バクマン。
監督:大根仁
[ 2015年 日本 ]
両さん連載終了発表のタイミングで観る映画『バクマン。』。どストレートな漫画愛、ジャンプ愛全開! 天才ではない主人公の友情・努力・勝利。モノを作る情熱と対象への愛情がどれほど大切か。今更ながら、めっちゃ良かった! エンドロールが公開時から絶賛されたとおり素晴らしかったけど、天久聖一が手がけた傑作PV「電気グルーヴ20周年のうた」があったから、ここまでのクオリティに仕上がったような気もする。
シン・ゴジラ
監督:庵野秀明
[ 2016年 日本 ]
新宿ゴジラヘッドの真下で観る『シン・ゴジラ』。石原さとみの芝居は今までずっと苦手でしたが、この役なら違和感なし。好きなようにやる、映画のように腹を括ったすべてのスタッフ、出演者の魂が放射される新世紀ゴジラ。破格に面白かったです。素晴らしい。感服。よかった。
シング・ストリート 未来へのうた
監督:ジョン・カーニー
Sing Street [ 2015年 アイルランド・イギリス・アメリカ ]
8月7日に閉館する渋谷パルコ。それに伴ってシネクイントも閉館ということで、最後の上映作品『シング・ストリート』を観てきました。今作も評判の良いジョン・カーニー監督作品ですが、主人公がわりと勝ち組な高校生だったので、物語にグッとくることはなかったかも。ジョン・ヒューズの偉大さと、今作絡みの音楽でいうとホール&オーツの偉大さを改めて感じました。
ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール
監督:スチュアート・マードック
God Help the Girl [ 2014年 イギリス ]
ベル&セバスチャンのスチュアート・マードック監督が書いた曲をエミリー・ブラウニングがいっぱい歌うという、グラスゴー発の完璧なるアイドル映画! これはもう「カワイイ」と形容する以外ない! 何より音楽と女の子がキラキラしていながら、物語は鬱な主人公だったりで、本当にザ・スミスが大好きなんだなぁというのも、エンドロールまで伝わってきます。そんなスチュアートの情熱にも好感。よかった!
転校生 さよならあなた
監督:大林宣彦
[ 2007年 日本 ]
2007年の大林宣彦監督自身による、長野に舞台を移した『転校生』25年ぶりのリメイクというよりリブート作品。監督から「20年に1人の逸材」と評された初主演となる蓮佛美沙子がとにかくよい。君は僕のために死ねる、入れ替わりと死別を描いたNHKドラマ『さよなら私』(これも素晴らしい作品)のアイデアはむしろこっちだった。大林宣彦恐るべし。前作とともに青春映画の記念碑的傑作。
10クローバーフィールド・レーン
監督:ダン・トラクテンバーグ
10 Cloverfield Lane [ 2016年 アメリカ ]
めちゃめちゃ面白かった!!!! スリル満点! 前作関係なし! ダイ・ハード! ジョン・グッドマンの『バートン・フィンク』級の怪演もさることながら、話の真偽が確認できず、知りたい情報が何一つわからないのは、現代の感性だと十分すぎる恐怖体験だったわけで、そこのところが『10クローバーフィールド・レーン』の肝だったようにも思える。『セッション』のデミアン・チャゼルが脚本に参加。ブラッドリー・クーパーが声のみで出演している。
インターンシップ
監督:ショーン・レヴィ
The Internship [ 2013年 アメリカ ]
ヴィンス・ヴォーンとオーウェン・ウィルソンが失業してGoogleにインターンシップで入る物語。劇場未公開作だけど、すごく面白い。ヴィンス・ヴォーンは脚本も担当してます。Google全面協力で実際の本社で撮影されたらしい。ネットの時代も個々の人間力とチームワークって大事。
PERFUME [ 2016.06.16. 幕張メッセ ]
幕張メッセでPerfume 6th Tour 2016 「COSMIC EXPLORER」 。Perfumeの新作『COSMIC EXPLORER』は重低音が大人しめで、大衆的なポップさも含めてFMラジオで聴いてる感じに思えたのですが(幅広い層に向けた最適なチューニングだと思うし、仕事中に何度も繰り返し聴けるくらい、過去最高に聴きやすい!)、ライブは音も演出も大爆発なスーパーイリュージョンの世界でした。二重スクリーンでの映像使いはフライング・ロータスもやってたけど、それが全方位オクタゴンで炸裂するオープニングから凄過ぎて、今回も超えてきたし、圧倒的だったし、ファンであることを肯定してくれる特別な場でありました。ミラクルは起きている。
1. STORY 2. FLASH 3. Dream Fighter 4. Next Stage with you
medley
5. Relax in the City 6. 透明人間 7. Spending all my time 8. 不自然ガール 9. Twinkle Snow Powdery Snow 10. コンピューターシティ 11. イミテーションワールド 12. Sweet Refrain
13. TOKIMEKI LIGHTS 14. Baby Face 15. NIGHT FLIGHT 16. Navigate 17. Cosmic Explorer 18. Pick Me Up 19. Cling Cling 20. Miracle Worker
3569
P.T.A.のコーナー 21. ジェニーはご機嫌ななめ 22. ポリリズム 23. チョコレイト・ディスコ
24. Puppy love 25. STAR TRAIN
小沢健二 [ 2016.05.26. Zepp Tokyo ]
小沢健二の魔法的ライブ。今回のツアーは7曲演奏された新曲に尽きる。とにかくポジティブ! 父親になって人生がリセットされたあとだからこその、新しい力と言葉がみなぎっているかのよう。また、演者のパフォーマンスに本気で感激した。たぶんこれからは長いブランクなしに音楽活動を続けてくれると思う。音楽家としてまたひとつ覚醒した姿が観れて、とても嬉しかった。
1. 昨日と今日 2. フクロウの声が聞こえる 3. シナモン(都市と家庭) 4. ホテルと嵐 5. 大人になれば 6. 涙は透明な血なのか?(サメが来ないうちに) 7. 1つの魔法(終わりのない愛しさを与え) 8. それはちょっと 9. ドアをノックするのは誰だ? 10. 流動体について 11. さよならなんて云えないよ 12. 強い気持ち・強い愛 13. 超越者たち 14. 天使たちのシーン 15. 飛行する君と僕のために 16. ラブリー 17. その時、愛
encore
18. シナモン(都市と家庭)~フクロウの声が聞こえる
山河ノスタルジア
監督:ジャ・ジャンクー
山河故人 / Mountains May Depart [ 2015年 中国・日本・フランス ]
ル・シネマで『山河ノスタルジア』観て、遅いランチで餃子を食す。今回のジャ・ジャンクー作品でも、半端な空き地のだだっ広さに、中国国土の巨大さを感じます。PET SHOP BOYSでワイワイ踊る1999年で幕開け、2014年、2025年と時を超えて描かれる。豊かさはバブルなのか。故郷、母親、母国語を求める未来を憂うGO WESTエレジー。