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バベル

CINEMA

バベル

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
BABEL
2006年 アメリカ

監督の芸風は特に変わりはないものの、重さは徐々に軽くなっているのかもなので、今作がいろんな賞レースに顔を出すなど、いちばん一般受けするのも納得の内容。話題の菊池凛子は女子高生としては無理がある気もしますが、制服姿と外国人目線では高校生として問題ないのでしょう。露出が多すぎでしたが役はよかったと思います。もっと絶望的な映画かと思いましたが、となりの人の手を握りたくなるような映画でした。全体的に途中で終わっちゃった気もしないでもない・・・。

東京裁判

CINEMA

東京裁判

監督:小林正樹
1983年 日本

第二次世界大戦終戦後に行われた
東京裁判こと極東国際軍事裁判のドキュメント映画。日本の歴史教育は縄文時代が出発点であるため、近現代史のところがうやむやであることが多いわけで、こうした当時の映像で生々しく戦争の時代を振り返ることは、重要なことなのかもしれない。朝まで生テレビなどでよく話題になる東京裁判が、裁判として問題だらけの正当性を欠いた一方的なものであったことを、ようやくはっきりと知ることができたし、日本人戦犯をアメリカ人が弁護していたことなど、いろいろ驚きや発見のある映画だった。時代は変わると言えども、戦争と敗戦を経験して今の日本があることを、しっかり認識しておかねばなぁと思う。

ロッキー・ザ・ファイナル

CINEMA

ロッキー・ザ・ファイナル

監督:シルヴェスター・スタローン
ROCKY BALBOA
2006年 アメリカ

シリーズ第6作『ロッキー・ザ・ファイナル』。タイトル通り、ロッキーシリーズの最後を見届ける、切なさとわびしさが全編を覆っていながらも、サービス精神満載で気持ちの良い、実にロッキーな映画だったと思う。とうとう最後までレギュラーを務めたポーリーが「オレはロクでなしな兄貴だった」と語ったところが、今回いちばんグッときたなぁ。如何にしてロッキーはリングからエイドリアンと叫ぶに至ったか、その小さな美しい物語から30年。この原点の第一作が本当に素晴らしくて素晴らしくて大好きで、そこだけはわかってほしいと強く願うのであります。

インファナル・アフェア

CINEMA

インファナル・アフェア

監督:アラン・マック、アンドリュー・ラウ
INFERNAL AFFAIRS
2002年 香港

『インファナル・アフェア』三部作をまとめて鑑賞。ハリウッドリメイクの『ディパーテッド』がアカデミー賞を獲ったりしたこともあり、前後の話も観てみようかと思ってやってみました。ストーリーの時制順に『II』『I』『III』の流れで観ましたが、『III』は現在と過去が入り乱れでかなり混乱するなぁ。ヤンとラウとサムと警視の四者がものすごく高いレベルで、ギリギリの駆け引きを繰り広げる映画のテンションを思うと、やっぱ『I』の完成度が群を抜いております。素晴らしいです。

イン・ザ・プール

CINEMA

イン・ザ・プール

監督:三木聡
2004年 日本

松尾スズキが精神科医を好演してますが、奥田英朗の原作を松尾スズキをイメージしながら読むほうが、実は楽しかったりしますね。原作と映画は別物だとわかっていても、イコールで結びつけたくもあり、そこが難しいところです。

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

CINEMA

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

監督:トミー・リー・ジョーンズ
THE THREE BURIALS OF MELQUIADES ESTRADA
2005年 アメリカ・フランス

トミー・リー・ジョーンズの監督・主演でテキサス南部を舞台にしたローカルな一本。男の友情、仁義をためらわず、彼なりに落とし前をつけさせるまでを描いた静かなロードムービーでもありました。

木村カエラ [ 2007.04.11. 横浜BLITZ ]

LIVE

木村カエラ [ 2007.04.11. 横浜BLITZ ]

横浜BLITZはじめてでしたが、音良いし、キャパもまあまあでよかったです。あとステージが30~40センチくらい高ければ観やすいのに。木村カエラが小さいのでなおさらねぇ。ライブは知ってる曲ばかりだし、バックバンドにアイゴンがいて頼もしいし、何より今や絶頂期かもしれない昇り竜の勢いの彼女だけに、このタイミングで楽しめて良かったです。改めてライブで聴くと、奥田民生作曲&プロデュースの「BEAT」が出色の出来であることを実感しましたね。あとライブ前のビールは、今後しばらく控えることにしようと思いました。また途中でトイレに行ってしまいましたよ。他のアルコールの方がいいのか?

set list
1.L.drunk 2.JOEY BOY 3.TREE CLIMBERS 4.Ground Control 5.リルラリルハ 6.Twinkle 7.ワニと小鳥 8.Snowdome 9.never land 10.You 11.Circle 12.SWINGNG LONDON 13.きりんタン 14.BEAT 15.You know you love me?
encore
16.sweetie 17.Magic Music
BECK [ 2007.04.08. ZEPP TOKYO ]

LIVE

BECK [ 2007.04.08. ZEPP TOKYO ]

最高に楽しかったです!!! ステージの中にミニチュアのステージがありまして、そこで衣装も同じのパペットバンドが、あやつり人形師によってずっと動きまくるという、こんなラブリーな演出されたら狂喜するしかないですよ。ダンサーのライアンもいたし、打楽器多いし、ほんとに楽しかったーー!! 食卓のコーナーではピクシーズをちらりと披露。

set list
1.Loser 2.Black Tambourine 3.New Pollution 4.Landslide 5.Girl 6.Time Bomb 7.Rentalcar 8.Motorcade 9.Mixed Bizness 10.Que Onda Guero~Nicotine & Gravy~Hell Yes 11.The Information 12.Nausea 13.Minus 14.Think I'm In Love 15.No Complaints 16.Devil's Haircut 17.Paper Tiger table set 18.Lost Cause 19.Jackass~Wave of Mutilation~Lonesome Whistle 20.The Golden Age 21.Clap Hands
encore
Puppetron "Bekzilla"
22.1000BPM 23.Where It's At 24.E-Pro
プロジェクトBB

CINEMA

プロジェクトBB

監督:ベニー・チャン
ROB-B-HOOD
2006年 香港

ジャッキー、そしてユン・ピョウ。もうこれだけで観るぞ!と思い立って観てしまいました。内容は『スリーメン・アンド・ベイビー』みたいな、赤ちゃんに四苦八苦するファミリー映画なので、ストーリーに緊張感がないため決死のアクションも無駄に体張ってる感じがしてならなかったですが、ジャッキーファンは楽しめると思います。セグウェイ乗ってみたいなぁ~。

絶対の愛

CINEMA

絶対の愛

監督:キム・ギドク
TIME
2006年 韓国・日本

邦題がイマイチ惹かれない気もいたしますが、これが最高におもしろかったぁ!!! こんなに狂ってて激しいラブストーリーは、フランス映画の専売特許だったように思ってたけど、キム・ギドク恐るべしですよ。整形後の主人公を演じた主演女優ソン・ヒョナ自身も、整形をカミングアウトしてるみたいだけど、非常に見応えがありました。