CHRISTMAS PARTY / SHE & HIM
ハロウィン終わって、次はクリスマスシーズン突入でしょうか。今年のクリスマスBGM決定盤かもしれないShe & Himの新作『Christmas Party』。ほっこりできます。1曲目がマライヤの「恋人たちのクリスマス」。ズーイーは去年女の子を産んで、母となっていたようです。
UNICORN [ 2016.10.30. パシフィコ横浜 ]
日本シリーズでのカープは負けたけど(川西さんのバスドラにセ・リーグ優勝エンブレムあり)、野球が気になることなくライブに集中できたせいか(4時開演なので、終わったら野球観るつもりだった、と民生)、アンコールの余興も、踊り、踊り、踊り、よこはまたそがれ、マイケル・ジャクソンとたっぷり。解散前からは「与える男」「大迷惑」の2曲のみでも、圧倒的に楽しかった!!
1. サンバ de トゥナイト 2. すばやくなりたい 3. 頼みたいぜ 4. 与える男 5. オーレオーレパラダイス 6. 僕等の旅路 7. 道 8. CRY 9. マイホーム 10. 第三京浜 11. ハイになってハイハイ 12. エコー 13. オレンジジュース 14. BLACKTIGER 15. TEPPAN KING 16. Boys&Girls 17. 大迷惑 18. 風と太陽
encore1
19. マッシュルームキッシュ 20. WAO!
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21. Feel So Moon
オペレーション・メコン
監督:ダンテ・ラム
湄公河行動 / Operation Mekong
2016年 中国・香港
TOHOシネマズ六本木にて開催中の東京国際映画祭でダンテ・ラム監督『メコン大作戦』。実話をベースに、アクションは創作で7割増し(監督談)という、西部警察やランボーもビックリのこれもまた激戦たる一本! 敵も味方も容赦無く殺傷されまくるアクションの凄さに油断して、完全にフィクション目線で楽しんでしまったところに、エンドロールで実話だと強調される、実際の人物の写真が出てぞわぞわした。本国では2週連続1位とヒット中。めっちゃ面白かった!!! 監督のサインももらった!
KURT VILE & THE VIOLATORS [ 2016.10.11. 恵比寿リキッドルーム ]
彼のバンドThe Violatorsをバックに従えての、念願の初来日公演。The War On Drugsの初期ギタリストでもあったわけですが、ウィルコやザ・バンドのような豊潤なアメリカンロックの調べに、ルー・リードのような声で、ルー・リードよりヘロヘロに歌うカートさん。めちゃめちゃ良かった!!! グレイトフルデッド風なTシャツも買ってしまった! 今回は朝霧JAMも絡めての来日実現でしたが、海外の旬なアーティストの単独公演が観れるのは本当に貴重な時代となってしまったように思える。
1. Dust Bunnies 2. I’m an Outlaw 3. Jesus Fever 4. That’s Life, tho (almost hate to say) 5. Goldtone 6. Girl Called Alex 7. Wild Imagination 8. Wakin on a Pretty Day 9. Stand Inside 10. Pretty Pimpin 11. KV Crimes 12. Freak Train
encore
13. Baby’s Arms 14. On Tour 15. Peeping Tomboy
SCOOP!
