

じゃりン子チエ
監督:高畑勲
1981年 日本
劇場版『じゃりン子チエ』を30年ぶりくらいに観る。物語は小鉄とアントニオジュニアの決闘まで。原作漫画にこの劇場版、そして後のテレビアニメと大好きだったチエちゃん。いま改めて観ても素晴らしく面白かった! 劇場版は吉本の豪華スター中心に凄すぎるメンツ。監督は高畑勲。個人的思い入れが強すぎる名作。それにしても大阪が誇る国民的作品でありながら、大阪でのキャラ展開が乏しすぎる『じゃりン子チエ』。街中にあふれるくらい、お土産とかグッズとかもっとなんとかなっていてもいいはずなのになぁ。


ゴッホ 最期の手紙
Loving Vincent
監督:ドロタ・コビエラ、ヒュー・ウェルチマン
2017年 イギリス・ポーランド
俳優使って実写で撮影したものを元に、オーディションで選ばれた125名の画家がゴッホのタッチで62,450枚の油絵を描いて、それをアニメで動かすという、制作手法の凄まじい狂い方もさることながら、しっかりと引き込まれるストーリーになっていて、凄く面白かった!!! ゴッホのマスターピースとともに、「ポートピア連続殺人事件」や「さんまの名探偵」のような懐かしの推理ゲームをやってるのを見てる感じ。


モリーズ・ゲーム
Molly’s Game
監督:アーロン・ソーキン
2017年 アメリカ
アーロン・ソーキン初監督作『モリーズ・ゲーム』。抜群に刺激的で面白かった! 才女やればピカイチのザ・ジェシカ・チャステイン・ムービーでもあり、今回も勝ち負けあれどやはり正しい彼女でした。近作も見事なくらいハズレがない。


ファブリックの女王
Armi Elaa!
監督:ヨールン・ドンネル
2015年 フィンランド
マリメッコの創業者アルミ・ラティアの半生を芝居仕立てで描いたイレギュラーな作品。カワイイ程度のブランドイメージで見てたら、かなりのパンチを食らうだろう。戦争と家族の不幸。ゼロからの叩き上げによる野心と成功。激情と飲酒と浪費という彼女のスタイルは、女性経営者として対男性という意識も強かったように思う。監督のヨールン・ドンネルは初期マリメッコの役員でもあったらしい。


笑う故郷
El Ciudadano Ilustre
監督:ガストン・ドゥプラット 、マリアノ・コーン
2016年 アルゼンチン・スペイン
すっごい面白かった! 監督が『ル・コルビュジエの家』を撮った二人(ガストン・ドゥプラット&マリアノ・コーン)で納得。今作もめっちゃブラック! 有名人との距離感を勘違いした人たちが、昨今のSNSでの問題を思い起こさせる。


ブレグジット EU離脱
Brexit
監督:トビー・ヘインズ
2019年 イギリス
スターチャンネルで緊急無料放送されたベネディクト・カンバーバッチ主演作『ブレグジット EU離脱』。イギリスのEU離脱国民投票を巡る両陣営の舞台裏が一気に描かれる興味津々な内容。データで権力を掴む時代を実感させられる。


スパイダーマン:スパイダーバース
Spider-Man: Into the Spider-Verse
監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
2018年 アメリカ
ドルビーアトモスのTOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7! コロンビアのロゴにエフェクトかかる上映開始から、忙しない情報量に考えることをやめにして、画面と音に没頭没入!!! 疲れるくらい楽しかった!!! 音最高!!!


サスペリア
Suspiria
監督:ルカ・グァダニーノ
2018年 イタリア・アメリカ
ルカ・グァダニーノ監督版『サスペリア』。あえて邦題をつけるとすれば『サスペリアPART3』かもしれないくらい、オリジナルとは別物のお話になってました。妖しさというより、まやかしの映像美。ルカ・グァダニーノ作品の常連ティルダ・スウィントンがトム・ヨークに、も、見えてくる。1977年のダリオ・アルジェント監督オリジナル版で主演のジェシカ・ハーパーはリメイク版にも出演しています。


クリード 炎の宿敵
Creed II
監督:スティーブン・ケイプル・Jr.
2018年 アメリカ
『ロッキー4 炎の友情』パート2。ドラゴではなく、クリードがヒョードルのようなトレーニングをするという!! ドラゴ父=ドルフ・ラングレンの切なさに、『ブレードランナー』レプリカントのルトガー・ハウアーがよぎった。ロッキーのスタローンとともに、名助演だったと思う。何かを受け継ぐということを考えさせられる、たまらない作品。


ボヘミアン・ラプソディ
Bohemian Rhapsody
監督:ブライアン・シンガー
2018年 アメリカ
平日昼間でもお客さんいっぱいのTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、まだ観てなかった『ボヘミアン・ラプソディ』を応援上映で鑑賞。監督はブライアン・シンガー(ただし撮影終盤に降板している)。製作にはブライアン・メイやロジャー・テイラーも入っており、まさにクイーンお墨付きの作品となっている。最後20分のライブエイド再現シーンは無条件でダダ泣き。映画がライブエイドで終わるがための改変には何の不満もなし。フレディがエイズで召される運命ながら、稀代のロックボーカリスト&パフォーマーとして圧倒的なカリスマを誇っていたこと、そしてクイーンというバンドの絆は存分に表現されていたと思う。俳優たちの本家への寄せ方も天晴お見事!
映画の構成はオアシスのドキュメント映画『オアシス:スーパーソニック』に似ていたようにも思う。無名時代の母体のバンドに天才的才能を持ったメンバーが加わることから始まり、ロックフィールド・スタジオが出てきて傑作を作ったり、ラストがバンドにとって歴史的なライブシーンという。どちらもUKが誇る超がつくメガバンドだったし。
今回初めて体験した応援上映は思ったより静かな印象。ただ、劇中流れる曲に英詞がついていっしょに口ずさめるので、よりエモーショナルな気持ちになれたように思えます。「伝説のチャンピオン」の「I Thank You All」のところで拍手したのは僕だけだったけど、最後は大きな拍手で終わって気持ちよかったです。
