リトル・ストライカー

監督：ジョン・ヘイ
THERE’S ONLY ONE JIMMY GRIMBLE　[ 2000年 イギリス・フランス ]
ロバート・カーライルが出てるということで、すっごい地味な映画でしたが、意外と楽しめました。マンチェスターを舞台にした、シティサポーターの少年の話でしたが、ユナイテッドサポのガキ大将にいじめられるという悲劇は、マンチェに限らずひとつの街に複数のクラブがあれば、一生涯通して現実に敵味方の関係で、いろいろあるんだろうなぁ。シティの話なのにオアシスの曲はいっこも流れずでした。

ヨコハマメリー

監督：中村高寛
[ 2005年 日本 ]
伝説の娼婦「ハマのメリーさん」に関する様々な証言で構成されるドキュメント。戦後の横浜から現在に至るメリーさんの生き様をしかと見届けよ。ほっとするというかグッとくるラストシーンだったなぁ。

フィッシング・ウィズ・ジョン

監督：ジョン・ルーリー
FISHING WITH JOHN　[ 1991年 アメリカ ]
豪華な出演者を従えながらの、超ユルユルの伝説の釣り番組。でもユルい割にジャングルだとか氷点下の湖だとかロケは過酷。このシリーズまたやって欲しいけどなぁ。

スピッツ 結成20周年祭り　[ 2007.08.21. ZEPP TOKYO ]

スピッツ20周年祭りでお台場ZEPP TOKYOへ。KREVAとMONGOL800を前座に迎えて、いい具合に盛り上がりながらプログラムは進行。KREVAということで旬な一曲「くればいいのに」では、リアルマサムネがフューチャリングされ、みんなで興奮！ もひとつ旬な那覇空港から無事に駆けつけたモンパチも「小さな恋のうた」とか聴けてよかったです。そんな二組のテンションに触発されてかスピッツも思った以上にアグレッシブなライブで凄く良かった！ 「ロビンソン」ではまさかのお祝いゲストでロビン登場！！ マサムネより頭ひとつ背が高くてカッコエエー。吉井和哉とは「Love Communication」も披露して、お祭りでしたよ。楽しかったー。これからスピッツは単独ツアーも始まるみたいですが、誰かイキのいいのを前座につけてまわった方が、彼らの場合いいライブになる気がしました。

天然コケッコー

監督：山下敦弘
[ 2007年 日本 ]
原作は未読でありますが、のほほーんとじーんとする、この季節にもってこいの避暑にも適した、爽やかでとても素敵な作品でありました。『ガメラ』のときから変わったような変わってないような、夏帆がとにかくかわいかったなと。これにつきる一本だったと思います。

FUJI ROCK FESTIVAL ’07　[ 2007.07.27-29. 苗場スキー場 ]

今年のフジロックは天気が予想以上に良すぎることに、文句をタレてしまうほどでしたが、やっぱ去年を思えば雨よりずーっとましでした。加えまして苗場プリンスホテルですよ！ 本当にみなさまありがとうございました。

金曜初日。
・サンボマスター（GREEN）
観るのははじめてでしたが、一発目のつかみとしてはナイスチョイスだったと思います。
・BLONDE REDHEAD（RED）
まさに4ADなバンドでした。
・THE ALBUM LEAF出演キャンセルで観るものなくて、ホテルで身を清めつつ休憩。ようころ嬢到着。
・JARVIS COCKER（GREEN）
りんごをかじりながら登場。へなへなもたもたカックンカックンと、終始あのジャーヴィスのステージが繰り広げられ猛烈に感動。最後ブラックサバス「パラノイド」のカバーはソロライブで結構やってるという話なのに、いまだ歌詞をカンペで見て歌ってました。モッシュピットで見るとさすがに近い。ジャーヴィスの子供がDEVOのTシャツ着とったな。
・オレンジの奥のオートキャンプの辺りまで探索。
・MONEY MARK（WHITE）
夕暮れゆるめのセットでも気持ちいい。「ROCK IN THE RAIN」まで聴いて移動。
・ビースティのTシャツ購入。
・MUSE（GREEN）
圧巻のミューズ。演奏はハイパーでも浪花節の歌いっぷり。実力を十分堪能できたので4曲ほどで移動。
・FOUNTAINS OF WAYNE（RED）
裏がミューズだと気がラクなのか、ものすごい絶好調！ 魂だけ苗場に残して引退したSさんに見せたかったなと。
・THE CURE（GREEN）
23年振り。ついに出たー！！！ ずーっと30年くらい変わらないパンダメイク、爆発ヘアー、黒ずくめで動きにくそうな服のロバちゃん。モッシュピットで見るとさすがに近い。あんなにデカかったのか。長くてコアなファン以外はだんだん客が減っていってましたが、23年ほんとに待ってた人にとっても、十分なショーと選曲だったと思います。インビトゥイーンデイズがいちばんの盛り上がりだったかも。この辺凄く嬉しかたなぁ。0時10分のボーイズドントクライで涙をこらえて終幕。初日から足腰が猛烈に疲弊しまくりでしたが、今年もフジロックに来て本当によかった・・・。

