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SOMETHING TO SAY TO YOU / JORDANA

ALBUM

SOMETHING TO SAY TO YOU / JORDANA

昨年12月にリリースされたJordana『Something To Say To You』の日本盤も出たみたい。単曲勝負となりつつある昨今ですが、これはアルバムとして、とても素晴らしいです。顔ジャケとしてもナイス。

KIRINJI KIRINJI LIVE 2020 2020.12.10. NHKホール

LIVE

KIRINJI KIRINJI LIVE 2020 2020.12.10. NHKホール

2020年のライブ納めにして、2月のPerfume東京ドーム以来のライブ。今年観たのはこの2つのみ。KIRINJI観るのは兄弟時代の2002年以来で、そのときもNHKホールだった。ツアーが春夏延期中止となり、今回の公演が実現したことを心から嬉しく思う。お土産にマスクが配られ、座席は隣を空ける形式となり、チケットは自分でもぎって入場した。弓木さんのギターの素晴らしさ!エイドリアン・ブリューや渡辺香津美を引き合いに出してもいいくらい巧い!ライブ楽しい!今回で現体制ラストライブとは言え、いつかまた集結してくれそうな。不可思議な世界を探り、必ず生きて還ろう。アンコールで歌われた「進水式」と「時間がない」の歌詞を噛みしめる。

SET LIST
1. 明日こそは/It’s not over yet
2. 今日も誰かの誕生日
3. Mr. BOOGIEMAN
4. killer tune kills me (w/ YonYon)
5. タンデム・ラナウェイ
6. 恋の気配
7. 非ゼロ和ゲーム
8. 悪夢を見るチーズ
9. ONNA DARAKE!
10. だれかさんとだれかさんが
11. LEMONADE
12. shed blood! (w/ YonYon)
13. 「あの娘は誰?」とか言わせたい (w/ YonYon)
14. Almond Eyes (w/ 鎮座 DOPENESS, YonYon)
15. パレードはなぜ急ぐ
16. 嫉妬
17. The Great Journey (w/ 鎮座 DOPENESS)
18. 都市鉱山
19. Pizza VS Hamburger
encore
20. 進水式
21. クレゾールの魔法
22. クリスマスソングを何か
23. 時間がない
新感染半島 ファイナル・ステージ

CINEMA

新感染半島 ファイナル・ステージ

Peninsula
監督:ヨン・サンホ
2020年 韓国

東京国際映画祭で『新感染半島 ファイナル・ステージ』。『新感染 ファイナル・エクスプレス』の4年後が舞台だけど、ストーリーに連続性はない。監督は同じくヨン・サンホ。前作が年間ベスト級の大傑作だったことを思えば、今作はちょっと期待し過ぎだったか全然傑作ではない。感情的に血が躍るところとシラけるところと半々な感じで起伏が激しい。ロメロに加えて、ジョージ・ミラーとジョン・カーペンターは偉大だなと。いろいろてんこ盛りだったけど、プラトーンはどうなんだろう。子役のドライビングシーンは超最高。日本公開はお正月。

TENET

CINEMA

TENET

Tenet
監督:クリストファー・ノーラン
2020年 アメリカ

まさにポスターのONLY IN THEATERSの言葉通り、音響世界の凄まじき劇場体験としては申し分ない作品だった。191cmのエリザベス・デビッキ、185cmのロバート・パティンソンも見切れることなくIMAXで堪能。目新しそうなデジタル機器が登場することは無く、キン・ザ・ザに出てきそうなヘンなパーツがめちゃめちゃ軽そうに扱ってて笑ってしまった。このままIMAXでメイキングが見たいと思った。

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー

CINEMA

ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー

Booksmart
監督:オリビア・ワイルド
2019年 アメリカ

ケイトリン・デヴァーということで待望の『ブックスマート』を観た。ジョナ・ヒル妹(ビーニー・フェルドスタイン)とのペアがとにかくナイス!!!そんでもってキャリー・フィッシャーの娘(ビリー・ロード)のイカれっぷり!!! ハイクラスで住む世界が違うし、誰もが高校生に見えないけど、めちゃめちゃ愛おしい!『リズと青い鳥』に次ぐ、新しい青春映画の傑作。

レイニーデイ・イン・ニューヨーク

CINEMA

レイニーデイ・イン・ニューヨーク

A Rainy Day in New York
監督:ウディ・アレン
2019年 アメリカ

ここ数年ドロ沼状態となっているウディ・アレンのプライベートなトラブルとは裏腹に、モテと知性を全面にした、めちゃめちゃ甘々な作品だった。年下設定のセレーナ・ゴメスがいちばん大人として描かれるというのも、スウィートでラブリーな映画だなと。80を過ぎても若い観客をキュンとさせる匠の技たるや! 制作のアマゾンはアメリカ本国での公開を延期にしたままで、すっかりアメリカでは干された状況だけど、次回作はヨーロッパ資本によりスペインで撮影済みらしい。残る余生も映画製作を全うしてくれることを願う。

劇場版SHIROBAKO

CINEMA

劇場版SHIROBAKO

監督:水島努
2020年 日本

クリエイティブ仕事に携わる人にとって教典とも言える作品『SHIROBAKO』。アニメーション制作会社を舞台にアニメ業界を描いた傑作テレビシリーズから4年後、会社もメンバーもみんなが途方に暮れる姿を見て、映画館再開後のタイミングで観てよかったと思えた。空回りかもしれないけれど、ジタバタし続けて、逞しくなるしかない。劇場版も猛烈に素晴らしかった。

ハスラーズ

CINEMA

ハスラーズ

Hustlers
監督:ローリーン・スカファリア
2019年 アメリカ

ジャネット・ジャクソン「コントロール」のイントロから最高!!!ある意味『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の別視点からの物語で素晴らしかった!!ジェニファー・ロペスがすっかり姉御となり、初期の『アウト・オブ・サイト』級(1998年のスティーヴン・ソダーバーグ監督作。超傑作!!!)の代表作になったと思う。

ブラック・クランズマン

CINEMA

ブラック・クランズマン

BlacKkKlansman
監督:スパイク・リー
2018年 アメリカ

スパイク・リー、ここに大復活。渾身の特大ホームランとなった2018年制作の『ブラック・クランズマン』。南北戦争が舞台の『風と共に去りぬ』に始まり、強引な現代の映像で剥き出しにする、時代を経てもなお何も変わっていない現状。ミネアポリスの事件から抗議活動が急拡大しているいま観るに値する強烈な作品。

RBG 最強の85才

CINEMA

RBG 最強の85才

RBG
監督:ベッツィ・ウェスト、ジュリー・コーエン
2018年 アメリカ

性差別と闘い、女性として史上2人目のアメリカ最高裁判事となるルース・ベイダー・ギンズバーグのドキュメント映画『RBG 最強の85才』。87歳となった現在も現役を続け(しっかり体も鍛えている!)、リベラル派の盾として強い尊敬を集めている。三権分立のバランスが揺らぐアメリカも必死だ。