイヤモンドを買う気にはならなくなると思います。情け容赦なく人間が死傷しまくる戦場・戦闘シーンを見せる戦争/SF/アクション映画が多くなってますね。