

ロアーズ
Roar
監督:ノエル・マーシャル
1981年 アメリカ
前に「ぷらすと」の動物映画の回で新宅広二さん(動物行動学者)が紹介してた動物パニック映画。ずっと気になってたのがアマゾンプライムにあるの見つけたので観てみたら、まぁ凄かった!!! 本物のライオンやトラがウジャウジャいて、その中に人間が混ざっているだけなんだけど、めちゃめちゃおもしろい!!! 象、超凶暴!!! 冒頭、「動物は傷ついていない」とテロップ入るけど、ヒトの方は当時撮影だったヤン・デ・ボン(後に『スピード』を監督)が大怪我したのをはじめ、たくさん負傷したらしく、死者が出てないのが不思議なくらい、世界一危険な映画といわれたのも観れば納得。監督ノエル・マーシャルの家族総出で娘のメラニー・グリフィスがさすがに綺麗だった。ちなみに彼女にはドン・ジョンソン、スティーヴン・バウアー 、アントニオ・バンデラスという3人の元夫がいる。


映画:フィッシュマンズ
監督:手嶋悠貴
2021年 日本
7月の現状。3時間。全然聴き足りなくて、帰って『男達の別れ』版「LONG SEASON」を流しながら、余韻というか、いろいろ考える。いま再びの喪失感と弔いの気持ち。どうしてもそうなるので、ポリドール以前の映像や話は新鮮にワクワクできた。パンフレットは10インチのスリーブ仕様。劇場まで観に行くの、音楽映画ばかりになってる。


スピッツ SPITZ JAMBOREE TOUR 2021 “NEW MIKKE” 2021.06.19. ぴあアリーナMM
中断中止となったMIKKEツアー。客前でライブをやる、そのことを再開させる。時を動かす。全ては戻らないかもしれないけれど、取り戻せるものは取り戻していく。そんな新たな強い決意と勇気こそ、ツアータイトルにNEWを加えた意味なのかもしれない。
1. 見っけ
2. はぐれ狼
3. エスカルゴ
4. けもの道
5. 稲穂
6. 遥か
7. 快速
8. 放浪カモメはどこまでも
9. ワタリ
10. ラジオデイズ
11. 優しいあの子
12. ヒビスクス
13. 水色の街
14. まがった僕のしっぽ
15. 青い車
16. YM71D
17. ロビンソン
18. ありがとさん
19. 楓
20. 渚
21. 8823
22. 俺のすべて
23. 紫の夜を超えて
encore
24. 群青
25. うめぼし
26. ヤマブキ


ストップ・メイキング・センス
Stop Making Sense
監督:ジョナサン・デミ
1984年 アメリカ
先日の『アメリカン・ユートピア』の余韻を引きずりつつ、思えば劇場では観たことなかったなと思い、昨夜シネクイントで『ストップ・メイキング・センス』レイトショーに行ってきた。監督はジョナサン・デミ。「Greatest Concert Movie Ever…」と評された歴史的傑作。1週間限定で夜1回のみの上映。この日は爆音上映ではなかったものの、劇場の音響で、自分には丁度良い音量。やっぱ全編カッコいい。タイトルロールの手書き文字も『博士の異常な愛情』みたいで、カッコいい。ひとりずつ出てくる演出、ライティング、演奏、ダンス、とにかく本当にカッコいい。ティナ・ウェイマス、めっちゃキュート!トムトムクラブも最高!1983年12月収録のライブだけど、まだまだ新しい!至福!踊りたい!凄い!人生は一度きり、行って良かった!!!!!


