ウォーリー
監督:アンドリュー・スタントン
WALL-E [ 2008年 アメリカ ]
子供向けというより手塚治虫漫画のような深いテーマで、アニメーションとストーリーの完成度はさすがピクサー。ほとんどセリフなしのサイレント映画のようでしたが、ほろりほろりと泣かされてしまいました。エンディングテーマがピーター・ガブリエルだし。
TAHITI 80 [ 2008.12.14. 渋谷クラブクアトロ ]
感動のルーファス・ウェインライトから始まった2008年シーズンのライブ締めにふさわしい、ゴキゲンほんわか胸キュン素敵なしあわせライブでありました。いまいちばん彼らのようなバンドが観たかった!という、タイミングもちょうどよかったのかも知れません。もし来年、タヒチでタヒチ80を観る企画ツアーがあったら、ふたつ返事で申し込んでたような、それだけ清々しい気持ちになれましたよ。ライブ後の会合も楽しかったです。
1. One Parachute 2. 24 X 7boy 3. Matter Of Time 4. Yellow Butterfly 5. Dream On 6. Tune In 7. Whistle 8. Antonelli 9. Big Day 10. A Love From Outer Space 11. 1,000 Times 12. Come Around 13. Unpredictable 14. Soul Deep 15. All Around 16. Brazil 17. Changes
encore 1
18. Mr. Davies 19. Be My Baby 20. All Around Christmas 21. Roundabout
encore 2
22. Heartbeat
安室奈美恵 [ 2008.12.07. さいたまスーパーアリーナ ]
2時間半、ずっと踊りっぱなしで、ポップスターのトップ・オブ・ザ・トップとして存分に魅了する、貫禄のエンターテインメントショーでした。想像を超えるまでのインパクトはなかったけど、安室ちゃん、カッコよかったー! 400レベルの席だったので、願わくば、もっと音が良く聴こえる席で観たかった。
1. Do Me More 2. Violet Sauce 3. ALARM 4. SO CRAZY 5. NEW LOOK 6. Hello 7. GIRL TALK 8. shine more 9. Full Moon 10. Luvotomy 11. Put 'Em Up 12. It's all about you 13. Wishing On The Same Star 14. ROCK STEADY 15. FUNKY TOWN 16. No 17. Say the word 18. White Light 19. Hide & Seek 20. Queen of Hip-Pop 21. Sexy Girl 22. WANT ME, WANT ME 23. Top Secret 24. BLACK DIAMOND 25. WHAT A FEELING
encore
26. WoWa 27. CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK 28. Baby Don't Cry
ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
THERE WILL BE BLOOD [ 2007年 アメリカ ]
PTA初の時代劇でありましたが、今までの作品と遜色ない、今回も力のある映画をみせつけてくれました。油田掘り当てたオイル成金の話ということで、かつての名作『ジャイアンツ』が思い浮かんできますが、作風は思いっきりスタンリー・キューブリックで、ゾクゾクしながら楽しめました。えげつなさ全開ですよ。おもしろい!
