open-air

LIVE

TARA JANE O’NEIL & DANIEL LITTLETON 2002.06.03. 渋谷屋根裏

opening act:さかな、WIN A SHEEP FREE、54-71
昔一度だけ連れられて行ったときは余裕で床に座ってステージが見渡せた渋谷屋根裏(とても狭い)に満員札止めと言っていいくらいお客さんがいっぱい。天井低いからタバコの煙も充満して、前座チームもほとんど身動きしようのないものだから、みるみる体力がなくなる苦痛の展開。それでもアイダから参戦のダニエル・リトルトンは特別な時間を作ってくれた。ダンの至宝のヴォーカルはあまりに美しすぎて心が痛くなった。疲れ果てた体と射ち抜かれた心で見届けるしかなかった最後のタラは機材トラブルも重なって好印象とは言えないながらも、彼女の歌声も決して上手くはないんだけど素敵だったな。彼女も弾き語りでやってくれたらよかったのに。

HERE’S WHERE THE STRINGS COME IN / SUPERCHUNK

ALBUM

HERE’S WHERE THE STRINGS COME IN / SUPERCHUNK

最近、スーパーチャンクの作品が揃って日本盤再発したみたいですが、いまみたいなゴールデンウィークも終わって疲れがたまっているときにこそ、本作収録の彼らの代表曲「HYPER ENOUGH」でも聴いてスカっとしましょうよ。レーベルの主であるだけに多忙なのかもしれないけど、昨年見逃してるだけに今年も来日してくれないかと切に願うばかり。再発はそういうサインじゃないのか?

TELEPATHIC SURGERY / THE FLAMING LIPS

ALBUM

TELEPATHIC SURGERY / THE FLAMING LIPS

7月に発売される新作が待ち遠しいリップスですが、だからといって過去を振り返るのは、1999年のベストと評された前作『THE SOFT BULLETIN』で大いにファンになった人たちにはあまりオススメできないということで、このアルバム。1989年発表だって。下手っぴなロウファイ・インディギターバンドの典型ともいえる作品なので、初期のペイヴメントにも通じる荒さと緩さに加え、若さゆえの元気もあるけれど、現在のリップスとリンクするのは裏面ジャケットの目玉と鮮血ぐらいかな。10年の成長を確認するにはいいかも。

WORDS OF WISDOM AND HOPE / TEENAGE FANCLUB & JAD FAIR

ALBUM

WORDS OF WISDOM AND HOPE / TEENAGE FANCLUB & JAD FAIR

いやはや、これぞプロの共演と呼ぶにふさわしい名盤ではないでしょうか。業界きっての天然素材ジャド・フェアのゆるゆる加減を意外なことにバックのティーンエイジが曲として引き締まったものに仕上げていて、非常に聴きやすいです。緊張感のないルー・リード的なジャド・フェアの語り調ボーカルであれど、バッチリとロックな風格が漂ってきます。ステキ!

RE-CLAMMBON / クラムボン

ALBUM

RE-CLAMMBON / クラムボン

いままでの名曲をメンバー自らとゲストを加えてアレンジを施し再録しなおしたものを集めたもの。昨年末のライブでも突き抜けた存在感を示したクラムボンが、そのライブで身につけた勢いをリアレンジというスタイルで形に残したのは、とても素晴らしいアイデアだったように思う。どの曲も良くなってるし、バンドとしてここまで空気の通りが清々しいのはスカパラとクラムボンだけかも。

斉藤和義 2002.05.05. 日比谷野外大音楽堂

LIVE

斉藤和義 2002.05.05. 日比谷野外大音楽堂

35STONESツアーの最終日。あっぱれ五月晴れの空のもと、日暮れのタイミングと重なり合って繰り広げられた空前のロックンロール・ショー。会場に入って真っ先に飛び込んできた、ステージ後ろに並べられた22台のマーシャルアンプの列に度肝を抜かされ、本番のプレイはまさに爽快絶好調。元々テクニシャンなだけに、どこに立ってもフィードバックの嵐に気分がいいのか、暴走するくらい圧倒的にフライングVを掻き鳴らしまくってました。最高のギター弾きで、最高の歌うたい、斉藤和義。得意の下ネタトークが炸裂しても、むしろ女子は大喜びのニクイ男。今回も脱帽っす。カッコよかったっす。気持ち良かったっす。最高だったっす。

SET LIST
1.BAD TIME BLUES 2.ささくれ 3.すっぱいぶどう 4.劇的な瞬間 5.花 6.赤いヒマワリ 7.グッドタイミング 8.リズム 9.彼女が言った 10.太陽の目安 11.どうしようもない哀しみに 12.月の向こう側 13.テレパシー 14.ロケット 15.男よ それが正常だ!! 16.社会生活不適合者 17.あの高い場所へ 18.ウナナナ 19.僕の踵はなかなか減らない 20.ドライブ
encore 1
21.Orange 22.流れ者 23.歩いて帰ろう
encore 2
24.月影
encore 3
25.歌うたいのバラッド
ROMANTICA / LUNA

ALBUM

ROMANTICA / LUNA

つるつる頭の男性に変わって新任のベーシストに金髪の女性を起用するというマイナーチェンジが行なわれたわけですが、さらに今作はミックスをデイブ・フリッドマンがやってるけど、素晴らしかった前作『THE DAYS OF OUR NIGHTS』以上に音の方も抜けが良くなっちゃって、これはもう大満足ですよ。いつでも優しいディーンの歌声と美しく印象的なギターの音色が絶品。本当に心の底から喜べる幸福感に満ちあふれたアルバムです。生で観たら泣くだろうな。

CABIN IN THE WOODS / RETSIN

ALBUM

CABIN IN THE WOODS / RETSIN

6月にアイダのダニエル・リトルトンとの来日ジョイントツアーが予定されているタラ・ジェーン・オニール。彼女が在籍するシンシア・ネルソンとのユニットがこのレトシンであって、これが実に良い。静かに響く歌とアコースティックの豊かな調べがなんとも心地よい風のよう。歌は枯れても、心は枯れず。長い経験の蓄積によって表現しえる世界観が果てしなく広がっている音楽の深みに感動。

ロッカーズ

CINEMA

ロッカーズ

ROCKERS
監督:セオドロス・バファルコス
1978年 アメリカ

ジャマイカのルーツ・ロック・レゲエミュージシャンの物語。ドラマーでありながら低所得のため仲間たちからカンパを募ってバイクを購入し、レコードセールスの仕事を始めるが、ある日そのバイクが地元のマフィアに盗まれてしまう。一度は取り戻すも今度は連中にボコボコにされ、怒ったラスタマンはヤツらが持ってた数々の盗品を奪い返す復讐を仲間と企てるのだった・・・。とまあ浜村淳の解説のようにほぼオチまで書いてしまったけど、復讐劇(?)といっても劇中流れ続けるレゲエ音楽のおかげで緊張感はまるでなく、ストーリーよりジャマイカとレゲエの結びつき、人種の姿といったものに注目してしまう。

HERE TO STAY / NEW ORDER

SINGLE

HERE TO STAY / NEW ORDER

かつてニュー・オーダーがオーナーだったマンチェスターの有名クラブ、ハシエンダを舞台にした映画『24HOUR PARTY PEOPLE』のサウンドトラックにも収録されているケミカル・ブラザーズプロデュースの新曲。去年からの勢いを持続したまま、これまたニュー・オーダーでしかないニュー・オーダー節が大放出された、ニュー・オーダーの楽曲としてまさにパーフェクトな内容。スタジオワークは見事なのに、ライブだとどうしてあそこまでショボイ音しか出せないのか、ほんと不思議だ。