スラムドッグ$ミリオネア
監督:ダニー・ボイル
SLUMDOG MILLIONAIRE [ 2008年 イギリス ]
今年のアカデミー作品賞作品ということですが、社会派として重々しく見せつけるでなく、痛快娯楽作としての完成度が素晴らしかったです。ダニー・ボイル版『シティ・オブ・ゴッド』と言えなくもないですが、ハラハラドキドキさせながら導かれるラストの猛烈なカタルシスの味は、デビュー作『シャロウ・グレイブ』以来かもしれない。おもしろかった!!
サーチャーズ 2.0
監督:アレックス・コックス
SEARCHERS 2.0 [ 2007年 アメリカ ]
まさしく低予算の正統派B級映画でございました。ロードムービーといっても単なる映画好きなオヤジたちの知恵比べでしかなかったという、相当なくだらなさが好きです。モニュメントバレーにはあの宿も含めて行きたいぞと思いました。
トロピック・サンダー/史上最低の作戦
監督:ベン・スティラー
TROPIC THUNDER [ 2008年 アメリカ ]
まさしくバカ映画の大傑作!! プラトーンに地獄の黙示録、ランボーあたりを下敷きにかませつつ、ハリウッド全体をネタにして笑わせてくれます。トム・クルーズの怪演もさることながら、何といってもロバート・ダウニーJr.の狂演がスバラシイです!! オーストラリア出身アカデミー主演男優賞5回受賞の演技派俳優役で、今回は黒人軍曹になりきるというムチャクチャな設定を完璧にやりきってます!
BECK [ 2009.03.25. NHKホール ]
今回はいたってシンプルなセットであるだけに、よりダイレクトに、より生身なベックの音楽家としての姿が、色濃く表現されたライブだったと思います。十分ベテランでありながら、ここまでヘタウマなバンドもどうかと思うほどオルタナな雰囲気で、それはそれでちょっとグッとくるところがありました。ギターのお姉さん、カッコよかったなぁ。前回は人形にパフォーマンスさせてたけど、ここ数年、ヘルニアだかなんかですっかり派手に動けなくなってしまってますが、この日もヨタヨタしながらも、途中のピコピコタイムでラップを披露したり、楽しませてくれるのは流石でした。ボトルネックでブルースギター弾きまくってのルーザーの入りにはビリビリしびれたなぁ。あれは本当にカッコよかった!!!
1. Gamma Ray 2. Nausea 3. New Pollution 4. Black Tambourine 5. Mixed Bizness 6. Beer Can 7. Nicotine & Gravy 8. Inside Out 9. Chemtrails 10. Orphans 11. Modern Guilt 12. Soul Of A Man 13. Replica 14. Missing 15. Vampire Voltage No. 6 16. Girl 17. Hell Yes 18. Black Tambourine (again) 19. Clap Hands 20. Jack-Ass 21. The Golden Age 22. Volcano 23. Loser 24. Sexx Laws
encore
25. Where It's At 26. Timebomb 27. E-Pro
OASIS [ 2009.03.20. 幕張メッセ ]
特に予定がなかったからフラっと出掛けたような気軽さでしたが、日本ツアーではリアムがいつドタキャンするかわからないので、オアシスは早めに観といた方が無難というのと、幕張メッセは相変わらず華のない会場ではありますが、来週使うホールと違って、この日は追加公演用に半分の大きさでやってくれたみたいで、後ろでも音がちゃんと聴けるところで楽しめてよかったです。ライブ自体も上手い下手ではないオアシスとしての存在感十分の、否が応にも盛り上がる充実したとてもよいものでありました。「Songbird」っていい曲だなぁ。やはりオアシスのライブというのは、もみあげすごいことになってたけど、一にリアムで二がリアム、三四がリアムで五がリアムなわけで、僕としてはアンコールの「Don’t Look Back In Anger」が今回いちばん退屈な瞬間でした。毎回思うけどアンコールの選曲が悪すぎるのが勿体ないですね。できれば本編を「Champagne Supernova」で締めて、アンコールに「Acquiesce」「Stay Young」「Rockin’ Chair」「Whatever」とブチかまして号泣させて欲しいのです。
1. Fuckin' in the Bushes 2. Rock'n'Roll Star 3. Lyla 4. The Shock of the Lightning 5. Cigarettes & Alcohol 6. The Meaning of Soul 7. To Be Where There's Life 8. Waiting for the Rapture 9. The Masterplan 10. Songbird 11. Slide Away 12. Morning Glory 13. Ain't Got Nothin' 14. The Importance of Being Idle 15. I'm Outta Time 16. Wonderwall 17. Supersonic
encore
18. Don't Look Back in Anger 19. Falling Down 20. Champagne Supernova 21. I Am The Walrus
OF MONTREAL [ 2009.03.12. 渋谷DUO MUSIC EXCHANGE ]
会場が会場だけにステージセットは最小限のものでしかなかったけど、最高に楽しかったです!!!! 2曲に1曲は余興が入るオブモンワールド炸裂ですよ。パルプやらシザー・シスターズやらフレイミング・リップスに通じる、全体的にナヨナヨしながらもサービス精神旺盛で、観る者をマジカルハッピーにしてくれる貴重なバンドです。本当によかったぁぁぁ!!!