椎名林檎 [ 2008.11.30. さいたまスーパーアリーナ ]
デビュー10周年を記念しての一大イベントだけに、大掛かりなステージセットと、大掛かりなオーケストラ編成を組んでの豪華仕様で、なんとも贅沢な椎名林檎ショーとしては堪能できました。「すべりだい」が聴けたのも嬉しい驚きでした。しかしながらライブとしての爽快感はなかったのが正直なところ残念というか、椎名林檎(生)林檎博と謳っておきながら、生の部分が感じきれなかったように思えます。ステージ前に組まれたオーケストラピットがプレミアム席の人達にとって相当気の毒だったような、全体的に漂う距離感が孤高と褒めても開きすぎてて、10周年のタイミングより、ワンシーズン前の『平成風俗』レコ初でこれなら納得なんですけどね。「ギャンブル」と「この世の限り」がいちばん今回の編成でしっくりしてたしなぁ。まあでも10周年、えらいもんです。フジテレビの深夜番組「フライヤーTV」がかつて好きでよく見てて、スーパーミルクちゃんとか流行ったものですが(あんじ元気か~)、その番組で「歌舞伎町の女王」を歌ってるのを見たのが、僕にとって最初でした。その後の先攻エクスタシーは渋谷クアトロまで行ったけど、結局チケットが手に入らずホント残念だったなぁ。それから10年いろいろ身にまとってきての今日、これから10年、30代の椎名林檎には、こういうコマ劇場みたいなのはもういいので、美空ひばり方面ではなく、いろいろそぎ落としたより生身の椎名林檎へと向かっていくことに期待したいです。10周年おめでとうございます。
1. ハツコイ娼婦 2. シドと白昼夢 3. ここでキスして。 4. 本能 5. ギャンブル
(history movie 1) 林檎の筋
6. ギブス 7. 闇に降る雨 8. すべりだい 9. 浴室 10. 錯乱 11. 罪と罰 12. 歌舞伎町の女王 13. ブラックアウト
(history movie 2) 林檎の芯
14. 茎~STEM~ 15. この世の限り 16. 玉葱のハッピーソング(the onion song) 17. 夢のあと 18. 積木遊び 19. 御祭騒ぎ 20. カリソメ乙女
encore 1
21. 正しい街 22. 幸福論(悦楽編)
encore 2
23. みかんのかわ 24. 余興(仮)
電気グルーヴ [ 2008.11.22. 渋谷AX ]
土曜日! 渋谷AX! 電気グルーヴ!!!!! モテたくて、3時間ライブですよー!!!ということで、圧巻、最高、狂喜乱舞の生生生生電気グルーヴ。問答無用で楽しすぎたー! 封印されてると思ってた初期3枚からの曲がこんなに聴けるとは、32にしてファンクラブに入ったのも間違いではなかったなと、すなわちこれでいいのだと実感できました。「ビーチだよ!電気GROOVE」のとき、瀧ずっと笑ってたなぁ。前回のツアーツアーから8年、いのちのバンドとして戻ってきてくれたことに感謝感激。コインロッカーの奇跡も含めて感動的な一夜となりました。
1. ズーディザイア 2. モノノケダンス 3. ア.キ.メ.フ.ラ.イ. 4. 半分人間だもの 5. どんだけ the ジャイアント 6. さんぷんまるのうた 7. 少年ヤング 8. Shangri-La 9. MUD EBIS 10. Bingo! 11. Acid House All Night Long 12. The Words 13. Fake It! 14. ガリガリ君 15. マイアミ天国 16. ニセモノフーリガン 17. Area Arena 18. 湘南アシッド 19. FLASHBACK DISCO 20. Nothing's Gonna Change 21. キラーポマト 22. スコーピオン 23. B.B.E. 24. VOLCANIC DRUMBEATS 25. かっこいいジャンパー 26. レアクティオーン 27. スネークフィンガー 28. N.O. 29. モテたくて・・・ 30. CATV 31. 誰だ!
encore
32. 地蔵 33. ビーチだよ!電気GROOVE 34. Cafe de 鬼(顔と科学)
THE WHO [ 2008.11.17. 日本武道館 ]
4年前のロック・オデッセイ以来のザ・フー。そのときはライブ自体はいたく感激したものの、初来日のタイミングとして、なかなか微妙なイベントだったのが残念だったわけですが、こうして再び日本でフーが観れることに感謝です。それにしても観客の8割が女子だったスピッツの翌日だけに、見渡す限りおっさんだらけという異様な客層が凄い! そんな男達の熱い声援に正面から応える64歳ロジャー・ダルトリーと63歳ピート・タウンゼント。伝説に甘んじることなく、フーであり続けるべくステージに立つメンバーと、フーでしかないロックのパワーに感動いたしました。
1. I Can't Explain 2. The Seeker 3. Anyway Anyhow Anywhere 4. Fragments 5. Who Are You 6. Behind Blue Eyes 7. Relay 8. Sister Disco 9. Baba O'Riley 10. Eminence Front 11. 5:15 12. Love Reign O'er Me 13. Won't Get Fooled Again 14. My Generation 15. Naked Eye
encore
16. Pinball Wizard 17. Amazing Journey 18. Sparks 19. See Me Feel Me 20. Tea and Theatre
