沈まぬ太陽
監督:若松節朗
2009年 日本
14時半の回を観て、終わったら18時と、渋谷の空の太陽はすっかり沈んでおりましたが、ウワサ通りの熱い映画でありました。仕事って何だろう? 組織って何だろう? 会社って何だろう? という疑問は誰しも多かれ少なかれ抱えているわけですが、やっぱ上に立つ人間って大事だなという一般的な感想とともに、三浦友和がもっと大成するか、もっとボロボロになるかまで見たかった気もする。
マイケル・ジャクソン THIS IS IT
監督:ケニー・オルテガ
MICHAEL JACKSON’S THIS IS IT
2009年 アメリカ
声帯もダンスも輝きを失うことなく、とことん本気だったマイケル・・・。もう死んじゃったけど、マイケルは永久に不滅です!!! もう一回観に行きます!
キミに逢えたら!
監督:ピーター・ソレット
NICK AND NORAH’S INFINITE PLAYLIST
2008年 アメリカ
主人公の部屋のターンテーブルにMERGE RECORDSのステッカーが貼ってある、そんなインディミュージック満載の胸キュン青春映画。日本では劇場未公開だったみたいですが、これはなかなかのヒットですよ!
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
総監督:庵野秀明
EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.
2009年 日本
ただただ圧巻の一言です。放心状態。何だかわからないけど、涙出ました。無意識に感動してたということなのか。昨年の『ダークナイト』に匹敵するくらい、力のこもった作品だと思う。どのような完結を迎えるのか楽しみです。新劇場版はテレビシリーズの再構築なので、テレビ版観てなくても楽しめますよ。
それでも恋するバルセロナ
監督:ウディ・アレン
VICKY CRISTINA BARCELONA
2008年 アメリカ・スペイン
映画のようにバルセロナに知り合いが住んではいませんが、そろそろ行きたいバルセロナ。ただただセクシーな浮かれたノリがよかったというか、ああモテたいと思ったものです。
レスラー
監督:ダーレン・アロノフスキー
THE WRESTLER
2008年 アメリカ
夜、プロレスラー三沢光晴が亡くなった。高校時代、全日本プロレスのテレビ中継で、ジャンボ鶴田VS三沢の三冠ヘビー級タイトルマッチに何度も熱狂した自分にとって、鶴田の急死とともに残念な知らせだった。映画は執拗にミッキー・ロークの背中を追い、ボロボロの姿を容赦なくとらえ、その最期を正面から受け止める、これもまた老人映画の傑作だった。
ミルク
監督:ガス・ヴァン・サント
MILK
2008年 アメリカ
題材自体が強烈なメッセージを持っているものだけに、ガス・ヴァン・サントもショーン・ペンもかなり力のこもった仕事っぷりで、見事な傑作でありました。写真が出てたけど、本人とそっくりなのが驚き。
レッドクリフ PART II -未来への最終決戦-
監督:ジョン・ウー
RED CLIFF II
2009年 アメリカ・中国・日本・台湾・韓国
パート1が壮大なイントロだったので、ようやく本編といった感じで楽しめました。硬派であり軟派であり、ジョン・ウーのやりすぎな演出もてんこ盛り。主要キャストを除いては、敵も味方もほぼ全滅の殺戮の嵐でありました。
グラン・トリノ
監督:クリント・イーストウッド
GRAN TORINO
2008年 アメリカ
前にビートたけしが、これからは老人映画が流行るだろうから老人映画を撮りたい、みたいな話をしてたと思うけど、イーストウッドほど老人映画の限界を拡げ続ける映画人はいないだろう。今年5月で79歳でありながら、今作もしっかりハードボイルドな男クリント・イーストウッドの世界を魅せつけてくれましたよ!! しびれますなぁ~。
スラムドッグ$ミリオネア
監督:ダニー・ボイル
SLUMDOG MILLIONAIRE
2008年 イギリス
今年のアカデミー作品賞作品ということですが、社会派として重々しく見せつけるでなく、痛快娯楽作としての完成度が素晴らしかったです。ダニー・ボイル版『シティ・オブ・ゴッド』と言えなくもないですが、ハラハラドキドキさせながら導かれるラストの猛烈なカタルシスの味は、デビュー作『シャロウ・グレイブ』以来かもしれない。おもしろかった!!