奥田民生 [ 2008.04.18. 渋谷CCLemonホール ]
去年はミカバンドのゲストと井上陽水奥田民生でのステージは観たものの、ソロライブは観てなかったので、割と久々のソロライブ観戦でありました。新作のツアーだけに新作バリバリで、相変わらずのゆるさは抜けないながらも、一度もアコースティックギターを持つことなく、ロックバリバリでございました。「無限の風」は名曲だなぁ。『ヒゲとボイン』に入ってる「家」が意外にも披露されたのと「トロフィー」が聴けたのは嬉しかったです。GOLDBLENDツアーファイナルの日本武道館は、広島市民球場のは別として、民生史上最高のツアー/ライブだったと、いまでも思う。
1. イナビカリ 2. スルドクサイナラ 3. フロンティアのパイオニア 4. アドレナリン 5. いつもそう 6. 野ばら 7. 3人はもりあがる(JとGとA) 8. カイモクブギー 9. マシマロ 10. ちばしって 11. 鈴の雨 12. 愛のボート 13. 家 14. なんでもっと 15. 無限の風 16. トロフィー 17. キブミー・クッキー 18. プライマル 19. 明日はどうだ
encore 1
20. 快楽ギター 21. イージュー★ライダー
encore 2
22.さすらい
ジェリーフィッシュ
監督:エドガー・ケレット、シーラ・ゲフェン
MEDUZOT [ 2007年 イスラエル・フランス ]
某ロックバンドとは関係のないイスラエル映画なのですが、これが意外なほど大傑作なのですよ、みなさん! ちょっとしたなつかしさと、ちょっとしたファンタジーに胸が震えます。その昔『セイント・クララ』というイスラエル映画の傑作があったことを思い出しました。
潜水服は蝶の夢を見る
監督:ジュリアン・シュナーベル
LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON [ 2007年 フランス・アメリカ ]
フランスELLE誌の編集長だったジャン=ドミニック・ボービーの自伝映画。脳出血で倒れた後、全身不随となってしまった男の片目だけの残りの人生をモノローグと映像に雄弁に語らせる。やりようによってはいくらでも泣きの方向へつっ走ることができたと思うけど、潔すぎるほど感情的に誘導する演出を避けてたのがとてもよかった。最後ぐらい熱くなってくれてもよかった気がしないでもないけど。一文字ずつのコミュニケーションを実現した主人公と仲間たちの生きる力と生きる絆に感銘を受けました。これもし日本語吹き替えが目玉おやじの声だったら怒られますかね。主演のマチュー・アマルリックは『そして僕は恋をする』の人でしたが、当初はジョニー・デップがやる予定だったみたい。ジョニー・デップじゃなくてよかったと思う。
ダージリン急行
監督:ウェス・アンダーソン
THE DARJEELING LIMITED [ 2007年 アメリカ ]
パート1でのナタリー・ポートマンの裸にさほど興奮するでもなく、結局たいしてテンション上がらずに映画全編も終わってしまった、なんとももやもやした気分が晴れない映画でありました。旅の恥はかき捨てとはいいますが、お金持ちの旅はかき捨て方が半端でなく、そういうのも含めてどうでもいい話のどうでもいい映画だったなぁ。インドでルイ・ヴィトンはないだろう。ウェス・アンダーソンのお坊ちゃん芸も、インドではなにひとつ響いてこなくて残念。アメリカ人は動き出した列車に飛び乗るのがホント好きだなぁ。
BROKEN SOCIAL SCENE / STARS [ 2008.03.07. 渋谷クラブクアトロ ]
BROKEN SOCIAL SCENEとSTARSという素晴らしいカップリングの素晴らしいライブを堪能。スターズは音源よりもずっとロックでポップで魅せるライブで、意外なくらい楽しかった! この勢いで「This Charming Man」もやって欲しかった。でもってブロークン・ソーシャル・シーン。おととしのフジロックでフィッシュマンズを選択して観れなかった悔しさが、9000%晴れましたよ! めちゃめちゃよかったー!! カナダ出身だけにニール・ヤングがとにかく楽しもうと、ヒリヒリしない曲を作ってバンドをやったような、ひと回りしてできあがった感じが爽快でありました。ペイヴメントに技術が加わって解散してなかったら、もしかしたら有り得た可能性のひとつなのかもなぁ。輝くおっさんバンドに感動いたしました。
