

夜は短し歩けよ乙女
監督:湯浅政明
2017年 日本
傑作! 素晴らしく、ひたすらに楽しい!!! テレビシリーズだった『四畳半神話大系』と同じ座組ということで、セットで最高!


沈黙 サイレンス
Silence
監督:マーティン・スコセッシ
2016年 アメリカ
信じる者の救われなさったら。クリスマスのあとだけに、いろいろ考えさせられる作品でありました。


ダーティ・グランパ
Dirty Grandpa
監督:ダン・メイザー
2016年 アメリカ
『スプリング・ブレイカーズ』でもそうだったけど、フロリダのデイトナあたりはいつもウルトラハイなのでしょうか。バカだけど感心してしまう。


スター・ウォーズ 最後のジェダイ
Star Wars: The Last Jedi
監督:ライアン・ジョンソン
2017年 アメリカ
TOHOシネマズ新宿 IMAXにて、ようやくの『スター・ウォーズ:最後のジェダイ』をジェダイのJ列で鑑賞。つまらなくはないけど、良いのか悪いのかよくわからない! ただスター・ウォーズが終戦なのか敗戦なのか、その終わりに向かっている寂しさは感じる。


ゲット・アウト
Get Out
監督:ジョーダン・ピール
2017年 アメリカ
ファニー・ゲームな田舎の不気味さ全開のおもしろさ!!!!! いろんな映画を思い出したり、いろんな問題や面白さが詰まっているものの、観た人同士でしか何も話せない…。トランプの大統領就任で変更したというラストまで、多くの人に体験して欲しい今年屈指の作品。冒頭流れるチャイルディッシュ・ガンビーノ「Redbone」、日本で早くライブが観たい。


オン・ザ・ミルキー・ロード
On the Milky Road
監督:エミール・クストリッツァ
2016年 セルビア・イギリス・アメリカ
2008年マラドーナのドキュメント以来となる、エミール・クストリッツァ監督の新作。実話と寓話。人間と動物。戦争と平和。美女と野獣。音楽といろんな音。バイタリティをたっぷり感じる、それがクストリッツァ監督作を観る喜びなわけで、今作も目一杯楽しめました!


ダンケルク
Dunkirk
監督:クリストファー・ノーラン
2017年 アメリカ
最初の銃声音1発目から緊張感しかない。先日観た『新感染 ファイナル・エクスプレス』と同じく片道の行程の容赦ない苦難が、『桐島、部活やめるってよ』みたく複数の視点・異なる時間軸から描かれている。映像は言わずもがな、とてつもない音の凄さを体感する上で、IMAXで観れてとても良かった。


新感染 ファイナル・エクスプレス
Train to Busan
監督:ヨン・サンホ
2016年 韓国
ロメロ死すとも、ゾンビは死せず! 人間怖い! 子役凄い! 怪しい彼女、怪しい! KTXまた乗りたい! なかなかに雑だった『ワールド・ウォーZ』とは大違い! 『シン・ゴジラ』が描かなかった、国家災害パニック下での、市井の民の熱く愚かな人間ドラマ。『FLU 運命の36時間』以来の韓国産感染パニック娯楽映画の傑作!!!!! 釜山へ行こう。


ブルーに生まれついて
Born to Be Blue
監督:ロバート・バドロー
2015年 アメリカ・カナダ・イギリス
伝説的ジャズ・トランぺッター、チェット・ベイカーの半生を描いた作品。事実でないモノも盛り込みながら、音楽とドラッグに沈没する破滅的な生き様をやさしく映している。生涯ヘロインを絶つことができず、相当なろくでなしだったようだが、だからこその彼の音色なのだろう。チェット・ベイカーを初めて知った、エルビス・コステロ「Shipbuilding」でのトランペット・ソロは、いま改めて聴いてもゾクゾクする。


弁護人
The Attorney
監督:ヤン・ウソク
2013年 韓国
ノ・ムヒョン元大統領の弁護士時代がモデルになっていて、ソン・ガンホが演じている。ソン・ガンホにハズレなしと言われて10年以上経っていると思うけど、今作も必見の素晴らしい作品だった。80年代韓国軍事政権時代の国家保安法違反の冤罪事件・釜林事件。日本も国家が転覆しようがしまいが共謀罪法案が成立した以上、同じような状況になりうることを、この映画は訴えてくれているようにも思える。