スピッツ [ 2008.11.16. ZEPP TOKYO ]
知ってるけど曲名を忘れた曲がいくつかあって、新作の曲か昔の曲かもしばらく判別つかないというのは、それだけ今の曲が充実してるという証拠なのだろう。『さざなみCD』は2000年代のスピッツを代表する『ハヤブサ』以上の傑作だと思う。この日は途中のおしゃべりで民謡「花笠音頭」の一節を歌うなど、リラックスして観客とのいい距離感と好調な演奏を保ち続けた、21年モノの深みと鮮度が色濃く出てるすごくいいライブでした。今度のさいたまスーパーアリーナがひとつ大きなきっかけになるのかわからないけど、4年に一回くらいは小田和正のように、デカイ会場で3時間くらいのライブがあればいいのになぁ。
1. たまご 2. Na・de・Na・deボーイ 3. メモリーズ・カスタム 4. 不思議 5. 点と点 6. ルキンフォー 7. チェリー 8. 桃 9. 砂漠の花 10. みそか 11. 若葉 12. 死神の岬へ 13. ネズミの進化 14. スピカ 15. エスカルゴ 16. 8823 17. 渚 18. 俺のすべて 19. 僕のギター
encore
20. 群青 21. ヒバリのこころ 22. 漣
CAROLE KING [ 2008.11.10. 渋谷Bunkamura オーチャードホール ]
昨年、ファーギーとメアリー・J・ブライジとともにやってきたときは、その音楽性、世代の違いが、ステージ以上に客席に表れていただけに、今回の単独公演はとても意義深いものだったように思えます。チケットが16800円という2万円でおつりがくる贅沢な感じが、ステージ以上に客席に表れていたように思えます。職業作曲家時代の曲も含みつつ、途中、休憩をはさんで約2時間。66歳にして元気ハツラツ、ナチュラルウーマンっぷりが、とても素敵な偉人キャロル・キングでございました。名曲はいつ聴いても名曲ですね。
1. Beatiful 2. Welcome to My Living Room 3. Been to Canaan 4. Up on the Roof 5. When You Lead, I Will Follow 6. Home Again 7. Nothing Bout Love Makes Sense (lead vocal by Gary Burr) 8. Love's Been a Little Bit Hard on Me(lead vocal by Gary Burr) 9. Smackwater Jack 10. medley (Take Good Care of My Baby / It Might As Well Rain Until September / I'm Into Something Good / Go Away Little Girl / Hey Girl / One Fine Day / Will You Love Me Tomorrow)
休憩
11. Love Makes The World 12. Sweet Seasons 13. It's Too Late 14. Chains 15. (You Makes Me Feel Like a)Natural Woman 16. Plesant Valley Sunday 17. Being at War with Each Other 18. I Feel the Earth Move
encore
19. So Far Away 20. You've Got a Friend 21. The Loco-motion
PERFUME [ 2008.11.06. 日本武道館 ]
おそらく今年の数ある武道館ライブの中で、もっとも貴重で象徴的なショーとなりそうな最高のタイミングということで、会社でしっかり『Complete Best』と『GAME』を聴いて行ってきましたよ。そんな満員札止めの武道館全体が期待度9000%のプレッシャーの中、本当に素晴らしいショーを見せつけてくれたと思います。いやー、楽しかった!!! テクノサウンドとムダ話と、古川日出男の『サウンドトラック』じゃないけども目を奪われる圧倒的なダンス。音源だけではそこまでハマれなかったものの、ダンスという肉体的表現でもってパフュームが完成するのを目の当たりにすると、ダンスを完全に実践するためのロボット声だったのか!と勝手に納得してしまいました。電気グルーヴが持ち合わせてない華というものが彼女たちにはありまくりですね。中田ヤスタカの音楽がクローズアップされますが、あみーゴを再生させた中田ヤスタカは偉いと思うけど、やっぱりパフュームがここまで極めたのはダンスあってのものですよ。終演後、2階席から退場するとき偶然にも掟ポルシェさんを見かけましたが、とてもいい笑顔をしてました。
1. コンピューターシティ 2. edge 3. エレクトロ・ワールド 4. plastic smile 5. love the world 6. マカロニ 7. Baby cruising Love 8. Take me Take me 9. Butterfly(PV) 10. GAME 11. シークレットシークレット 12. パーフェクトスター・パーフェクトスタイル 13. セラミックガール 14. ジェニーはご機嫌ななめ 15. チョコレイト・ディスコ 16. ポリリズム 17. Puppy love
encore
18. Dream Fighter 19. Perfume 20. wonder2