1. We Were Born the Mutants Again with Leafling 2. Bunny Ain't No Kind of Rider 3. And I've Seen a Bloody Shadow 4. Gronlandic Edit 5. Sink the Seine 6. Cato as a Pun 7. Tender Fax 8. Requiem for O.M.M.2 9. Beware Our Nubile Miscreants 10. For Our Elegant Caste 11. An Eluardian Instance 12. She's a Rejecter 13. Heimdalsgate Like a Promethean Curse 14. October is Eternal 15. Mingusings 16. Id Engager 17. A Sentence of Sorts in Kongsvinger
encore
18. The Party's Crashing Us 19. Suffer for Fashion 20. The Repudiated Immortals
悲夢
監督:キム・ギドク
DREAM [ 2008年 韓国 ]
先日、ギドクの前作『ブレス』をDVDで観て、やっぱギドクおもしろいなぁとギャグみたいな映画で笑ったものですが、今回は今回で救おうと思えばいくらでも解決できた気もするけど、痛くて救われない感じがギドクらしくてよかったです。韓国の警察署がお寺みたいな外観で笑ってしまいました。イ・ナヨンという女優さんが柴咲コウみたいでよかったです。オダギリジョーは日本語で芝居してました。寝たいときに寝て、いい夢見たいものです。
LILY ALLEN [ 2009.02.25. 代官山UNIT ]
MySpaceシークレットショウに当たってのタダライブ。出たての新作中心に1時間弱でしたが、最後はブリトニーのカバーで締めくくって、十分楽しめました!! 英語をしゃべる日本人女性の笑い声はなぜ大きいのか、ライブ会場における疑問が今日もあったりしましたが、UKチャートを制した勢いに乗った、この上ないタイミングで観れて本当にラッキーでした。
1. Everyone's At It 2. LDN 3. I Could Say 4. It's Not Fair 5. Fuck You 6. Who'd've Known 7. 22 8. Him 9. Never Gonna Happen 10. Go Back To The Start 11. Littlest Things 12. Smile 13. The Fear 14. Womanizer
THE HIGH LLAMAS [ 2009.02.20. 渋谷O-WEST ]
念願かなって観てきました。前座を見込んで8時に入ったら、前座がふたつだったらしくまだ前座やってて、ハイラマズが始まった8時45分まで待ちぼうけ。小さい会場でスタンディングでインディーなライブに限って、なぜか前座があるのがいつも疑問なのであります。ハイラマズを呼んでくれた主催者には尊敬と感謝の気持ちでいっぱいですが、こういうスタイルのイベントであるなら入退場自由にするか、せめて事前にタイムスケジュールを発表して欲しいです。そんなわけで終わったら10時40分くらいだったかで、すっかり腰が痛くなってしまいましたが、ライブ自体は感無量です。敬意を込めてアクビが15回は出た気がします。本当に素晴らしかった! 旅館か健康ランドの大宴会場みたいな畳の上で座布団まくらに寝転がって観るか、プラネタリウムで背中が結構倒れるイスで星空見上げながら観れたら、もっと最高だろうなぁ。2度のアンコール、珠玉の名曲「Track Goes By」まで聴けて幸せでした。
1. Leaf And Lime 2. Doo-Wop Property 3. Harpers Romo 4. Bach Ze 5. Go To Montecito 6. The Old Spring Town 7. The Hot Revivalist 8. Three Point Scrabble 9. Cookie Bay 10. Triads 11. Nomads 12. Rollin' 13. Glide Time 14. Over The River 15. Rotary Hop 16. The Sun Beats Down
encore 1
17. Campers In Control 18. Checking In, Checking Out 19. Track Goes By
encore 2
20. The Passing Bell
BARBEE BOYS [ 2009.02.17. ZEPP TOKYO ]
念願かなって観てきました。もっとやって欲しかった曲があるから思い残すことはあるけど、ライブ自体は感無量です。最高やった!かっこよかった!楽しかった! コイソはすっかりおじいちゃんでしたが、KONTAの若さっぷりはオドロキですね(曲間に酸素吸ってたけど)。いまさは相変わらず巧いし、杏子は相変わらずクルクル回るし、エンリケはエンリケだし、スターなバンドを観たなぁと感慨深かったです。
1. ノーマジーン 2. 目を閉じておいでよ 3. はちあわせのメッカ 4. 小僧 -cryin' on the beach 5. 暗闇でDANCE 6. 離れろよ 7. ふしだらvsよこしま 8. もうだいじょうぶヒステリー 9. タイムリミット 10. 勇み足サミー 11. Dear わがままエイリアン 12. クレイジーブルース 13. Shit! Shit! 嫉妬 14. でも!?しょうがない 15. 女ぎつねon the Run 16. わぁい わぁい わい 17. C'm'on Let's go! 18. 負けるもんか 19. 翔んでみせろ 20. チャンス到来
encore 1
21. マイティウーマン 22. 三日月の憂鬱
encore 2
23. なんだったんだ? 7DAYS