1. Set Yourself on Fire 2. Elevator Love Letter 3. What I'm Trying to Say 4. Window Bird 5. One More Night 6. Bitches in Tokyo 7. The Ghost of Genova Heights 8. Going, Going, Gone 9. Midnight Coward 10. Take Me to the Riot 11. Ageless Beauty 12. Calender Girl
PINBACK / THE ALBUM LEAF [ 2008.02.28. 恵比寿リキッドルーム ]
アルバムリーフとのダブル・ヘッドライン・ツアーとのことでしたが、お目当てだったのにピンバック、短かった。アルバムリーフ、長かった。ピンバック、めちゃめちゃよかった。ピンバック、もっと聴きたかった。野郎ふたりの掛け合いボーカル。マイナーコードのアルペジオ。ベースのメロディアスなコードストローク。ノドをつぶさない熱いシャウト。スピッツにもバービーボーイズにも鳴らせない、オリジナルの世界というかコスモを感じる音楽でした。次こそは単独で! もっと長めで!
1. Bouquet 2. Torch 3. Non Photo-Blue 4. Penelope 5. Good To Sea 6. Loro 7. Fortress 8. Walters 9. Devil You Know 10. Tripoli 11. Off By 50 12. From Nothing To Nowhere 13. AFK
THE ALBUM LEAF set list
1. Into The Sea 2. Always For You 3. Shine 4. Writings On The Wall 5. Fear of Flying 6. San Simeon 7. Outer Banks 8. Red-Eye 9. Another Day 10. See In You 11. Wherever I Go
encore
12. Twentytwofourteen 13. Brennivin 14. Broken Arrow
THE POLICE [ 2008.02.14. 東京ドーム ]
東京ドームで念願のポリス。なんと27年ぶりの来日公演を観てきました。めちゃめちゃかっこよかったー! 本当に3人だけのロックバンドとして最高のカッコ良さを、バスドラムのポリスのロゴも含めて、惜しげもなく披露してくれましたよ。もともと抜群に上手かったわけですが、解散から24年でこのバンドマジックは凄まじいものがありました。スチュワート・コープランド(55歳)とアンディ・サマーズ(65歳)にくらべて、スティング(56歳)だけが異様に若かったなぁ。顔つき髪型ハイトーンボイスが小田和正に近いものを感じます。「De Do Do Do, De Da Da Da」が「ドゥドゥドゥ・デ・ダダダ」じゃなかったのが、ちょっと残念でしたが、あの日本語歌詞は伝説のままでいいのかも。後ろの客が喜びすぎて、ずっと「フォー!!フォー!!」カラオケに来てるような合いの手入れて叫んでたのが、うるさかったりおかしかったり。
1. Message In A Bottle 2. Synchronicity II 3. Walking On The Moon 4. Voices Inside My Head~When The World Is Running Down, You Make The Best Of What's Still Around 5. Don't Stand So Close To Me 6. Driven To Tears 7. Hole In My Life 8. Every Little Thing She Does Is Magic 9. Wrapped Around Your Finger 10. De Do Do Do, De Da Da Da 11. Invisible Sun 12. Walking In Your Footsteps 13. Can't Stand Losing You~Regatta De Blanc~Can't Stand Losing You 14. Roxanne
encore 1
15. King Of Pain 16. So Lonely 17. Every Breath You Take
encore 2
18. Next To You
ROGER JOSEPH MANNING JR. [ 2008.02.09. 渋谷O-EAST ]
