

コンビニ・ウォーズ ~バイトJK VS ミニナチ軍団~
Yoga Hosers
監督:ケヴィン・スミス
2016年 アメリカ
ケヴィン・スミスおなじみのジェイ&サイレント・ボブが、同じくいい塩梅のユルい女子高生に置き換わった感じで、めっちゃ面白かった! 美しきリリー・ローズ・メロディ・デップがとことんカワイイ!!!!! ハーレイ・クイン・スミスとのコンビもはっちゃけまくりで最高!(なんと幼稚園がいっしょだったそうな) 今作は実名クレジットのジョニー・デップもこのキャラクターが相当お気に入りのようで(『Mr.タスク』のあと、監督にまたやりたいと電話したらしい)、娘との共演も含めて楽しくて仕方がない感じの怪演をみせております。ちなみにデップファミリー、元パートナーのヴァネッサ・パラディに加えて、息子ジャック・デップと総出演。もうみんな楽しいのか、次回作も決定してます!


Mr.タスク
Tusk
監督:ケヴィン・スミス
2014年 アメリカ
ケヴィン・スミス監督による悪趣味ホラー・コメディ。ケヴィン・スミスだから観たような作品ですが(ちょっとエグいけど、ちゃんとおもしろかったです)、なんとジョニー・デップが変名で出演。さらにヴァネッサ・パラディまんまなデップの娘リリーローズと、監督の娘ハーレイ・クイン・スミスがコンビニ店員役で出演。さらにさらに、そのコンビニ店員ふたりを主演にしたスピンオフ作品『コンビニ・ウォーズ』が現在公開中!(こっちはヴァネッサ・パラディも出てるそうな) そんなわけで、ケヴィン・スミスファン&ジョニー・デップファン必見の注目作でした!


ハクソー・リッジ
Hacksaw Ridge
監督:メル・ギブソン
2016年 アメリカ・オーストラリア
汝、人を殺すなかれ。宗教映画の側面も大いにあるものの、このメッセージは万人にとって最重要なものだと思う。わが祖父も戦死した、終戦まであと3カ月の沖縄戦。もはや戦局は決定的だったはずなのに、民間人も含めてここまでの死者を積み上げた戦場。一方的ではなく、米軍にとっても地獄だったことは十分にわかった。


メッセージ
Arrival
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
2016年 アメリカ
メインビジュアルの例のソレは、日本では「ばかうけ」と言われてますが、物語の近さからエヴァンゲリヲンの使徒のようで、バリバリの緊張感・恐怖感・好奇心とともに見入ってしまいました。この作品についてはアレコレ事前情報なしに観るのが最適だと思うので、観た人と感想を話し合いたいと思う気持ちでいっぱいです。過去作全部傑作のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、今回も傑作でした!!!


LION ライオン 25年目のただいま
Lion
監督:ガース・デイビス
2016年 オーストラリア
ググるかググらないかは、あなた次第のこのご時世、タイトル通りに事が進むものの、物語のインパクトは絶大! 実話なせいか最後に本人の写真や映像が出るけど、感動作であればあるほど本人登場はちょっと醒めてしまうかも(犯罪ものだと生々しくてみぞみぞしがちですが)。ルーニー・マーラーはミレニアムシリーズのリスベットの面影がないくらい、可愛さ全開だった。


ムーンライト
Moonlight
監督:バリー・ジェンキンス
2016年 アメリカ
ラブストーリーとしては、至極まっとうな純愛映画だったと思う。ただ、ゲイの黒人男性同士の恋愛と彼らの成長を描いた意義は、アメリカ映画として大きかったのだろう。そしてこの物語が『ブロークバック・マウンテン』のような悲恋ではなく、未来のあるかたちを示したことに、いろいろあるけどそれでも世の中は良くなっていっているのではないかと思わせてくれる。


T2 トレインスポッティング
T2 Trainspotting
監督:ダニー・ボイル
2017年 イギリス
ちょっとどころではないくらい感動してしまった。大学生だった時代、宮崎の小さな劇場で前作を観てから20年。人生をちゃんと選んできたかはわからないけど、いまもサヴァイヴして生き残っていることは、よかったんじゃないかと肯定的に思えると同時に、20年のあいだに亡くなった友人のこともいろいろ思い出してしまった。ダニー・ボイル監督にとって、昨年の『スティーブ・ジョブズ』に続く大傑作だと思う。


キングコング 髑髏島の巨神
Kong: Skull Island
監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ
2017年 アメリカ
地獄の黙示録をなぞりながら、怪獣や巨大生物に襲われまくりで、めっちゃ楽しい!!! 怪獣同士のバトルもめっちゃ楽しい!!! 生存者が思ったより多かったのが不満かもだけど(『スターシップ・トゥルーパーズ』くらい容赦しなくていいのになぁ)、めっちゃ楽しい映画でした!! 三部作というかたちで続いていくようなので、楽しみです。


ラ・ラ・ランド
La La Land
監督:デミアン・チャゼル
2016年 アメリカ
TOHOシネマズ日本橋のドルビーアトモス劇場でデミアン・チャゼル監督『ラ・ラ・ランド』。素晴らしい!!! ザッツ・エンターテインメント!!! 音楽が流れ出す瞬間、タップが始まる瞬間。あふれるオマージュと情報量。エマ・ストーンの歌唱、ライアン・ゴスリングの微笑…。心躍り胸を打つシーンが幾度となく訪れる。映画館の帰り道、頭の中で音楽が流れたまま、歩道でステップ踏みたくなる。サントラ先に聴いてたけど「Take On Me」「I Ran」の辺りは入ってなかったよなぁ。


ドラゴン×マッハ!
SPL 2: A Time for Consequences
監督:ソイ・チェン
2015年 香港・中国
『ドラゴン×マッハ!』ことSPL2。バイオレンスハードアクションぶっちぎりの面白さ!!! スーツ獄長のマックス・チャンがカッコええ!!! 観に行けて本当に良かったと思える歓喜の一本。ちなみにドニー・イェン&サイモン・ヤム vs サモ・ハン(キンポー)&ウー・ジンの『SPL/狼よ静かに死ね』の続編とのことですが、物語に前作との関連は特になかったです。