毒戦 BELIEVER
Believer
監督:イ・ヘヨン
2018年 韓国
イ・ヘヨン監督による韓国リメイク版『毒戦』、ジョニー・トーの元のって、こんな話だったっけ、と思いながらもめっちゃ面白かった!!!ノワール感の盛り方が流石の韓国。脚色したチョン・ソギュンは『お嬢さん』『渇き』『サイボーグでも大丈夫』とパク・チャヌクと組んできた脚本家。クオリティーは申し分ない。


くるり くるりライブツアー2021 2021.06.10. Zepp Haneda
ファンファンがバンドを去ってのステージは、以前のナードな感じが戻ったようにも見えるし、より大人の余裕というか威風堂々感を増したようにも見えた。まあでも子育て落ち着いたら、またファンファンにはライブゲストででも戻って欲しいと思う。聴きたい曲がたくさんあるから。
1. 琥珀色の街、上海蟹の朝
2. ばらの花
3. さよならリグレット
4. ハイウェイ
5. ※新曲
6. 心のなかの悪魔
7. 三日月
8. ※新曲
9. 花の水鉄砲
10. 野球
11. さっきの女の子
12. ハム食べたい
13. 潮風のアリア
14. 春風
15. リバー
16. ロックンロール
17. HOW TO GO
encore
18. pray
19. 奇跡


アメリカン・ユートピア
David Byrne’s American Utopia
監督:スパイク・リー
2020年 アメリカ
シンエヴァのときのような観る前の不安は一切無く、期待パンパンで行ったけど、ものの見事に『ストップ・メイキング・センス』級の超傑作だった!!!映画だけど、今年のベストライブでいいと思う。大勢で踊りながら観たかった。本来なら今日は福岡に飛んで小沢健二振替公演に行ってる予定だったので、代わりの音楽体験としてはベストなのかもしれない。かつて渋谷AXでデビッド・バーンを観たのいつだろうと調べたら2009年1月だった。あれも人生屈指のライブ体験で、バーン先生もチュチュを身につけて舞ってたのを思い出した。ダンサーやバンドも含めて舞台演出冴えまくってたけど、『アメリカン・ユートピア』はそこから完璧なる進化を遂げた形だったと思う。とにかくこの舞台の創造性に刺激を受けること必至。超必見!


iri Spring Tour 2021 2021.05.29. 新木場スタジオコースト
新木場スタジオコーストでiriを観る。都内屈指の素晴らしいサウンドシステムで重低音を浴びる快感が蘇りました。いやー良かった!!!
1. ナイトグルーヴ
2. Coaster
3. Night Dream
4. Corner
5. 半疑じゃない
6. はじまりの日
7. room
8. 回る
9. Keep on trying
10. Only One
11. Runaway
12. Sparkle
13. doyu
14. 会いたいわ
15. 飛行
16. 24-25
17. Wonderland
18. rhythm
19. 渦


モーターウェイ
Moterway
監督:ソイ・チェン
2012年 香港
おもしろかった!大傑作『ドラゴン×マッハ!』を撮ったソイ・チェン監督の2012年作。ジョニー・トーが製作。全編ほぼカーグラTVかのように車の映像でも、ドライブテクニックのアイデアとカーチェイスの心理戦が白熱して楽しい。車はもちろん実名(車に限らず商品のロゴを差し替える日本の作品のカッコ悪さは何とかならないものか)。日産車(180SXやフェアレディZ)が大活躍。ワイルドスピードシリーズがすっかり無敵超人状態だけど、この映画では事故ると怪我するし、命も落とす。


さらば愛しきアウトロー
The Old Man & the Gun
監督:デビッド・ロウリー
2018年 アメリカ
めちゃめちゃよかった!病的な銀行強盗&脱獄癖と人生を楽しむことがイコールだった男の生き様。トム・クルーズがやった『バリー・シール』のように、このような実在のモデルがいるのも凄い話だけど、ロバート・レッドフォードが製作も兼ねながら今作を引退作とした、この清々しさ。ニューシネマのトーンでありつつ、音楽の素晴らしさと華麗なるレッドフォードの佇まいに、圧倒的な気品が漂う傑作だと思う。ロバート・レッドフォードは最後までカッコ良かった!!!