ローランドのイベントで営業ライブにやってきてくれたロジャー・マニングを渋谷O-EASTで観てきました。タダだからといって、遠慮するのも失礼かと思い、並べられたパイプ椅子の最前列ど真ん中に座って拝んできました。キーボードの台を思った以上に前に設置してくれたので、ものすごく近くてローアングルからきれいな歯並びまで見えてしまいました。ジェリーフィッシュの2曲がやっぱり嬉しくてたまらなかったです。残るはアンディの復活だけなんだけど、いつまで待てばよいのやら。
1. The Land Of Pure Imagination 2. The Quickening 3. Too Late For Us Now 4. Farewell To The King (Linus Of Hollywood) 5. Love Is Never Half Ass Good 6. That Is Why 7. Lucky (Fantastic Black) 8. Down-n-front 9. The King Is Half-undressed
ARCADE FIRE [ 2008.02.11. 新木場スタジオコースト ]
アーケードファイアーのワールドツアーファイナル公演を観てきました。数年前のサマーソニックで大大大感動したこともあって、たとえ東京で同じ日にレディオヘッドがライブやってたとしても迷わずアーケードファイアを選ぶべし、ということで単独公演に行かない理由などつけられるはずもなく行ってきたわけですが、本当に今回ももんのすごく素晴らしかったーーー!! 期待を裏切らない今シーズン最高のライブバンドとしての実力を圧倒的に見せつけてくれましたよ。弾き語りカバー曲で聴いたことあるけど思い出せなくて悔やまれたのはマグネティックフィールズでした。レアすぎる! 今度はフジロックのトリとかで観たいです。今ならフェスティバルで伝説を残せるバンドだと思う。
1. Black Mirror 2. Keep The Car Running 3. Neighborhood #2 (Laika) 4. No Cars Go 5. Haiti 6. Black Wave/Bad Vibration 7. Neon Bible~All The Umbrellas In London 8. Ocean Of Noise 9. Neighborhood #1 (Tunnels)~Wave Of Mutilation 10. The Well And The Lighthouse 11. Headlights Look Diamonds 12. Antichrist Television Blues 13. Neighborhood #3 (Power Out) 14. Rebellion (Lies)
encore
15. Intervention 16. Wake Up
曽我部恵一ランデヴーバンド [ 2008.01.30. 九段会館 ]
サニーデイ・サービスの『SunnyDayService』から10年ということで、最初はそのアルバム全曲を弾き語りだったのですが、不思議と感慨がわかないまま終了。「PINK MOON」はよかったけど。風邪なのかツアー最後の影響なのか昔とキーが変わってしまったのか、声がどうにもあがりきらず、なにかちょっと歌いにくそうではありました。で、ソロが終わった流れでそのままランデヴー・バンドのメンバーが登場して演奏スタート。ドラムのないアコースティック中心の編成で、曲もメロウでスロウなもので固まっているせいか、何度か目を閉じて聴く体勢になってしまいましたが、アンコールの「24時のブルース」は嬉しく聴けました。『SunnyDayService』からもう10年なのか・・・。
第1部 弾き語りソロ
1. baby blue 2. 朝 3. NOW 4. 枯れ葉 5. 虹の午後に 6. Wild Grass Picture 7. PINK MOON 8. 星を見たかい? 9. 雨 10. そして風は吹く 11. 旅の手帖 12. bye bye blackbird
第2部 曽我部恵一ランデヴーバンド
13. 女たち 14. our house 15. 雨の日の子供たちのための組曲 16. 太陽のある風景 17. 砂漠 18. 街の灯り 19. ふたりの恋はおわったよ 20. 長い髪の女の子 21. ドリームボート 22. テレフォン・ラブ 23. 遠い光
encore 1
24. LOVE SONG 25. 大人になんかならないで
encore 2
26. 東京 2006 冬 27. 24時のブルース