イヤー・オブ・ザ・ホース
CINEMA

イヤー・オブ・ザ・ホース

監督:ジム・ジャームッシュ
YEAR OF THE HORSE  [ 1997年 アメリカ ]
「バッファロースプリングフィールド・アゲイン」なんて曲がこの前の新作に入ってたりしてたけど、やっぱりライブはクレイジーホースで観てみたいと猛烈に思うのであります。いったいいつになったら来てくれるのだろう。R.E.M.も来ないけど、それ以上にニール・ヤングは来ていない。キュアーが来ないのはキュアー(ロバート・スミス)自身の問題だと思うが、ニール・ヤングの興行が打てないのは、これはちょっとどころでない日本の恥だと思う。この映画がどのくらいヒットしたのかわからないけど、もうほんとお願いだから日本に呼んでください。

posted on 2000/10/31
U-571
CINEMA

U-571

監督:ジョナサン・モストウ
U-571  [ 2000年 アメリカ ]
ベルリンだったか映画祭に招待され、その場の記者会見においてロシアの原潜事故への哀悼の意を毅然と語ったハーベイ・カイテルは猛烈にかっこ良くみえた。彼の存在は映画をより深く引き締まった意味あるものにしていたように思う。第二次大戦中のドイツ潜水艦を舞台にした戦争映画として、その迫力とスケール十分な映像は、さっすがハリウッドと感心しきり。話の展開がやや走りすぎかと思えるが、鑑賞に堪えうる立派なエンターテインメント作品として評価したい。

posted on 2000/10/12
サン・ピエールの生命
CINEMA

サン・ピエールの生命

監督:パトリス・ルコント
LA VEUVE DE SAINT-PIERRE  [ 1999年 フランス ]
ジュリエット・ビノシュ、ダニエル・オートゥイユ、エミール・クストリッツア(監督としてご存知の方も多いと思うが、今回映画初出演)といった三人の抑えた渋い演技が印象的な愛と犠牲の中世劇。悪くはないが、いまいち決定力に欠けるか。ここまで毎回作風を変えられると、ルコントってどういう監督なのかよくわからなくなってくる。

posted on 2000/09/29
ブラッドシンプル/ザ・スリラー
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ブラッドシンプル/ザ・スリラー

監督:ジョエル・コーエン
BLOOD SIMPLE  [ 1999年 アメリカ ]
コーエン兄弟『ビッグ・リボウスキ』(別称『びっくり棒、好き』)以来の新作は自身1983年の長編第1作を再編集したもの。ストーリー・テリングの巧さは先天的な才能であろう。スリリングな展開で、緊迫した描写が最後まで飽きさせることなく続く。特に生き埋めのシーンはゾッとした。11月4日からシネマライズで公開だが、元はビデオ屋に行けばあるでしょう。フランシス・マクドーマンドが非常に若い。

posted on 2000/09/10
オータム・イン・ニューヨーク
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オータム・イン・ニューヨーク

監督:ジョアン・チェン
AUTUMN IN NEW YORK  [ 1999年 アメリカ ]
リチャード・ギア=モテモテ・リッチなオジさん(オジさま)。ウィノナ・ライダー=キュートな22歳、重い心臓病持ち。こんなお二人のラブ・ストーリーです。期待度ゼロという期待を見事に裏切らない映画です。

posted on 2000/09/08
マルコヴィッチの穴
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マルコヴィッチの穴

監督:スパイク・ジョーンズ
BEING JOHN MALKOVICH  [ 1999年 アメリカ ]
ジョン・マルコヴィッチは知らなくとも、その狙った邦題にそそられて面白半分に観に行った客は、この映画をどう思うものだろうか。確かにシュールなお笑い多々あれど、こうもシリアスな人間ドラマが展開されようとは。ジョン・マルコヴィッチともうひとりの本人役の活躍に心から拍手を送りたい。

posted on 2000/09/05

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