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イ・チャンドン アイロニーの芸術

CINEMA

イ・チャンドン アイロニーの芸術

Lee Chang-dong: The art of irony
監督:アラン・マザール
2022年 フランス・韓国

イ・チャンドン自身が過去作の舞台に赴きつつ振り返るドキュメント。現時点での最新作『バーニング』に始まり、監督の語りに限らず、作品ごとのロケ地や主要キャスト等による話も興味深く、さらには映画監督以前の小説家時代、そのまたさらには幼少最初の映画体験まで遡る。ものすごく見応えあった!

タバコは咳の原因になる

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タバコは咳の原因になる

Fumer Fait Tousser
監督:カンタン・デュピュー
2022年 フランス

一癖も二癖もある軽妙奇妙なカンタン・デュピュー監督作。これもめちゃめちゃ面白い!!戦隊モノへのこだわりはなく、脱線する怪談話の再現映像を畳み掛けるという離れ技。フランスのお笑い、大好きだ。カンタン・デュピューがMr.OIZOだってこと、さっき知った!

裁かるるジャンヌ

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裁かるるジャンヌ

La Passion de Jeanne d’Arc
監督:カール・テオドア・ドライヤー
1928年 フランス

印象的なカットは、モリッシーがライブで使用していたのを憶えている。ジャンヌ・ダルクの実際の裁判記録をもとにカール・テオドア・ドライヤー監督によって映画化された1928年のサイレント作品。裁判といっても、教会の異端審問官に一方的に詰められ、歴史の通り火刑になる様は、『チ。』の世界そのものだった。

Perfume Perfume 10th Tour ZOZ5 “ネビュラロマンス” Episode 1 2025.03.23. 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ

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Perfume Perfume 10th Tour ZOZ5 “ネビュラロマンス” Episode 1 2025.03.23. 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ

過去を調べるに曰く付きの会場で、熟慮の末の15時半開演なのだろう。結果、利府駅経由でも仙台に19時に着いたし、初来場者も多かった。土日公演のマチネ化が進むかも。ショーでは「タイムカプセル」の舞台演出が素晴らしく、大事な瞬間が詰まっていた。

SET LIST
1. The Light
2. ラヴ・クラウド
3. Cosmic Treat
4. Starlight Dreams
5. IMA IMA IMA
6. すみっコディスコ
7. Morning Cruising
8. タイムカプセル
9. 時空花
10. メビウス
11. Cling Cling
12. コンピューターシティ
13. Dream Fighter
14. Party Maker
15. エレクトロ・ワールド
16. Miracle Worker
17. ハテナビト
18. 無限未来
ANORA アノーラ

CINEMA

ANORA アノーラ

Anora
監督:ショーン・ベイカー
2024年 アメリカ

新宿ピカデリーのスクリーン1。アカデミー賞を獲りまくって大出世のショーン・ベイカーが来てたのは昨日だったみたい。『プリティ・ウーマン』ほどハッピーではなく、『下女』『ハウスメイド』ほどドロドロしてもいない。特別いい話ではないけど、マイキー・マディソンの強い魅力とロシアチームのアバウトさが効いている。「昨日誕生日だった」というセリフに、スピってるなと思った。

くるり Quruli Voyage くるりと弦楽四重奏 2025.03.01. LINE CUBE SHIBUYA 渋谷公会堂

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くるり Quruli Voyage くるりと弦楽四重奏 2025.03.01. LINE CUBE SHIBUYA 渋谷公会堂

至高至福。弦楽四重奏を加えたツアーは、世界各地に出向いて作曲・録音した曲たちで構成された、くるりの弦楽音楽世界旅行という、とてつもなく期待させるものであったけども、そんな想像を遥かに超える素晴らしいライブだった! 2007年『ワルツを踊れ』のふれあいコンサートで、これ以上ないと大感激したときのような、気持ちが溢れてくる。佐藤さんの物販替え歌もめちゃウマで素晴らしかった!

SET LIST
1. ハイリゲンシュタッド
2. Santa Lucia
3. ブルー・ラヴァー・ブルー
4. アナーキー・イン・ザ・ムジーク
5. さよなら春の日
6. アマデウス
7. GUILTY
8. Remember me
9. 京都の大学生
10. Time
11. スロウダンス
12. 恋人の時計
13. everybody feels the same
14. taurus
15. 飴色の部屋
16. Camel
17. 心の中の悪魔
18. La Palummella
19. Liberty & Gravity
20. ブレーメン
21. ジュビリー
encore
22. 瀬戸の内
23. ふたつの世界
24. 奇跡
New Order 2025.02.27. 有明アリーナ

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New Order 2025.02.27. 有明アリーナ

前座の電気グルーヴにとっては夢のマッチアップ。卓球も瀧もめちゃめちゃ嬉しそうだった! ニューオーダーはバーニーが完璧に歌えた曲がひとつもなくても全部盛り上がった! おじいちゃんのカラオケみたいな感じも受け入れる! 「Vanishing Point」やったの、めちゃめちゃ嬉しかったよ!

SET LIST
電気グルーヴ
1. 人間大統領
2. Shangri-La
3. モノノケダンス
4. DISCO UNION
5. Fallin’ Down
6. Shameful
7. Fake It!
8. N.O.
9. Flashback Disco (is Back!)

New Order
1. Transmission
2. Crystal
3. Ceremony
4. Age of Consent
5. Isolation
6. Krafty (Japanese ver.)
7. Your Silent Face
8. State of the Nation
9. Be a Rebel
10. Sub-Culture
11. Bizarre Love Triangle
12. Vanishing Point
13. Plastic
14. True Faith
15. Blue Monday
16. Temptation
encore
17. Atmosphere
18. Love Will Tear Us Apart
ザ・ルーム・ネクスト・ドア

CINEMA

ザ・ルーム・ネクスト・ドア

The Room Next Door
監督:ペドロ・アルモドバル
2024年 スペイン

アルモドバルの若かりし頃からすれば、信じられないくらいの品の良さ! ティルダ・スウィントン&ジュリアン・ムーア、両者際立つ洗練された会話劇の見事さ。癌からの回復が叶わないことを悟り、人生の最期を自らの意志で締める。尊厳死を望むという、これもまた人間の業を見つめた素晴らしい作品だった。

真夜中のパリでヒャッハー!

CINEMA

真夜中のパリでヒャッハー!

Babysitting
監督:ニコラ・ブナム、フィリップ・ラショー
2014年 フランス

フランスのコメディスター、フィリップ・ラショーの原点ともいえる2014年の監督デビュー作。ほぼほぼフランス版ハングオーバーで、めちゃめちゃ面白い! とにかく編集のテンポがよく、気付いたらイカれた展開に突入していて、常軌を超えてもキャラ達を不快には描かず、無駄に長いと思うところが一切ない、全編85分のキレの良さ!

SPARK! / 好芻

SINGLE

SPARK! / 好芻

昨年夏の「途切れないで」に続く新曲。MVは前回のと同じタイミングで収録してるように見える。アヒト・イナザワ&中尾憲太郎を加えたバンド形態でのライブが観てみたい。