

ギミー・デンジャー
Gimme Danger
監督:ジム・ジャームッシュ
2016年 アメリカ
ジム・ジャームッシュによるストゥージズのドキュメント。イギー・ポップが古代エジプトのファラオの映画が好きで、理由が「ファラオはシャツを着ない」という。ワオ!と思った。


悪は存在しない
監督:濱口竜介
2023年 日本
『ハッピーアワー』にも通じる意味深なタイトル。善と悪。自然と開発。上流と下流。人間と動物。理屈はシンプルでも、究極で成り立っている現代の複雑で脆いバランス。『北の国から』のスピンオフを濱口竜介が撮ったかのような、人間ドラマとしても抜群に面白い作品だった。


苦い涙
Peter von Kant
監督:フランソワ・オゾン
2022年 フランス
1972年のライナー・ベルナー・ファスビンダー監督作をフランソワ・オゾンがリメイク。主人公がペトラからピーターに性別と職業が置き換わり、女性同士の愛憎劇がそのまま男性同士となるのはオゾンらしい。オリジナルと見比べて物語やセリフもほぼほぼ変わらないけれども、オゾン版の嫉妬の爆発っぷりが凄まじくて爆笑。面白かった!


KIRINJI 25th ANNIVERSARY LIVE 2024.05.25. LINE CUBE SHIBUYA 渋谷公会堂
3時間を超える25年目の進水式。弾き語りから始まり至高のアコースティック編成でムーンリバーを渡った第一部。フルバンドにホーン隊が乗る後半は怒涛の展開にウズウズしつつ「イカロスの末裔」で遂に立ち上がって眺める上層最前のスリルと興奮。特別で格別だった。
第1部 アコースティックセット
1. ムラサキ☆サンセット
2. ネンネコ
3. 虹を創ろう
4. 一度きりの上映
5. 愛のCoda
6. まぶしがりや
7. 薄明
8. きもだめし
9. fugitive
10. 猫の声
11. Drifter
12. あの人が歌うのをきいたことがない
・歌わない人
・聞こえない声
・なに?これ!
・ダイアルに手をあてて
・君はいつだって
・目と目が合った
・終
第2部 バンドセット
13. ブロッコロロマネスコ
14. 時間がない
15. 非ゼロ和ゲーム
16. LEMONADE
17. killer tune kills me
18. 休日の過ごし方
19. Almond Eyes
20. 「あの娘は誰?」とか言わせたい
21. After the Party
22. 再会
23. かどわかされて
24. I ♡ 歌舞伎町
25. 朝焼けは雨のきざし
26. 明日こそは/It’s not over yet
27. イカロスの末裔
28. Pizza VS Hamburger
encore
29. Rainy Runway
30. Runner’s High
31. 進水式


GREAT3 ナツマチ 2024.05.11. Veats Shibuya
「Chop The Meat」はライブで初めて聴いたかもしれない。昨年9月のライブ活動復活から一年と経たずにまた観れるなんて!今日も完売だったけど、みんな聴きたい曲たっぷりあるから、彼らなりのディシプリンでまた練習して、いろんな曲が聴けることを願う!
1. バナナ
2. Devil’s Organ
3. Chop The Meat
4. I Believe in You
5. Last Song
6. Ladeira
7. ACAN
8. METAL LUNCHBOX
9. DISCOMAN
10. 影
11. Golf
12. Ruby
13. Little Jの嘆き
14. 愛の関係
encore
15. ナツマチ
16. Emotion


小沢健二 ’24ツアー Monochromatique モノクロマティック 2024.05.09. NHK ホール
耳を澄ませて聴き入ったアンコールの弾き語りが特別良かった。この素晴らしい音響と弾き語りの説得力を思えば、中止になった魔法的ひとり武道館もいつか実現して欲しいと思う。あと「東京の街が奏でる」はいつ再び演奏されるのだろう。ずっと待ってる。
1. フクロウの声が聞こえる
2. 天使たちのシーン
3. ラブリー
4. さよならなんて云えないよ
5. 運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)
6. 台所は毎日の巡礼
7. いちごが染まる
8. River Suite 川の組曲 アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)/いちょう並木のセレナーデ
9. 彼方からの手紙
10. 魔法がかかる夜、大阪にいる
11. Noize
12. ある光
13. 輝夜神楽(巨大な哀しみの時代に)
14. ぶぎ・ばく・べいびー
15. 強い気持ち・強い愛
16. ライツカメラアクション
17. 今夜はブギー・バック(nice vocal)
18. 台所は毎日の巡礼
encore
19. 彗星
20. 流動体について
21. 弾き語り:ぶぎ・ばく・べいびー〜魔法がかかる夜、大阪にいる〜輝夜神楽(巨大な哀しみの時代に)
22. ぶぎ・ばく・べいびー
9・14-18・22 with スチャダラパー
11 with マヒトゥ・ザ・ピーポー


鉄道運転士の花束
Dnevnik Masinovodje
監督:ミロシュ・ラドビッチ
2016年 セルビア・クロアチア
鉄道運転士にとって、人を轢いて一人前という、映画でのなかなかブラックな物言いだけど、実際の人身事故のニュースやアナウンスの多さを思うと、殺意なき無実の事故からメンタル克服してこそ務まる仕事なのかもと思わされる。セルビアのゆるいユーモアたっぷりの映画から、改めて鉄道運転士・関係者にリスペクト。


もう中学生 もう中見放題ツアー ~今日はみどりの日~ 2024.05.04. 銀座ブロッサム
もう中見届け人:
東京ダイナマイト松田/インパルス板倉/NON STYLE井上/平成ノブシコブシ吉村/ネルソンズ/レインボー
ネタや漫談や基本もう中学生のワンマンショーを豪華見届け人と一緒におもしろおかしく観るという新発明で、無茶振り振られの大爆笑。「!」多発も時間内に終わるミラクル。めちゃめちゃ面白くて楽しかった!!!


片寄明人 × 堀江博久 WOODSHOP SESSIONS 2024.05.03. 上野YUKUIDO工房
たまらなく最高な気分。なんともやさしい空間。ショコラと小1王子も加えて、あらゆる活動名義の曲とエピソードトークを惜しみなく披露するって、あゝ幸せ!来週のGREAT3もめちゃめちゃ楽しみ!!
With a Little Help from My Friends
Anywhere
Current
恋をしたなら Day After Day After
届かない
No Existence Call
Soft Rock
1. Bee
2. MADONNA 49
3. Oh Baby
4. LOVE NUGGET
5. 嫉妬
6. 彼岸
7. ビーチボール
8. NO REGRETS
9. One
10. VERANDA
encore
11. LittleJの嘆き


毒舌弁護人 正義への戦い
A Guilty Conscience
監督:ジャック・ン
2023年 香港
タイトルに原題から引用した「毒舌」とあるけど、毒舌の印象は薄く、あくまでオーソドックスなわかりやすい法廷劇として楽しめる。香港では返還後もイギリス領時代から変わらず、法廷ではかつらを着用しているようだ。なお今作は香港で香港映画としての歴代興行収入を塗り替える大ヒットを記録し、今年の香港電影金像獎の作品賞を受賞している(作品賞のプレゼンターは是枝裕和)。
