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スネーク・フライト
監督:デヴィッド・R・エリス
SNAKES ON A PLANE
2006年 アメリカ
サミュエル・L.ジャクソン主演の飛行機が毒蛇に襲われるB級パニック映画。全米初登場No.1って、この映画に当てはまるとは思わなかったけど、お色気のあとにはすぐ殺されたりとベタベタなところも含めて、めちゃめちゃおもしろかった~!
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ブラック・ダリア
監督:ブライアン・デ・パルマ
THE BLACK DAHLIA
2006年 アメリカ
ショッキングな事件を扱った題材だけに、デ・パルマならではのやりすぎ感がもっとあるのかと思ったけど、意外とまともに落ち着いたハードボイルドサスペンス作品でありました。スカーレット・ヨハンソンの腰に「BD」の傷跡メイクをさせただけでも、よしとするべきか。
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リトル・ストライカー
監督:ジョン・ヘイ
THERE’S ONLY ONE JIMMY GRIMBLE
2000年 イギリス・フランス
ロバート・カーライルが出てるということで、すっごい地味な映画でしたが、意外と楽しめました。マンチェスターを舞台にした、シティサポーターの少年の話でしたが、ユナイテッドサポのガキ大将にいじめられるという悲劇は、マンチェに限らずひとつの街に複数のクラブがあれば、一生涯通して現実に敵味方の関係で、いろいろあるんだろうなぁ。シティの話なのにオアシスの曲はいっこも流れずでした。
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ヨコハマメリー
監督:中村高寛
2005年 日本
伝説の娼婦「ハマのメリーさん」に関する様々な証言で構成されるドキュメント。戦後の横浜から現在に至るメリーさんの生き様をしかと見届けよ。ほっとするというかグッとくるラストシーンだったなぁ。
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フィッシング・ウィズ・ジョン
監督:ジョン・ルーリー
FISHING WITH JOHN
1991年 アメリカ
豪華な出演者を従えながらの、超ユルユルの伝説の釣り番組。でもユルい割にジャングルだとか氷点下の湖だとかロケは過酷。このシリーズまたやって欲しいけどなぁ。
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天然コケッコー
監督:山下敦弘
2007年 日本
原作は未読でありますが、のほほーんとじーんとする、この季節にもってこいの避暑にも適した、爽やかでとても素敵な作品でありました。『ガメラ』のときから変わったような変わってないような、夏帆がとにかくかわいかったなと。これにつきる一本だったと思います。
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大日本人
監督:松本人志
2007年 日本
グッダグダな最後がオチとしてどうかと思うが、獣との対決シーンはかなりワクワクしましたよ。どの獣も十分気持ち悪くてインパクトあるけど、デカいのがバカバカしさ倍増でよかったです。あとはUAのいちばんコントっぽかった芝居がよかったです。
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アヒルと鴨のコインロッカー
監督:中村義洋
2007年 日本
恵比寿ガーデンシネマで、不覚にも一番前の座席でプラネタリウムの角度で観るハメに。邦画でよかった・・・。でもって映画もよかった・・・。不覚にも一番前の座席で泣きました。松田龍平かっこええな。伊坂幸太郎の原作を読んでいたので読書のスピード感と映画の違いに戸惑いはありますが、映画としてもすごくよかったと思います。友よ、答えは風に舞っている、か。
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ゾディアック
監督:デヴィッド・フィンチャー
ZODIAC
2007年 アメリカ
非常にそそられる内容でたっぷり楽しめました。ロバート・ダウニーJr.はますます目が窪んできてるけど、いい役だったなぁ。刑事さんの蝶ネクタイ、クロエのメガネ、ジェイクが飲んでた青い酒、映写技師のビビらせおやじ・・・。影があって謎めいていて粋な感じの、映画全体に漂う雰囲気が好きだなぁ。
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ディパーテッド
監督:マーティン・スコセッシ
THE DEPARTED
2006年 アメリカ
言わずと知れた『インファナル・アフェア』のリメイクですが、より重厚というかコッテリというかニコルソンな映画でした。オープニングでストーンズが流れるのは『ミーン・ストリート』を思い出させるスコセッシなりのファンサービスなのか、強引に自分の映画にした感じもしないでもないかと。こっちも悪くないですが、『インファナル・アフェア』の素晴らしさを再認識しましたよ。スコセッシとギャング映画の相性を考えると、香港の脚本家とガッツリ組んで一本作って欲しいですね。