2日目土曜。
・Panorama Steel Orchestra（HEAVEN）
スチールドラムによる35人楽団。スチールドラムだからのほほーんとしたのを想像してたら全然違った。運動会みたいに騒々しくド派手に盛り上がりました。
・!!!（GREEN）
悶絶ヒゲダンスのフロントマンに目がいきがちだけど、このバンドは人力ビートを叩き出すドラムが凄すぎる！
・KULA SHAKER（GREEN）
キャッチザサーン！のHey Dudeではじまったはいいが、新曲多くてちょい醒めのムードで途中で移動。
・LILY ALLEN（RED）
旬なお嬢さんを見逃すまいと凄い客数だったけどがんばる。イギリスではテリー・ホールと共演してたりしてたけど、そんなスカビートで楽しい1時間でした。
・このままGラブ、イギー、アッシュと見ても身体がもたんと判断してホテルで身を清め仮眠。
・BEASTIE BOYS（GREEN）
ミックスマスターマイクのDJは何回見てもご機嫌！ ビースティーズはスーツ姿で決まってました。今回バンドスタイルが結構多め。バックバンドもスーツでマニー・マークはゆうたろうみたい。ライブとしては前回の武道館のときの方が好きですが、今回もあっという間で楽しかったです。
・ホテルに戻るとアジアカップ3位決定戦の延長前半。そのままPK戦まで見届ける。日本の勝ちパターンは見出せず韓国にPK負け。新潟県全域が雨という予報は大ハズレのまま、今日もエチゴビール飲んで2日目終了。

日曜最終日。
・DEERHOOF（WHITE）
ゆるいMCで和む。
・ドラゴンドラで空中散歩。上に着いたら帰りのすごい行列で、MIKAのためにすぐ並んで直帰。
・MIKA（GREEN）
ほぼオンタイムで間に合ってよかった！ 雨降ってきてついにカッパ着用。ユーリズミックスのカバーだけは、他のに変えた方がいいと思ったけど、ライブは超ハッピーな雰囲気で最高でした！ よくあんなに声が出るもんですよ。
・THE SHINS（WHITE）
すごくよかったー！　この日のベストかも。11月に再来日って本当？
・JONATHAN RICHMAN（HEAVEN）
ドラマーとのふたりぼっちのジョナサンを途中から。往年の流しといった趣で大いに楽しませていただきました。元気そうでなにより。観れてよかったよ。
・BATTLES（WHITE）
最終日の目玉であろうバトルズだけに客がパンパン。現代プログレというか、なんかようわからんけど凄い・・・。狂人ドラム大会のようで正確すぎるドラムがある意味コワい。ただ立錐の余地なくなってきて、元々のホワイトの居心地の悪さもあり、楽しむ余裕がなくなってきて退散。
・TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA（GREEN）
夏祭りにもってこいのスカパラで楽しく踊る。ピアニカのパートもすごくよかったです。
・CLAP YOUR HANDS SAY YEAH（RED）
スカパラを観すぎて最初の方を見逃すも、ライブは素晴らしかった！ 隙あらば客も手拍子でモリモリに盛り上がる。なんとなくトーキングヘッズを思い出させるバンドで良いです。
・THE CHEMICAL BROTHERS（GREEN）
実はまともに観るのはじめてでした。スターギターが終わったあたりで切り上げて、今年のフジにお別れ。
・ホテル帰って後半からのアジアカップ決勝。イラクの優勝と選挙結果を見届けて、エチゴビール飲んで就寝。今回エチゴビールをたくさん飲みました。
・翌月曜は怒涛の大雨。あぶないあぶない。越後湯沢でへぎそばを美味しくいただき、また来年！

大日本人

監督：松本人志
[ 2007年 日本 ]
グッダグダな最後がオチとしてどうかと思うが、獣との対決シーンはかなりワクワクしましたよ。どの獣も十分気持ち悪くてインパクトあるけど、デカいのがバカバカしさ倍増でよかったです。あとはUAのいちばんコントっぽかった芝居がよかったです。

GUNS N’ ROSES　[ 2007.07.14. 幕張メッセ ]

ライブは思った以上にずっと楽しくてめっさ盛り上がった～！ 途中途中ギターソロコーナーやらで休憩が入るものの、心配するくらい走ったり動いたりで、アクセルにあれ程までサービス精神があったとは！ アンコール2回目はほんとサプライズだったしなぁ。「Don’t Cry」よかったなぁ・・・。ずいぶん活動してなかったけど、これだけ狂喜させる名曲があるのだから、新曲やライブの方法論に何ひとつ新しさはなくても、アクセルの声がある限り芸能として文句はないだろう。エアロスミスより若いんだし、まだまだやれそうな手応えは観る側の立場ではしっかり感じることができました。

アヒルと鴨のコインロッカー

監督：中村義洋
[ 2007年 日本 ]
恵比寿ガーデンシネマで、不覚にも一番前の座席でプラネタリウムの角度で観るハメに。邦画でよかった・・・。でもって映画もよかった・・・。不覚にも一番前の座席で泣きました。松田龍平かっこええな。伊坂幸太郎の原作を読んでいたので読書のスピード感と映画の違いに戸惑いはありますが、映画としてもすごくよかったと思います。友よ、答えは風に舞っている、か。

ゾディアック

監督：デヴィッド・フィンチャー
ZODIAC　[ 2007年 アメリカ ]
非常にそそられる内容でたっぷり楽しめました。ロバート・ダウニーJr.はますます目が窪んできてるけど、いい役だったなぁ。刑事さんの蝶ネクタイ、クロエのメガネ、ジェイクが飲んでた青い酒、映写技師のビビらせおやじ・・・。影があって謎めいていて粋な感じの、映画全体に漂う雰囲気が好きだなぁ。