ブラッドシンプル/ザ・スリラー
監督:ジョエル・コーエン
BLOOD SIMPLE [ 1999年 アメリカ ]
コーエン兄弟『ビッグ・リボウスキ』(別称『びっくり棒、好き』)以来の新作は自身1983年の長編第1作を再編集したもの。ストーリー・テリングの巧さは先天的な才能であろう。スリリングな展開で、緊迫した描写が最後まで飽きさせることなく続く。特に生き埋めのシーンはゾッとした。11月4日からシネマライズで公開だが、元はビデオ屋に行けばあるでしょう。フランシス・マクドーマンドが非常に若い。
オータム・イン・ニューヨーク
監督:ジョアン・チェン
AUTUMN IN NEW YORK [ 1999年 アメリカ ]
リチャード・ギア=モテモテ・リッチなオジさん(オジさま)。ウィノナ・ライダー=キュートな22歳、重い心臓病持ち。こんなお二人のラブ・ストーリーです。期待度ゼロという期待を見事に裏切らない映画です。
マルコヴィッチの穴
監督:スパイク・ジョーンズ
BEING JOHN MALKOVICH [ 1999年 アメリカ ]
ジョン・マルコヴィッチは知らなくとも、その狙った邦題にそそられて面白半分に観に行った客は、この映画をどう思うものだろうか。確かにシュールなお笑い多々あれど、こうもシリアスな人間ドラマが展開されようとは。ジョン・マルコヴィッチともうひとりの本人役の活躍に心から拍手を送りたい。
WIRE00 [ 2000.09.02. 横浜アリーナ ]
DJ : TAKKYU ISHINO, WESTBAM, SVEN VATH, HELL, FUMIYA TANAKA, CLAUDE YOUNG, DJ TASAKA
LIVE : DENKI GROOVE, THOMAS SCHUMACHER, ZOMBIE NATION, BEROSHIMA
テクノはよくわかんないんだけど、楽しかったワイヤー・パーティ。協賛のホンダのブースで写真とってもらってアンケートに答えてくじひいたらヘッドフォンもらっちゃったし、なんかいろいろあって楽しかった。奇行炸裂ゾンビ・ネイションのライブ、ドイツっ子の怪しさが滲み出た髪型がとってもヘンだったHELLのDJがよかった。16000人が踊り明かした12時間の長く幸せな夜は、石野卓球のアンコールで幕を閉じた。来年のWIRE01も行きたいな。
イルボン2000 / 電気グルーヴ
歓喜の嵐に包まれた3月の「ツアー・ツアー」からの音源を1時間に編集・ミックスしてリリースされた一枚。ツアー観に行った人も行けなかった人も、どうぞ聴いてください楽しんでください。ライブでは狂気と愛に満ち溢れた石野卓球の眼がすごく印象に残っているが、かえすがえすも本当にすばらしかった。究極のアッパー・エンタテインメント・ショーの大記録がここに凝縮。