

ザ・ルーム・ネクスト・ドア
The Room Next Door
監督:ペドロ・アルモドバル
2024年 スペイン
アルモドバルの若かりし頃からすれば、信じられないくらいの品の良さ! ティルダ・スウィントン&ジュリアン・ムーア、両者際立つ洗練された会話劇の見事さ。癌からの回復が叶わないことを悟り、人生の最期を自らの意志で締める。尊厳死を望むという、これもまた人間の業を見つめた素晴らしい作品だった。


真夜中のパリでヒャッハー!
Babysitting
監督:ニコラ・ブナム、フィリップ・ラショー
2014年 フランス
フランスのコメディスター、フィリップ・ラショーの原点ともいえる2014年の監督デビュー作。ほぼほぼフランス版ハングオーバーで、めちゃめちゃ面白い! とにかく編集のテンポがよく、気付いたらイカれた展開に突入していて、常軌を超えてもキャラ達を不快には描かず、無駄に長いと思うところが一切ない、全編85分のキレの良さ!


SPARK! / 好芻
昨年夏の「途切れないで」に続く新曲。MVは前回のと同じタイミングで収録してるように見える。アヒト・イナザワ&中尾憲太郎を加えたバンド形態でのライブが観てみたい。


Broken Rage
監督:北野武
2024年 日本
たけし版『PERFECT DAYS』とも思えた、どこかわざとらしい前半。そんな老いた殺し屋のルーティーンを前振り扱いにして繰り返す、たけし版『ポプテピピック』という不気味な仕上がり。


映画 からかい上手の高木さん
監督:今泉力哉
2024年 日本
映画に先駆けて放送されたドラマ版が十分に素晴らしかった今泉力哉監督による実写版プロジェクト。中学生だった高木さんと西片が、10年経ち永野芽郁と高橋文哉になっての、すてきな両想い。おでこ全開で高木さんを演じ切る永野芽郁が眩しい!最後の教室でのふたりには、長年見守ってきた他人として、素直にグッと胸にきて、ものすごく良かった!!


blur:To The End
Blur: To the End
監督:トビー・L
2024年 イギリス
『blur:To The End』と『blur:Live At Wembley Stadium』を、全席スピーカー内蔵で振動も起こるシートという、みなとみらいの映画館で、それぞれ別料金だけど連続で! とにかくファン冥利に尽きる作品だった。ずっとファンでいるなんて、どうかしてるけど、幸せなことなんだとも思う。正論では幸せにならない。それでもやるかやらないかという関係性。特別視されるウェンブリー・スタジアム。旨味 umami って英語になってるんだという発見。『くるりのえいが』との近さ。


安藤裕子 アコースティックツアー『アナタ色ノ街 vol.2』番外編 ~ A HAPPY NEW YEAR Mr.HOLLOW 〜 2025.01.28. 三越劇場
12月に観た佐賀公演があまりに素晴らしく、この東京公演が楽器が変わる番外編ツアーファイナルということ、加えて格式ある会場にも惹かれ、期待を膨らませて観に行ってきた。最終的には5人がステージに集う特別な一夜となり、豊潤な音色と圧倒的な声にうっとり。やはりとんでもなく凄い。アコースティックツアー『アナタ色ノ街 vol.3』もまたいつかどこかの街で。新しいスタンプがあるといいなぁ。
1. A HAPPY NEW YEAR
2. All the little things
3. スキスギてズキズキ
4. お誕生日の夜に
5. のうぜんかつら
6. 私は雨の日の夕暮れみたいだ
7. 夜の怪物
8. Last Eye
9. 飛翔
10. Guardian of Paradise
11. 海原の月
encore
12. STEP OUT
13. 問うてる


オルフェ
Orphee
監督:ジャン・コクトー
1950年 フランス
1950年の芸術家ジャン・コクトーによる監督作。The Smiths「This Charming Man」のジャケットのシーンが出てハッとする。このカットを抜き取るモリッシーのセンス! さらに鏡の中に入ったりの展開を見進めていくと、床の模様がツインピークス!! なんというタイミングだろう。まさしく芸術は永遠なのだなぁと強く感じた。


マイ・ボディガード
Man on Fire
監督:トニー・スコット
2004年 アメリカ
メキシコを舞台にした誘拐劇で、後に兄リドリー・スコットが撮った『ゲティ家の身代金』にも通じる話でもあった。デンゼル・ワシントンのここでの元CIAの凄腕工作員というキャラクターは、『イコライザー』シリーズにて見事に再生された原点だったように見て取れる。


世界の涯てに
Lost and Found
監督:リー・チーガイ
1996年 香港
1996年製作で公開当時は金城武フィーバーが凄くて観なかったんだと思う。これが最近アマゾンに追加されていて、観てみたらめちゃめちゃ良かった。美しきケリー・チャンの人気も爆発したのも納得。監督のリー・チーガイ作品では『月夜の願い』が大好きだったなぁ。トニー・レオンが過去にタイムスリップして父親レオン・カーフェイに会うという『異人たちとの夏』や『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいな。