監督:大根仁
2016年 日本
下世話な芸能スキャンダル報道からロバート・キャパのマスターピースまで、一気に振り切ってみせる素晴らしいエンタメ作品。中目黒があんなことになっていたとは! 街でたまに見かける、エンブレムまで全面黒マットで塗装された車は、やはりこの手の人たちが乗っているのか?! 最低で最高と言う、二階堂ふみが最高! スケベ全開おじさんの福山雅治と、洞窟おじさんがキメまくってサイコになっちゃったかのようなリリー・フランキーも、たっぷり見応えありました。テレビの深夜ドラマで復活して欲しい。
MORRISSEY [ 2016.09.29. Bunkamuraオーチャードホール ]
この日のモリッシー、1曲目いきなりの脱衣に始まり、8月からの今回のツアーとはまるで違う曲順にドキドキしっぱなし! 結局スミスは「How soon is now?」1曲のみでしたが(肉は殺人もなし)、全身全霊で歌うモリに興奮の嵐!! とにかく元気で機嫌も良くてカッコ良くて、スーパーヒーローだった!! 本音を言えばスミスはもっとやって欲しかったけど、最初のモリッシーが好きなもの映像集の中に、ジョー・ダレッサンドロやアラン・ドロンの、後にスミスのジャケットとしてカットされた映画のシーンが流れたのにグッときたし、演奏中スクリーンに映されるピンナップのビジュアルセンスも素晴らしく、モリの美世界に浸れました。
でもって、昨夜発表された、今夜の横浜ベイホール公演のキャンセル! 今回はホールツアーでまわってて、スクリーン使っての演出するには奥行きも高さも全然足らない会場だけに、ステージサイズの問題が昨日の仕込みで発覚したということなのか。95年に東京ベイNKホールでやってて、そっちと混同させちゃってたのかわからないけど、これでもう日本でモリを招聘する会社がいなくなって、本当に最後の来日公演になってしまうのかもしれない。木曜に観に行って本当によかった。
1. Let Me Kiss You 2. Everyday Is Like Sunday 3. Irish Blood, English Heart 4. Istanbul 5. Jack The Ripper 6. Kiss Me A Lot 7. Kick The Bride Down The Aisle 8. First Of The Gang To Die 9. World Peace Is None of Your Business 10. I’m Throwing My Arms Around Paris 11. All The Lazy Dykes 12. It’s Hard To Walk Tall When You’re Small 13. Speedway 14. How Soon Is Now? 15. Oboe Concerto 16. How Could Anybody Possibly Know How I Feel? 17. The Bullfighter Dies 18. Ouija Board, Ouija Board
encore
19. Judy Is A Punk
映画 聲の形
監督:山田尚子
2016年 日本
観る前から悪いはずはないという自信が確信に変わる素晴らしさ!!! 大傑作。いじめカッコ悪いでもなく、愛は地球を救うでもなく、もがきにもがく若者たちの成長を真摯に捉えた今年最上の青春群像劇。アメリカ映画『きっと、星のせいじゃない。』(これも必見!)のときもそうだったけど、この年代が主人公の作品は保護者目線でも観てしまう。音楽はagraphの牛尾さん。
プロジェクトX
監督:ニマ・ヌリザデ
Project X
2012年 アメリカ
プロジェクトXと言っても、地上の星のそれではなく、トム・クルーズ『卒業白書』の現代版のような、高校生が自宅でハチャメチャなパーティーをやる悪ふざけを極めた一夜を、POV撮影でつらぬいた作品。アメリカ映画でこの手のホームパーティーは何度となく描かれているものの、日本の小市民としてはまるで現実味のないSFを観てるような感覚でいつも観てしまう。一度でいいからこんな経験してみたい!
君の名は。
監督:新海誠
2016年 日本
転校生だけではなく、イルマーレな飛躍もあり、最後は本気で震えた大傑作。メロメロになって、ボロボロになって、こんなにも昂ぶるとは思ってもいなかった。めちゃめちゃ素晴らしかった!!! 帰りは総武線で代々木経由で帰らせていただきました! 『シン・ゴジラ』『君の名は。』と年間ベスト級の作品が立て続けに公開されて、動員も年間ベスト級に爆裂ヒットしてるって、かなり凄いことかもしれない。
バクマン。
監督:大根仁
2015年 日本
両さん連載終了発表のタイミングで観る映画『バクマン。』。どストレートな漫画愛、ジャンプ愛全開! 天才ではない主人公の友情・努力・勝利。モノを作る情熱と対象への愛情がどれほど大切か。今更ながら、めっちゃ良かった! エンドロールが公開時から絶賛されたとおり素晴らしかったけど、天久聖一が手がけた傑作PV「電気グルーヴ20周年のうた」があったから、ここまでのクオリティに仕上がったような気もする。